• 小南泰葉“秘蜜の花薗”蜜

    「1」
  • お蜜会

    お蜜会

    『もう許してくれないか』と土下座を決め込む君のコメカミにキメた指が解けて行く嗚呼 悲しい秘密の蜜の香りが残る 罪色に溶けて行く刹那心の中ではいつも君のおでこに中指を立てていつも通りに微笑むんだ 猫を被ってさ毅然とした態度も可笑しくってさ自己のエゴを守るため咄嗟に小さな脳味噌をフル回転させて『誤魔化さないで、自分に正直に...