月下(富田美憂)
「2」月来香
出会った時 この心に微かに灯った 息吹がある人知れずに 咲いては散るこの胸の奥の 不思議な感情(はな)孤独な 暗い夜がそっと柔らかく 色づいてく貰ったものはただ 闇照らす光ひっそりと 温かな実を結んだあなたの声に吹かれ 初めて気づいた優しくて あったかくて これがたぶん優しさって 香りなんだよその姿を 見失っても貰った...待宵月
きらきらした街並み 知らない風の香り期待と不安が混ざった 淡い匂い知らない“ミチ”の先 踏み出す時は少し勇気がいるけど遠くから 見てるだけでは気づけないものがある きっと…昼の空ひっそり浮かぶ 白い月のように毎日に潜んだ ステキ探そう“勇気”という光照らし 見てみたい未来(けしき)へ時計回り 進んでこうよ ずっと…眠り...