• 越山元貴

    「13」
  • 襟裳岬

    襟裳岬

    北の街ではもう 悲しみを暖炉で燃やしはじめてるらしい理由(わけ)のわからないことで 悩んでいるうち老いぼれてしまうから黙りとおした 歳月をひろい集めて 暖めあおう襟裳の春は 何もない春です君は二杯目だよね コーヒーカップに角砂糖をひとつだったね捨ててきてしまった わずらわしさだけをくるくるかきまわして通りすぎた 夏の匂...
  • 大空と大地の中で

    大空と大地の中で

    果てしない大空と広い大地のその中でいつの日か幸せを 自分の腕でつかむよう歩き出そう 明日の日にふり返るには まだ若いふきすさぶ 北風にとばされぬよう とばぬようこごえた両手に 息をふきかけてしばれた体を あたためて生きる事が つらいとか苦しいだとか いう前に野に育つ花ならば 力の限り生きてやれこごえた両手に 息をふきか...
  • お~い北海道

    お~い北海道

    おーい おーい 北海道 北海道おーい おーい 北海道 北海道おやじのおやじが ひらいた土地だよ北海道おーい おーい 北海道 北海道I'm A 北海道MANおやじのおやじが ひらいた土地だよ夢をたがやす しぐさがどこかどこか似てきた おやじの顔におーい おーい 北海道 北海道おーい おーい 北海道 北海道I'm A 北海...
  • 悲しみにさよなら

    悲しみにさよなら

    泣かないでひとりで ほゝえんでみつめてあなたのそばにいるから夢にまで涙があふれるくらい恋はこわれやすくて抱きしめる腕のつよさでさえなぜかゆれる心をとめられないでも 泣かないでひとりで ほゝえんでみつめてあなたのそばにいるから唇をかさねてたしかめるのに夢の続き探すのうつむいてひとつの夜にいることもきっとあなたは忘れている...
  • シルエット・ロマンス

    シルエット・ロマンス

    恋する女は 夢見たがりのいつもヒロイン つかの間の鏡に向かって アイペンシルの色を並べて 迷うだけ窓辺の憂い顔は 装う女心茜色のシルエットああ あなたに 恋心ぬすまれてもっと ロマンス 私に仕掛けてきてああ あなたに 恋模様染められてもっと ロマンス ときめきを止めないであなたのくちびる 首すじかすめ私の声も かすれて...
  • 知床旅情

    知床旅情

    知床の岬に はまなすの咲く頃思い出しておくれ 俺たちの事を飲んで騒いで 丘にのぼれば遥か国後に 白夜は明ける旅の情か 飲むほどにさまよい浜に出てみれば 月は照る波の上今宵こそ君を 抱きしめんと岩影によれば ピリカが笑う別れの日は来た 羅臼の村にも君は出てゆく 峠を越えて忘れちゃいやだよ 気まぐれカラスさん私を泣かすな ...
  • secret base~君がくれたもの~

    secret base~君がくれたもの~

    君と夏の終わり 将来の夢 大きな希望 忘れない10年後の8月 また出会えるのを 信じて最高の思い出を…出会いは ふっとした 瞬間 帰り道の交差点で声をかけてくれたね 「一緒に帰ろう」僕は 照れくさそうに カバンで顔を隠しながら本当は とても とても 嬉しかったよあぁ 花火が夜空 きれいに咲いて ちょっとセツナクあぁ 風...
  • 空と君のあいだに

    空と君のあいだに

    君が涙のときには 僕はポプラの枝になる孤独な人につけこむようなことは言えなくて君を泣かせたあいつの正体を僕は知ってたひきとめた僕を君は振りはらった遠い夜ここにいるよ 愛はまだここにいるよ いつまでも空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る君が笑...
  • 薄荷

    薄荷

    懐かしい青空と地平線が続いている僕が生まれ育った頃と何一つ変わらないまま錆びついたローカル線 薄荷の香りがする駅青春の1ページを彩っていた街並み離れて気づくことの方が多いのかもしれないたくさんの愛情や恵みの中で僕が育ってきたということ今もこの胸の中には大地で育くんだ力がある短い夏に流した汗や長い冬の寒さがあったからたと...
  • ペガサスの朝

    ペガサスの朝

    熱くもえる まるでカゲロウさ汗のしずくが とてもきれいだよ…めぐり逢いは 誰もいない海旅のはからい 感謝したいのさそう あの日から 時はペガサスの翼夢を背中に はばたいてあなたとは 恋といえない友達でいたい……ハロー・グッデイ・サンライズ朝も生まれたてサンキュー・グッデイ・サンライズそしてあいたくてかけておいで 僕の日...
  • 未来予想図II

    未来予想図II

    卒業してから もう3度目の春あいかわらず そばにある 同じ笑顔あの頃バイクで 飛ばした家までの道今はルーフからの星を 見ながら走ってる私を降ろした後 角をまがるまで 見送るといつもブレーキランプ 5回点滅ア・イ・シ・テ・ル のサインきっと何年たっても こうしてかわらぬ気持ちで過ごしてゆけるのね あなたとだからずっと心に...
  • 永遠

    永遠

    コーヒーメーカーが香りを運んだその瞬間に君の瞳が僕の顔を覗き込んでたダイアモンドだって敵わないくらいに毎日が光輝いてる君のせいだよ僕の心すべて奪い去ったから1000年先の遠い未来でも絶えることのない愛を伝えていたいよそこに僕らがいなくても永遠は確かにあるから愛しているよ これから先もずっと何が起きても寄り添って生きてい...
  • 旅立つ君にこの歌を

    旅立つ君にこの歌を

    旅立つ君に今この歌を向き合っては照れくさくて言えないことだから「ありがとう」って感謝の想いをメロディーに乗せて ただ歌うよ3月の淡い木漏れ日が春の訪れをそっと伝えて巡り来る桜の花びら出会った頃と同じように咲き誇るこの花びらが散り乱れていくように僕たちもそれぞれが選んだその道へ歩き始める旅立つ君に今この歌をやがて来る君の...