• コトリンゴ

    「104」
  • I'm home.

    I'm home.

    ある日 ふと目が覚めたら ボクは家族になっていたよだから おはよう って言ってみたよだから いってらっしゃい って言ってみたよ聞こえたかな? 聞こえてないよね? でもいいんだ家族になれたこと それが一番嬉しいんだきっと家族って 少しずつ家族になるんだろうねI'm home. Dear family. I'm happy...
  • あなたがそこで降りるなら

    あなたがそこで降りるなら

    ようこそ 晴れてよかった 今日はお供しますよく知るまちの知らない顔を 探しに行こうあなたがここで降りるなら狭い路地 古い手すり何気ない会話時の進み方ああ この旅で目覚めてくからだもこころも ああようこそ 雨のまちも素敵 まあのんびり行こう久しぶりだね この駅は何も変わらないあなたがここで降りるなら光る石 隠した道この角...
  • 愛しき春を

    愛しき春を

    芽吹く便り さそうあるく道 あふれゆくさえずり 小さな 笑みおとずれる春を 生きる窓あけ 風が舞いひかり 胸に 灯る木漏れ日の 道 見守る心に 咲く 言葉芽吹きの ときはちかくやさしき ひかり とどけばうたう 鳥 おどる 木々めぐりくる春を 生きるいつくしみ ときかけひらくやわらかにすける 花かおる風 ほほなで さそう...
  • ここ

    ここ

    目を開けてごらんそこにはささやかな日々と美しい世界わたしはほほえんでいるあなたとならどこでも特別な場所になるんだこころの窓を開けたら空を見上げるよ次の一歩はいつも自由で行くさ思い出してあなたの大切な人は誰胸を張っていいんだあなたの隣わたしの大好きな場所...
  • SOMEDAY

    SOMEDAY

    いつかぼくが 子どもだったときどんな世界が 見えていたんだろう?いつかぼくが 大人になったら今のぼくは どこに行ってしまうの?But I want to be bigger and bigger.I want to be bigger and bigger.But I want to be bigger and big...
  • 食べるのうた

    食べるのうた

    オギャーと泣いて 生まれた日から人は毎日 おなかが減るよごくごく ぱくぱく むしゃむしゃ ぺろり食べることは 生きることそれが明日の キミになる...
  • 小さな手のひら

    小さな手のひら

    小さな手のひらそっと触れた想いがたくさん 流れてきてぎゅっと握り返す本当は本当は知りたかった気持ち愛とか本当は本当は聞きたかった言葉ありふれた毎日を守られた居場所を悲しみよ消えろぼくらがいるさ高らかに鳴らせよ足踏みきゅっきゅっきゅ優しい人 君を守りたいぼくらは みんなで暮らしていこう小さなくちびるぎゅっとつぐんで夢とか...
  • つながるハピネス

    つながるハピネス

    ひとりぼっちで町を歩くよ遠くの明かりほっとするひかり階段かけおり早足でいくよ北風追い風ぬくもりの国へ家族と他人の間くらい大切な距離の感じここはいつでも「おかえりなさい」ここはいつでもあったかいのさつながるよハピネスつながるよハピネスつながるよハピネス伝わるよハピネスひとりぼっちも悪くないけどふとした時に会いたくなるのさ...
  • DOOR

    DOOR

    朝は来た窓の外に春ももれなくこの街に青空なのが近頃救いですどうしてますかあなたはいま窓を開けたらあなたの声が聴きたいな夜も来るいつも通り大事なことが照らされて未来はそこでふつふつしていますどうか元気でいてください窓辺のあまびこ世界をしずめてドアが開いたらあなたに会いに行こう朝は来た窓の外いつも通りドアが開いたらあなたに...
  • 日々是観光

    日々是観光

    小さな窓も季節は巡るでもホンネは物足りないのですその日暮らしは相変わらず余裕も暇もないけれど見つけました見慣れた空に退屈せずに暮らしてゆく方法眼鏡はずして髪を切るわたし今日は異邦人です尋ねてみよう カタコトでいつかどこかで出会う友に贈るためのオミヤゲ探してみようサイトシーイングな気分で財布をどこかに置き忘れても戻ってき...
  • また会うときは

