• 北原じゅん

    「99」
  • 骨まで愛して

    骨まで愛して

    生きてるかぎりは どこまでも探しつづける 恋ねぐら傷つきよごれた わたしでも骨まで 骨まで骨まで愛して ほしいのよやさしい言葉に まどわされこのひとだけはと 信じてる女をなぜに 泣かすのよ骨まで 骨まで骨まで愛して ほしいのよなんにもいらない 欲しくないあなたがあれば しあわせよわたしの願いは ただひとつ骨まで 骨まで...
  • 青春無頼

    青春無頼

    青春それは一度限りのものだから俺はやりぬくんだやると心に決めたなら貫き通すさどこまでもたぎるこの胸この血潮雨も嵐もついてゆくそれが男だ 青春だ今はどん底惨めでも明日の俺に虹が待つ咲くも待たずに散る花を惜しむ心は俺にないそれが若さだ 青春だ青春それは二度と来ないだが俺は後へはひかない弱音あきらめ尻込みは俺には縁のない言葉...
  • 三日月桟橋

    三日月桟橋

    夜の汽笛は 淋しいものねまして別れの 出船ならこの身をふたつに ひき裂いてついて行きたい あの人に呼んでみたって 波また波の三日月桟橋 あゝ…恋が散る泣いて他人に 戻れるならばお酒なんかにゃ すがらない海鳴りひびけば また浮かぶ忘れられない 面影が…なんで今さら いいことばかり三日月桟橋 あゝ…夢に見る帰る人やら 帰ら...
  • 回転禁止の青春さ

    回転禁止の青春さ

    俺の選んだ この道が廻り道だと 云うのかい人の真似して ゆくよりかこれでいいのさ このままゆくさゴーゴーゴー レッツ ゴーゴーゴーゴーゴー レッツ ゴー回転禁止の 青春さかわいい娘に であったらちょいとサイレン 鳴らすのさ通りすぎれば それまでさうしろなんかは ふりむかないぜゴーゴーゴー レッツ ゴーゴーゴーゴーゴー ...
  • 落日

    落日

    うらぶれこの身に 吹く風悲し金もなくした 恋もなくした明日の行方が わからないからままよ死のうと 思ったまでよ生まれた時から この世のつらさ知っているよで なにも知らずに落ちてはじめて 痛さを知って恋にすがって また傷ついたそれでもこの身を つつんでくれる赤い夕日に 胸をあたためどうせ死ぬなら 死ぬ気で生きて生きて見せ...
  • 東京みれん雨

    東京みれん雨

    愛してるから 別れがつらい恋のしずくの こぼれ雨せめて送ろう 空港ロビー誰が濡らすか 赤い靴ああ東京 みれん雨ふる恋ははかなく 悲しみながく別れ涙は ブルージン生きていたなら どこがで逢えるこれが終りじゃ ないんだよああ東京 みれん雨ふる濡れて風邪など ひくんじゃないよ別れ言葉に むせび雨君の香りは エリカの花か抱けば...
  • 骨まで愛して

    骨まで愛して

    生きてるかぎりは どこまでも探しつづける 恋ねぐら傷つきよごれた わたしでも骨まで 骨まで骨まで愛してほしいのよほしいのよやさしい言葉に まどわされこのひとだけはと 信じてる女をなぜに 泣かすのよ骨まで 骨まで骨まで愛してほしいのよなんにもいらない 欲しくないあなたがあれば しあわせよわたしの願いは ただひとつ骨まで ...
  • 男の劇場

    男の劇場

    正しい者が 勝たいでなるかそれがこの世の 真理(まこと)じゃないか忍の一字に 望みをかけてじっと出を待つ 来島瀬戸の渦も知ってる 男のロマンできないがまん するのががまん怨みつらみの 百万言は腹に収めて にっこり笑うがまん男の がまんの前に壁は崩れる 氷もとける自分の身なりに かまっちゃおれぬ後はたのむぞ 可愛い女房(...
  • 君だけを

    君だけを

    いつでも いつでも 君だけを夢にみている ぼくなんだ星の光を うつしてる黒い瞳に 出合うたび胸がふるえる ぼくなんだいつでも いつでも 君だけが待っていそうな 街の角そんな気持に させるのは君の素敵な 黒い髪雨に濡れてた 長い髪いつでも いつでも 君だけと歩きたいのさ 夜の道ふたつ並んだ あの星もいつも仲良く ひかって...
  • 君だけを

    君だけを

    いつでも いつでも 君だけを夢にみている ぼくなんだ星の光を うつしてる黒い瞳に 出合うたび胸がふるえる ぼくなんだいつでも いつでも 君だけが待っていそうな 街の角そんな気持に させるのは君の素敵な 黒い髪雨に濡れてた 長い髪さようなら さようなら若いぼくらの 修学旅行いつでも いつでも 君だけと歩きたいのさ 夜の道...
  • 兄弟仁義

