• kemi

    「31」
  • 嗚呼

    嗚呼

    紙切れ一つで 人を精査するこの世界に あぁ 嫌気がさしたなぁ。地位と名誉等に 無縁だった僕はそもそも何にも 興味がないんだ。あぁ うまくいかないもんだなぁ。あぁ 一体何が辛いんだろう?眩しい光が 僕を包んでこのまま 息絶えてもいいや。あなたの 屈託ない笑顔をひたすら 思い出していた。明け方の悪夢に ひどくうなされてなの...
  • カゲロウ

    カゲロウ

    ふいに 足がすくんだ先は 見えぬ気がしたなのに のめり込んでたいつか 分かり合えると開いた温度差は視界を揺らして隠した強がりは天を焦がした貴方と語り明かした愛は 陽炎ぼやけて不確か読めない本音(こころ)しがみついては一人どこへ向かえばいいのだろうついに 幕を下ろした予感は 当たってしまった既に 術はなかった今は 夢か現...
  • ズル

    ズル

    朝が来なければ、、、夢を見なければ、、、押し付け挙句胸を 撫で下ろし自分さえよければいいずるいな貴方だけ楽をして生きてるなんてずるいな私だけ苦労して生きてるなんて夜に溺れては、、、闇を広げては、、、隠し続けた悲鳴が 暴れ出しいい加減解放されたい優しさを 投げ出してどこへ行こう 何になろう欲張りで 傲慢な連鎖から 逃げ出...
  • 一匹狼

    一匹狼

    訳もなく 死にたくってひとりでに 空を仰ぐ忘れたい 過去がそっと胸を突いて 離れてくれない(なぁ)頭の右側が痛み出して(あぁ)また始まったループどれほど 苦しみ 嘆き 生きてきたの?どれほど 悲しみ 泣いてた?ひとりで化けの皮を剥がした あいつの言葉が耳に残って今でもなお 私たちを 弄ぶ意味もなく 焦り出して掛け違えた...
  • 夏の糸

    夏の糸

    息が止まるかのような出会いに高鳴る鼓動 手繰り寄せる糸迷わずに手を差し出す君は私の姿に誰を見たんだろう一緒に過ごす時間は見えない壁で遮られ仮面を被った私で偽り踊る君の好きな私を演じてひきつる笑顔を隠して私は何一つ君のことを知らない君の隣に寄り添い見上げた空を彩る色とりどりの花ノ輪は儚く開いて消える胸を締め付けるような毎...
  • 被害妄想

    被害妄想

    『何処かに行って。』遠くで響いた声忘れ得ぬ人と 忘れたい 悲運な事情目配せ 指差し 見つめ合う女の人2人で話してるのは 私の 話でしょう?いつからだろう妄想だけが大きくなって何かに見張られたような気分だちぐはぐな言動を修正できないまま勝手にひとりで落ちていくんだ瞳を閉じると 誰かが笑ってざまあみろと 言っているような気...
  • 生まれ変わったなら

    生まれ変わったなら

    恋い慕う 気持ちは 抑えられずにひたすら 私の 心を壊したuh uh生まれ変わったなら 美しい身体と貴方に相応しい女に何にも困らない幸せを手にして一度だけ 笑って みたい飛び交う 噂は 止まることを知らずにあること ないこと 膨らんで 弾けたuh (もし来世で)uh (出逢えたら)生まれ変わったなら 両手に猛毒を誰にも...
  • 超克の華(re-recording version)

    超克の華(re-recording version)

    毎日おんなじ時間を繰り返しいつまで続くの?狂ってしまいそうプライドを潰すものは誰も許さない傷口が疼く夜に最後の祈りを決して楽じゃない生きていくことは愛に憎まれ運に見放されて君も私も裏切りが見え隠れするI'm lonely人として終わってる そんな気がして怖いあいつの持ってるものは 大したものじゃない脈うつ生命(いのち)...
  • 棘

    空回りしてた 毎日に埋もれ生きる勇気も 死ぬ勇気も出なかった(ほんとは) 怒鳴りたかった(ほんとは) 殴りたかった(何にも) 気にせず笑う(あなたの) ような部外者をその棘のある言い方がずっと僕の胸を殺す 深く深く深くどちらかと言えば 損をする性格で傷ついた分だけ 傷つけたくもなった(ほんとは) 許したかった(ほんとは...
  • 彼岸花

    彼岸花

    遠い 記憶苦い 涙あの日 誓う夢の ごとく顔を塗り替え 身体を取り替え 貴方を騙すわ美貌に惹かれ 女を愛した男の結末を讃えるはじめから 私など 存在しなかった(What goes around, comes around)貴方が求めたのは 欲望と幻いえー いえー いえーああー ああー ああー淡い 期待裏切る 業(カルマ...
  • 復讐劇

    復讐劇

    人の形で 息を潜め私とあなたに 毒を盛る自覚のないまま 切り裂き続け優越の海に 浮かんで眠るだから嫌なんだよ そういう奴求めもしてない 指図だけ並べてイかれた獣に 遠慮はいらない 倒せ“ワタシ”の仇だ 命乞いをして 喚けよ生きる気力を 削がれた この恨みは消せない今 歯車を回して 復讐を掌を返し 媚びを降らせて罪滅ぼし...