    また会うときは

    好きな季節の話をしよう染まった葉っぱや虫たちの声実らぬ想い 優しく包む月明かり眺めて 過ごす夜海渡る鳥見送るいつも幸せを見つけられるように新しい季節に会いに行くねと結んだ約束胸に抱いて眠る好きな季節の話をしよういろんな命が目を覚ますわけもないのに そわそわめくるめく速さで世界は色づいてゆく上着を脱いで一緒に行こうぎゅっ...
  • 楽園をふたりで

    楽園をふたりで

    もう 君のこと 見え ないああ ひとり言 空に まうもう 君の声 聞け ないああ 笑い声 思い だす聞こえ たよ わか るよここにいる こと気づ いて 欲しいさあ どこへ行こう ふたりでさあ 君を連れ まだ 見ぬ ところへもう いられない ここ にはああ 探してる 僕の 場所話し たい いる のがあたりまえ だと思っ ...
  • わたしの居場所

    わたしの居場所

    おひさまが見えるまで悲しみが癒えるまで誰かの夢から覚めてやさしさを思い出すまでそっとそばにいさせて...
  • story

    story

    頭の中のワンダーランド作り出したあらすじ教えて これは 誰のお話目をそらし続けた傷口をのぞいたら見えたよもう だいじょうぶゆけるさtick-tock, tick-tock秒針が進むたび少しずつ 泡になってゆく鎖のような あの日の記憶も変われなかった 小さな自分も遠い日の出来事両手塞いでいたたくさんの思い出にさようならと...
  • たんぽぽ

    たんぽぽ

    鳥が運んでくれた種は静かに呼吸をしているよどんな景色が広がるかな思い描くよ土の中そっと覗いてみましょうか少しばかりは怖いけどおひさま満ちる世界が見たいこの気持ちは揺るがない風の音色が変わったら雨の棘がなくなったらあなたにはこの世界どんな風に見えますかここで私は根を張って夢の途中のため息で綿毛を遠く空いっぱいに飛ばして叶...
  • 隣組

    隣組

    とんとん とんからりと 隣組格子を開ければ 顔なじみ廻して頂戴 回覧板知らせられたり 知らせたりとんとん とんからりと 隣組あれこれ面倒 味噌醤油御飯の炊き方 垣根越し教えられたり 教えたりとんとん とんからりと 隣組地震や雷 火事どろぼう互いに役立つ 用心棒助けられたり 助けたりとんとん とんからりと 隣組何軒あろう...
  • みぎてのうた

    みぎてのうた

    眞冬と云ふのになまあたゝかい風が吹いてゐて時をり海の匂ひも運んで来て道では何かの破片がきらきら笑ふ貴方の背を撫づる太陽のてのひら貴方を抱く海苔の宵闇すゞめのおしやべりを聞きそびれたんぽゝの綿毛も浴びそびれ雲間のつくる日だまりに入(い)りそびれ隣りに眠る人の夢の中すら知りそびれ毎日の道すらすべては踏みそびれすごい速さで記...
  • Harmonia

    Harmonia

    My older self as 100 is talking to meMultiply the tiny things which I like doingIt willMake sky bluer and bluerMore than ever beforeIt will make me smile a litt...
  • あたま、こころ

    あたま、こころ

    むねの鼓動 動かし始めるあなたは だあれ眠っているよな ふりをして脚の指を 動かし 起きるわたしは だあれあたまの奥 扉の向こうちくちく 痛むよ 逆らいたいの片方だけじゃ 不完全いつも 複雑にする 得意技あたま こころ こころにからだいしき むいしき ミクロの住人雨やり過ごす わたしのこころ雲を作るのは あたまみるみる...
  • 絵描きと雲雀

    絵描きと雲雀

    絵描きは思う瞼に浮かぶユートピアいつかそれで世界を変えたいけれど 彼の絵筆には自由がまだ足りない続けてゆくにも ままならない見渡す 空全部お前のもの何にも 気にするなうたえ うたえささやかに 強く自分のために雲雀のうたには千の痛みも疲れたときはカンバスの上で お休み生きてゆくのは ときどき むずかしい空から 見た街はさ...