• 野中"まさ"雄一

    「249」
  • 壊さなきゃいけないもの

    壊さなきゃいけないもの

    錆びついたレールの上月の光が反射してるどれくらい待てばいいのか近づいて来る列車の気配ああ 不安は冷え切った闇の底永遠と続く一縷(いちる)の望み試される今壊さなきゃいけないものは目の前にあるものじゃなく越えられない 無理かもしれないと思う自分自身の弱さだろうただ見上げていたってその壁が消えることはない言い訳を考えるよりも...
  • 僕たちは空を見る

    僕たちは空を見る

    Wow wow Wow wow...「この道を歩き始めたのはいつからだろう僕たちはどこかを目指しているそこに行けば 夢が叶うって聞いた場所だそれが本当なのか、ただの噂なのかはわからないそれでもいい。僕たちは、立ち止まったり、振り返ったりはしない。青春とはそういうものらしい」風に運ばれて来た 潮の香りと波音は背伸びしても...
  • 鎌倉ひとり旅

    鎌倉ひとり旅

    耳を澄ましたらあの日と同じ鳥たちの歌と 波の音色濃緑と潮の優しい香り深呼吸して 最高の気分風情あるレトロ駅舎 ベルの音が響くよ江ノ電に乗って移ろう街並み眺めて心躍る息を呑むくらいに 麗しい街鎌倉ひとり旅途中下車をして二駅歩こう心地よい海風 頬に感じて古民家のカフェで至福の団子頬張って 猫が鳴いた出会う人の温かさ ほっと...
  • あなたからの卒業

    あなたからの卒業

    今日のこの空の色をずっと 私は忘れないわ少し不安もあったけどとても大切な日になったあなたは少し先回りして微笑んでくれるどうして そんな優しくするの?決心したのに揺らいじゃうじゃない?突き放してよ 一人で生きろと…あなたからの卒業いつも 二人で歩いた白い砂浜で立ち止まる何を言えばいいのかなあ過去を振り返りたくはないあんな...
  • 知りたいこと、知りたくないこと

    知りたいこと、知りたくないこと

    今だけがあればいい 過去も未来もいらない腕の中 抱かれているこの一瞬(とき)が偽りない世界どれほど二人が求め合ったとしても愛なんて永遠じゃないことはわかっているから誰もみな知らぬ間に不都合な記憶失って運命の残骸を涙で洗い流すでしょう今だけがあればいい やがて消える期待さえこれ以上 知りたくない 接吻(くちづけ)で何もか...
  • ヘタレたちよ

    ヘタレたちよ

    Wow...(Wow...)さあ ヘタレたちよ頑張れ!「期待されてないって、すっごく楽なんだよね。あいつにはできるわけないって みんな思ってるからさ。確かにこういうの、向いてないし、一生懸命やらなくていい?」“頑張れ”って言葉 これ以上言いたくないだって君は充分 頑張っていること知っているからそこそこでいいんじゃない?...
  • アキラ

    アキラ

    函館は今も 一番好きな街よ何度 訪れたって変わらないから坂道の途中 海が見えて来る度あの頃の潮風が 吹き抜けてくねえアキラ ねえアキラ 1から9まで嘘でいいから一瞬でも 愛してた それはホントだよね故郷(ふるさと)じゃない 半年住んだだけでもなんか懐かしくなって 泣いちゃうじゃない函館山から 夜の街を眺めればキラキラ輝...
  • WALK

    WALK

    どれほどたくさんの人に励まされてここまで来たんだろう優しい人たちがみんな 微笑んで見守ってくれてた信じられずに ひとり心閉ざしたりもしたね人恋しさに 愛が欲しくてコンクリートの部屋で 孤独だけ抱きしめてた先の見えない不安の中で 眠れない日が続いても怖がらないで 止まらないで涙を拭いて 笑顔を見せて僕は僕のまま そのまま...
  • いつもの椅子

    いつもの椅子

    一番 お気に入りだった椅子にそっと腰掛けていつもと同じ この風景をただ眺めてた初めて 座ったのはいつのことだっただろうここから 見えるものが美しすぎて 息を飲んだ悲しいことがあった時だって逃げ出さなかったここにやって来て一人きりで背中を丸めた私にとってこの古い椅子が帰る場所だったそっと抱きしめてくれるかのように夢見てい...
  • ざぶんざざぶん

    ざぶんざざぶん

    Ho Ho Ho HoHo Ho Ho HoHo Ho Ho HoHo Ho Ho Hoざぶんざざぶんざぶんざざぶんざぶんざざぶんさざ波が壊れるテトラポッド心が洗われて 何か見えて来たやっぱりあなたのことが好きかもしれないって思ったでもそんなこと(でもそんなこと)言えないざぶんざぶんねえ何度も何度も同じ繰り返し考えたっ...
  • 嘆きのDelete

