野中"まさ"雄一
「249」壊さなきゃいけないもの
錆びついたレールの上月の光が反射してるどれくらい待てばいいのか近づいて来る列車の気配ああ 不安は冷え切った闇の底永遠と続く一縷(いちる)の望み試される今壊さなきゃいけないものは目の前にあるものじゃなく越えられない 無理かもしれないと思う自分自身の弱さだろうただ見上げていたってその壁が消えることはない言い訳を考えるよりも...あなたからの卒業
今日のこの空の色をずっと 私は忘れないわ少し不安もあったけどとても大切な日になったあなたは少し先回りして微笑んでくれるどうして そんな優しくするの?決心したのに揺らいじゃうじゃない?突き放してよ 一人で生きろと…あなたからの卒業いつも 二人で歩いた白い砂浜で立ち止まる何を言えばいいのかなあ過去を振り返りたくはないあんな...知りたいこと、知りたくないこと
今だけがあればいい 過去も未来もいらない腕の中 抱かれているこの一瞬(とき)が偽りない世界どれほど二人が求め合ったとしても愛なんて永遠じゃないことはわかっているから誰もみな知らぬ間に不都合な記憶失って運命の残骸を涙で洗い流すでしょう今だけがあればいい やがて消える期待さえこれ以上 知りたくない 接吻(くちづけ)で何もか...ヘタレたちよ
Wow...(Wow...)さあ ヘタレたちよ頑張れ!「期待されてないって、すっごく楽なんだよね。あいつにはできるわけないって みんな思ってるからさ。確かにこういうの、向いてないし、一生懸命やらなくていい?」“頑張れ”って言葉 これ以上言いたくないだって君は充分 頑張っていること知っているからそこそこでいいんじゃない?...いつもの椅子
一番 お気に入りだった椅子にそっと腰掛けていつもと同じ この風景をただ眺めてた初めて 座ったのはいつのことだっただろうここから 見えるものが美しすぎて 息を飲んだ悲しいことがあった時だって逃げ出さなかったここにやって来て一人きりで背中を丸めた私にとってこの古い椅子が帰る場所だったそっと抱きしめてくれるかのように夢見てい...ざぶんざざぶん
Ho Ho Ho HoHo Ho Ho HoHo Ho Ho HoHo Ho Ho Hoざぶんざざぶんざぶんざざぶんざぶんざざぶんさざ波が壊れるテトラポッド心が洗われて 何か見えて来たやっぱりあなたのことが好きかもしれないって思ったでもそんなこと(でもそんなこと)言えないざぶんざぶんねえ何度も何度も同じ繰り返し考えたっ...嘆きのDelete
誰にも胸のどこかにあるのだろう隠しておきたい影いつかは忘れるさって放っておいた癒えていない傷口好きになったことそれを後悔はできないけど僕らが出会ったこと恨むしかない君のことはDelete過去をすべて消したい何か思い出すと苦しい恋の日々はDeleteKeyを押して削除I don't wanna rememberCause...君とどこかへ行きたい
「今年の夏は暑くなる」って気象予報士が言ってた「髪を短くしようかな」君がうなじを見せる手を伸ばせば届く距離に僕たちはいつもいる近すぎる関係じゃ恋は始まらないよ君とどこかへ行きたいんだここじゃないもっと遠くまで日常から脱出しよう線路は続いている泊まりがけは叱られるかな僕の知らない君を見たい窓の外の空はいつも今日と明日 違...そして僕は僕じゃなくなる
対岸に見える街の灯りが美しく瞬(またた)いて見えるけどどんな夜が囁いてるのか僕は知る術(すべ)ない君に何回LINEしたって既読がつかないのはなぜだろう?どこで誰と何しているのか?恋は疑り深いそれならいっそ 今すぐにでも君の元へ駆けつけたい桟橋から飛び込んで 海を泳いで渡ろう例え 雪が舞い落ちようとも…誰よりも 誰よりも...Nobody's fault
この世界を変えようなんて自惚れてんじゃねえよ知らぬ間に汚れちまった空は宇宙が見えない Blue自分が吐いた息と嘘で締め切った窓は曇ってるぜ心の空気を入れ替えろ!それでも夢を見たいならNo! No! No! 他人(ひと)のせいにするな鏡に映ったおまえは誰だ?勝手に絶望してるのは信念がないからだってもう気づけ!No! No...恋なんかNo thank you!
ねえそんなに優しくされちゃ嫌いになんかなれないじゃない?最後までズルイよもっと冷たくしてちょうだいもう一生 顔も見たくないそんな風に思わせて欲しい恋なんかNo thank you!あの場所で出会ってから 色々あった懐かしい日々友達から始まった2人の関係聴いている音楽も好きな映画も全然 違ってだけどなぜだか笑ってばかり ...思い出せる恋をしよう
どんなに歳月(とき)が過ぎ去っても君の顔が浮かぶだろう違う空を見上げていたって忘れないよ遠くから眺めてるだけなら 失っても傷つかないけど手に入れたらきっと怖くなるように…臆病な自分の性格 君は泣きそうな顔しながら前髪を下ろして 何を躊躇(ためら)うの?僕は君が好きで 君は僕が好きなだけだその先のことなんか誰もわからない...短日植物
シャララ…シャララ…いつの間にか影が伸びて夏が終わり夕方にはカーディガン 欲しくなったベランダから見える景色が昨日よりも寂しげに見えて来る大丈夫って強がりを言ったけれどそう言わなきゃ溢(あふ)れそうだった涙秋桜の花が咲くその頃には空の太陽は急ぎ足で沈んでしまうよ思い出を振り返る時間もなく風に揺れながら何を想うのか?シャ...右手と左手のブルース
人は誰だって一つくらい秘密を抱えてるでしょう胃の奥がキリキリ痛むのは誰かを欺く罰私だけが悪いわけじゃない開き直ってみたけどドライヤーで髪を乾かす時なぜだか涙が止まらない他人のものを盗もうなんて思ったこともなかったあなたは右手で私を抱きしめ左手で家庭を絶対守ろうとするのねそんなに器用に愛せやしないわ週末のベッドの寂しさ慣...