サンダルフォン(鈴村健一)
「2」ORISON
編み上げられた堅い糸は儚く解かれ眩むような視界の中で響いた風の音色もう決して 迷いに囚われぬように…追憶の痕 強く抱いて新たな羽を 広げていくいつでも何度でも 願った未来をこの身の全てで導いて行こう幾多の想いを 授かりし羽で限りのない空を見届けよう共に刻む 時の行方焦がれし“望み”はやがて胸に深く根付く消せぬ“願い”と...Ain Soph Aur
目の眩むような終末が闇に覆われ仮初めの羽はかざすほど暗く淀んでくどうして空は蒼く 願いは問うほど遠く…残酷な優しさはこの羽を焦がしてくだけ抱き締めた白き羽 包まれて命が還る揺り籠へ何故、と問いかける 存在の意義を求めてほろ苦い記憶 焦がれては届かず泣いて願いはやがて空へ 世界を導く“光”不器用な愛情は約束と罪を残して染...