    嘆きのDelete

    誰にも胸のどこかにあるのだろう隠しておきたい影いつかは忘れるさって放っておいた癒えていない傷口好きになったことそれを後悔はできないけど僕らが出会ったこと恨むしかない君のことはDelete過去をすべて消したい何か思い出すと苦しい恋の日々はDeleteKeyを押して削除I don't wanna rememberCause...
  • 君とどこかへ行きたい

    君とどこかへ行きたい

    「今年の夏は暑くなる」って気象予報士が言ってた「髪を短くしようかな」君がうなじを見せる手を伸ばせば届く距離に僕たちはいつもいる近すぎる関係じゃ恋は始まらないよ君とどこかへ行きたいんだここじゃないもっと遠くまで日常から脱出しよう線路は続いている泊まりがけは叱られるかな僕の知らない君を見たい窓の外の空はいつも今日と明日 違...
  • そして僕は僕じゃなくなる

    対岸に見える街の灯りが美しく瞬(またた)いて見えるけどどんな夜が囁いてるのか僕は知る術(すべ)ない君に何回LINEしたって既読がつかないのはなぜだろう?どこで誰と何しているのか?恋は疑り深いそれならいっそ 今すぐにでも君の元へ駆けつけたい桟橋から飛び込んで 海を泳いで渡ろう例え 雪が舞い落ちようとも…誰よりも 誰よりも...
  • 誘われてエデン

    誘われてエデン

    甘い香りに ただ誘われて恋をした 罪でしょうかまどろみに 追いかけた愛は情熱と 眩暈(めまい)の蜃気楼その手をつかめば すり抜ける この胸にとまれこんなにも愛おしいなんて初めて知る 恋の味好きさ 好きさ 好きさ 好きさ 好きさ 好きさ大好きさ心も体も しびれてるよ エデン恋の虜(とりこ)で もう抜け殻さ夢でいい そばに...
  • Nobody's fault

    Nobody's fault

    この世界を変えようなんて自惚れてんじゃねえよ知らぬ間に汚れちまった空は宇宙が見えない Blue自分が吐いた息と嘘で締め切った窓は曇ってるぜ心の空気を入れ替えろ!それでも夢を見たいならNo! No! No! 他人(ひと)のせいにするな鏡に映ったおまえは誰だ?勝手に絶望してるのは信念がないからだってもう気づけ!No! No...
  • 恋なんかNo thank you!

    恋なんかNo thank you!

    ねえそんなに優しくされちゃ嫌いになんかなれないじゃない?最後までズルイよもっと冷たくしてちょうだいもう一生 顔も見たくないそんな風に思わせて欲しい恋なんかNo thank you!あの場所で出会ってから 色々あった懐かしい日々友達から始まった2人の関係聴いている音楽も好きな映画も全然 違ってだけどなぜだか笑ってばかり ...
  • 思い出せる恋をしよう

    思い出せる恋をしよう

    どんなに歳月(とき)が過ぎ去っても君の顔が浮かぶだろう違う空を見上げていたって忘れないよ遠くから眺めてるだけなら 失っても傷つかないけど手に入れたらきっと怖くなるように…臆病な自分の性格 君は泣きそうな顔しながら前髪を下ろして 何を躊躇(ためら)うの?僕は君が好きで 君は僕が好きなだけだその先のことなんか誰もわからない...
  • 短日植物

    短日植物

    シャララ…シャララ…いつの間にか影が伸びて夏が終わり夕方にはカーディガン 欲しくなったベランダから見える景色が昨日よりも寂しげに見えて来る大丈夫って強がりを言ったけれどそう言わなきゃ溢(あふ)れそうだった涙秋桜の花が咲くその頃には空の太陽は急ぎ足で沈んでしまうよ思い出を振り返る時間もなく風に揺れながら何を想うのか?シャ...
  • 青い鳥

    青い鳥

    どこへ行ったの どこへ行ったの少年は泣いていた 朝焼けの丘の上その手の中でふるえてた 青い鳥が飛んで行ってしまった あの窓辺からどこへ行ったの どこへ行ったの見上げた空は 答えない少年は思い出す 淋しさを分け合ったその手の中の温もりも 同じ命友のように歌った あのさえずりも二度と聞けない 二度と聞けない幸福(しあわせ)...
  • 右手と左手のブルース

    右手と左手のブルース

    人は誰だって一つくらい秘密を抱えてるでしょう胃の奥がキリキリ痛むのは誰かを欺く罰私だけが悪いわけじゃない開き直ってみたけどドライヤーで髪を乾かす時なぜだか涙が止まらない他人のものを盗もうなんて思ったこともなかったあなたは右手で私を抱きしめ左手で家庭を絶対守ろうとするのねそんなに器用に愛せやしないわ週末のベッドの寂しさ慣...