• かなで

    「8」
  • まなざしのミ・アモーレ

    まなざしのミ・アモーレ

    なにごともないように わたしを抱くあなたまぶたにキスひとつ 魔法がきいてくる窓のむこうは真昼 ふたりは人魚ねみつめれば Te amo 秘めごとの夜息が止まるほど 愛されてTe amo con todo mi corazonMi amor あなたのまなざし惑いも過去も 包み込むようにMi amor 夕陽がとけていつしかふ...
  • 「好き。」と言われるまでの5分間

    「好き。」と言われるまでの5分間

    映画みたいな恋なんて おとぎ話と思ってたでもね、奇跡が起こりそうなの目と目が合うたび 逸(そ)らしちゃうけど偶然じゃないこと 気がついていたいつものカフェ いつもとおなじ席で恋の時計が ねえ、動きはじめる君に「好き。」と言われるまで あと5分間 ときめくまっすぐ逃(のが)さずに 私だけ見つめる うつむいていてもわかる微...
  • 蒼風のニルヴァーナ

    蒼風のニルヴァーナ

    手のひらの夢 こぼれ落ちた星屑の破片つなぎ合わせて 凍えた傷痕に くちびるをかさねてどんな悲しみも 胸の炎が 溶かすだろうだから泣いてもいいよ 今はそう心の中 閉ざした涙を 解き放て…蝶の羽ばたきが 未来を導く遠く高く (虹を翔ける) 無心の風になってきっとその彼方で 何かが待ってるつないでゆく (おそれないで) 小さ...
  • 月蝕のヴァニタス

    月蝕のヴァニタス

    どんな穢れのない無垢な瞳にも 翳り射す儚いさだめ美貌の月下には砂上の楼閣 音もなく失われた場所思い知るだろう 愚かな選択 薄ら笑いの神の羊たちよ狂気孕んだ夢掲げて 正しいものだけを壊してゆく今ここに映るすべてが 偽善のまやかしなら犠牲者の屍が 真の意思を語るだろうその時を待てり 新世界の胎動 覗き込む深淵に 連鎖してく...
  • どきどきすること

    どきどきすること

    放課後の校庭で 走る君みてた夕焼けに伸びる影 あかね色笑顔ふいにうごきだす鼓動ははじめての気持ち どおしたのどきどきしてるの 甘くてすこし切ない(これってなあに?)優しい夕風 ふわりと空まで届きそうわくわくしてるの 心の色が変わった(夢をみてるの?)なにかがはじまる友達とけんかして 涙ぐみ歩く強がって背をむけた 本心じ...
  • 幻影のメビウス

    幻影のメビウス

    封じらた記憶の影を 映し出すデジャヴの迷路に残された未来への扉目を閉じて視ているファンタジー まぶたの裏で解く真実感じるのは微かな光だけ環状線のラビリンス 記憶の糸は 神の指令で矛盾にまみれてく僕が僕であるメモリーが 狂いだすその前に約束する この愛はきっと守るよ君が君であるその理由は 追想の黙示録ゆがむ回路 ほどく螺...
  • キズナノミライ

    キズナノミライ

    君がそれを望むなら 未来はいつも選べるできないなんて 理由(わけ)はいらない傷(いた)み庇うだけの手じゃ 夢はつかまえられない絡みついた鎖をほどいて あの空へひとり泣いてた夜に 教えられたいつでも何度でも 明日(あした)はやって来ることキズナノミライが 君の行く手を照らすよ過去に置いてきた 足跡が背中を押す臆病でもいい...
  • 眠リノ森

    眠リノ森

    棘のような下弦の月 夜ごと夢にユラリゆられ僕の名前歌う 甘い声に彷徨(さまよ)う閉じていく螺旋(らせん) 時のない森で 美しい君が呼んでいる遥か遠い記憶 迷宮の扉開くよ 君に導かれフレル オチル リアル モエアガル 熱がやっと見つけた 暗闇の中 甘い蜜を長い腱毛(まつげ)触る 風にさえジェラシー僕を見つめて 伸ばす両手...