    兄弟仁義

    親の血をひく 兄弟よりもかたいちぎりの 義兄弟こんな小さな 盃だけど男いのちを かけてのむ義理だ恩だと 並べてみたら恋の出てくる すきがないあとはたのむと かけ出す露路にふるはあの娘の なみだ雨俺の目をみろ 何んにもゆうな男同志の 腹のうちひとりぐらいは こういう馬鹿が居なきゃ世間の 目はさめぬ...
  • 命くれない

    命くれない

    生まれる前から 結ばれていたそんな気がする 紅の糸だから死ぬまで ふたりは一緒「あなた」「おまえ」 夫婦みち命くれない 命くれないふたりづれ人目をしのんで 隠れて泣いたそんな日もある 傷もある苦労積荷の 木の葉の舟で「あなた」「おまえ」 あぶな川命くれない 命くれないふたりづれなんにもいらない あなたがいれば笑顔ひとつ...
  • 兄弟仁義

    兄弟仁義

    親の血をひく 兄弟よりもかたいちぎりの 義兄弟こんな小さな 盃だけど男いのちを かけてのむ義理だ恩だと 並べてみたら恋の出てくる すきがないあとはたのむと かけ出す露路にふるはあの娘の なみだ雨俺の目をみろ 何んにもゆうな男同志の 腹のうちひとりぐらいは こういう馬鹿が居なきゃ世間の 目はさめぬ...
  • 忘れ傘

    忘れ傘

    ごめんネまたまた 酔っ払いしちゃったネはしゃいで切ない 情け水しのび雨降る こんな夜はああ あなた あなた あなた逢いたいのわたし 酒場の忘れ傘わるいネまたまた 泣き上戸しちゃったネ泣いたらとまらぬ なみだ癖背中さすって 慰めてああ あなた あなた あなた抱きしめてわたし 酒場の忘れ傘ごめんネまたまた 酔っ払いしちゃっ...
  • 赤いヘルメット

    赤いヘルメット

    赤い太陽 かわいたこころ蒸発しちゃった 俺の心すてにゆくんだ このかなしみを風が裂けるぜバババ バババ バババ バババ バー花も小鳥も どいてなよやけるエンジン すっとぶ単車うしろへとんでく 排気音ゆれる青空 しびれるこころあんな娘(こ)なんかバババ バババ バババ バババ バー忘れちゃったぜ ほんとだぜ白い雪山 みど...
  • 俺の涙は俺がふく

    俺の涙は俺がふく

    俺だってッ!かわいそうにと なぐさめられてそれで気がすむ 俺じゃない花がひとりで 散るように俺の涙は 俺がふく負けてたまるかッ!ひとつしかない 太陽だって泣けば二つに みえるのさ風がひとりで 唄うように俺にきかせる 俺のうたいまにわかるさッ!もしも俺(おい)らが 女の子ならおれは俺らに 惚れてやる月がひとりで ひかるよ...
  • 回転禁止の青春さ

    回転禁止の青春さ

    俺の選んだ この道が廻り道だと 云うのかい人の真似して ゆくよりかこれでいいのさ このままゆくさゴーゴーゴー レッツ ゴーゴーゴーゴーゴー レッツ ゴー回転禁止の 青春さかわいい娘に であったらちょいとサイレン 鳴らすのさ通り過ぎれば それまでさうしろなんかは ふりむかないぜゴーゴーゴー レッツ ゴーゴーゴーゴーゴー ...
  • 狂った時計

    狂った時計

    なんだって! どうしたって! いいじゃないか!だからいいじゃないか!逢わなきゃよかった あの娘(こ)に逢って胸の時計が 狂ったぜ鼓動がチクタク 早くなるやたらにジリジリ ベルが鳴るショック ショック ショックショック ショック恋のショックだしゃくだが俺は 惚れたんだ力んでみたけど あの娘にゃ弱いねじが戻って しまうんだ...
  • 燃えろ青春

    燃えろ青春

    涙のなかへ 青春をなげてうずめて 唄うのさ夜の芝生へ ころがった涙よおれを すてるなよ荒れるぜ胸の 奥底で恋という字の まぼろしが夢にだいても 雪のよにあの娘(こ)の影が 消える夜あの娘を好きに なってから俺は仲間を すてたのさひとり夜更けの 外苑をさまよう癖が ついたのさ...
  • 夕陽に叫ぶ歌

    夕陽に叫ぶ歌

    どうせ夢だと あきらめないさおれはどうせが 大嫌い赤い夕陽よ もうすこし沈まないで 沈まないで いておくれ泣いて二三歩 歩いてたらすぐに涙が とまるのさ白い野の花 胸にさしうしろなんか うしろなんか みないのさおれのこの目で みつめたならばきっとあの娘(こ)は 燃えちまう今日は黙って ゆくけれどいつの日にか いつの日に...