KFK
「48」Cinderella
これ以上何を失くせばいいのその階段に足を掛け上ってくシンデレラにはガラスの靴を手にした物は幻と分かってたあなたは弱くって 全てを欲しがって手に入れたのは砂の城崩さないようにって 涙を落として見送る針は12時を過ぎ心があるよ あなたの中に汚れていても失くせなかったものできればそっと触れたいけれど手を開くことが出来なかった...Snow white is dead
ありふれた話のありふれた結末擦り切れたページに刻まれた景色気付いたらその手は 君の白い手は配役どおりにまたリンゴを探してしまうだろう悲しいこともないきっと いつものように目を閉じてもう2度と覚めないように 最後のページを破ったある晴れた世界に憧れた彼女は埃まみれの古い本を読んだサンタクロース 今年は何もいらないから白雪...song of coffee cup
パレード 占い師 双子を乗せたベビーカーいかれた夢を見る回転木馬たち相変わらず僕ら まわり続ける世界で振り落とされぬよう 強く手を握った夕焼け空に観覧車は揺れる 止まり木を無くした鳥のためHello,Goodbye 涙さえ流す間もない僕らに永遠の夜が訪れて また明日って祈った哀れなるものたちへおもちゃの兵隊の行進が道を...Tell Tale of Tail
一晩中泣いていたら いつもの場所 星の屑浅黒い肌に瞳は空を見てた 彼女はいつも生まれ変わったらあなたに出会ったとき笑えるかな黒猫は尻尾を巻いて この世界に爪を立てる傷口から流れた血に気付かされる 生きていること声が届くように泣き続けた どこにいても見つけてよつまずくのはまだ上を向いていられる証拠だから 走れ16光年の距...bed
どうしようもなく醜い日も 花は枯れてまた咲くようにどうしようもなく美しい日を夢見ることができる心を殺すことに慣れたら もう少し楽になれるという疲れきって眠った小屋の中 汚れたベッドの上でこの世界がいつか壊れてしまったら夢の続きは誰が描くの?取るに足らない小さな夢さ明日もこのベッドで眠れるかなんて誰も分からないけれど大嫌...Mr.Frederick
キッチンに飾ったカトレアが枯れていた退屈な世界に痛みをくれたと君はそう言って 外を見てるレインコートの記憶 水溜り飛び越えた綺麗な目をしたフレデリックいつもどおり悲しい気分雨の雫みたいに落ちていくガラス窓の向こうで 一つになれたはずだったねえ君は孤独を隠そうとカーテンを引くもう一度寝たって リセットできる?夢の続きはも...little parade
教会へと続く行列を横切って逃げ出すように僕らは手を取り合ったすれ違う人に罵声を浴びせられてもきっとこの足を睨みつけ歩き続けたよ顔をあげた僕らは目を疑ったここはどこ? 眩しい光が目を奪う「いっせいのせ」って助走をつけて飛び込んだ追い風がサヨナラの声を奪った誰もが祈るように目を閉じた隙にステンドグラスに映る鳥は飛び去った見...レミー
取り払われた檻 我先にと逃げもしない大きな象牙がトレードマークの象の背中で彼女はささやく「失敗したらはなればなれね」燃え盛る輪が飛ぶ 誰もが眠る夜に廻る廻る 子供たちの白い目の上で僕ら痩せた肌を合わせたまま おどけてみせるよ生まれた場所さえ思い出せもしなくなった大きな足には鎖が繋がれているからレミー いつの日か誰もいな...