• センチミリメンタル

    「23」
  • 結言

    結言

    ねぇ、忘れないでね。ねぇ、忘れないでね。ぼくがここにいたことちゃんと生きていたことぼくは死んでしまうけどいつか死んでしまうけどきみが忘れなければ消えることはないと思うからねぇ、ぼくがいつでもいなくなっても大丈夫なようにねきみに伝えたいなぼくに出会ってくれて本当にありがとうありがとう巡り会えてよかったねぇ、忘れないでね。...
  • 正義のすみか

    正義のすみか

    ほんのちょっとだけの肌荒れでさえも全部映ってしまうような高画質で見張られた僕らのささやきは 今日も指差されないように 縮こまってるねぇ、こころのすみっこで生き絶えた僕の純粋な声よ嗚呼…最終兵器を乱発して嗚呼…そこにいない人が正義を謳うほんのちょっとだけの間違いでさえも許し合えないような“正しさ”だね誰かの涙を拭うため要...
  • スーパーウルトラ I LOVE YOU

    スーパーウルトラ I LOVE YOU

    君が笑うたび心が動くその揺らめきが愛だと知るそれに冒され馬鹿になりそう嗚呼 綺麗なワードじゃ伝え切れんよな「問題ばっかの想いだ」「上手くゆく訳のないふたりだ」世界中が指を差し それを邪魔しようとももう なんだっていいや僕は君のこと多分 凄く とても愛してるそれだけで生きてるんだ科学的な根拠なんかいらないなんだっていいや...
  • 月を食べる

    月を食べる

    陽は沈んで 眠ったあと君はついに 輝き出す有りもしないような 失くしものを捜すように 眼を光らしてる夜の隅 まだ様子見近づけた温度は混じるかな君の目を 僕だけで埋め尽くすそのイメージで重なるんだ太陽に絆されて日々尽くすその反射を塞ぐようにあぁ 今夜 君といたいから月の明かりさえ 要らない陽だまりだけ受け入れて生きれるほ...
  • 生きていかなくちゃ

    生きていかなくちゃ

    喉につっかえた違和感でなんかもう おかしくなりそうそんなの取り去ってさありのままいれたら胸に釘打つ必要もないのに昇陽(sun rise)毎回 晴天とは限らぬように人生(one life)何回でも上り下りするもんだ絶望の果て 死にゆく勇気よりも恥じてでも未来へ逃げようそれでも生きていかなくちゃなんとか生きていかなくちゃ取...
  • 死んだっていい

    死んだっていい

    ここじゃない違うとこからあなたは やってきたみたいだ世界の全てを背景にしてあなただけが輪郭を持ってるほんの些細な きっかけくらいで巡り会えずにいたりしたのかなほんの僅かな すれ違いたちで巡り会えても 憎み合ったりしたのかな僕はあなたの目に映ってたいんだよずっと やさしい日々を過ごせますようにいつも隣で見ていたいよもしも...
  • ひとりごと

    ひとりごと

    どれもこれもきっと君に出会うためだったんだそういうことに出来そうな気がしてるよこれを幸せと呼ぶのかな何もかも上手くいかない真っ黒な日々でも君の煌めきを見逃さないためだとしたら意外と悪くないかなLa La La La...おんなじ想いを分け合えたらいいのにLa La La La...こころは聞こえないんだなだから いつの...
  • 東京特許許可局

    東京特許許可局

    そんなものないんだってないんだって溢れかえるビル群を探したって漠然と信じていたものは案外 不確かで莫大な ありふれているものに奇跡が埋もれてく今 この時もありもしない幻想ばっか信じるから 悲しくなるんだうまく呼べない 名前があってあのへんてこな 早口言葉や今も大切な 君の名前とかそんなこと どうだっていいんだ言い聞かす...
  • 光の中から伝えたいこと

    光の中から伝えたいこと

    いま 光の中から伝えたいこと同じ季節を生きた僕ら ねぇ涙に濡れる悔しさを やがて突き破って未来は咲き誇るのだ遠くで聞こえてる誰かの笑い声を恨めしく思っては唇を噛んでいた正しい夜を経験したから気付けた小さな灯りがあるいま 光の中から伝えたいこと同じ夢に橋を架けて そう希望に満ちるイメージと今が程遠くても辿り着いた誰かがい...
  • suddenly

    suddenly

    夢ん中の君も悲しい顔 するようになったぼろぼろの思い出もつぎはぎにして まだ残ってるんだいまもずっとそれは suddenly離れたくないのにsuddenly悲しい 祈り...
  • 死んでしまいたい、

    死んでしまいたい、

    捨てたくても 捨てられずに積み上げたままのゴミみたいなこの僕の「いのち」を今日も生きているよ死んでしまいたい死んでしまいたい死んでしまいたい…でも、死ねないのは、これこそは これだけはと信じていた心の柱をへし折られ 踏みつけられ全部 崩れてくよ死んでしまいたい死んでしまいたい死んでしまいたい…でも、死ねないんだよ死んで...
  • はなしのつづき

    はなしのつづき

    口にできなかった言葉はこの生命を巡り巡って心臓にいつも詰まるから胸が苦しくなるんだ きっと未来を見つめても君はいないからほら 僕はまた振り向くんだ君が泣いたあの時 空は雪を落としてそれが まるで今にも消えそうな生命みたいでさ僕は目を逸らした終われずに 途切れちゃった君と僕の寒がりなままの このはなしはやがて 違う誰かと...
  • 冬のはなし

    冬のはなし

    まだ 溶けきれずに残った日陰の雪みたいな想いを抱いて生きてるねぇ 僕はこの恋をどんな言葉で とじたらいいのあなたのすべてが明日を失くして永遠の中を彷徨っているよさよならできずに立ち止まったままの僕と一緒にまだ解けない魔法のようなそれとも呪いのような重い荷物を抱えてるねぇ ぼくはこの街でどんな明日を 探せばいいの嗚呼冷た...
  • 夜が明ける

    夜が明ける

    眠れなくても 夜は明けるそれを僕は 眺めている変わりばえのない 白い壁に朝日は射す 時計も進む君と生きた あの季節から一歩ずつ 僕だけが 遠ざかるようなこのまま夜の中を漂っていたいな眠れなくても 夜は明けるそれを僕は 眺めている変わってくこと 終わってくこと始まってくこと君がいなくても 生きてゆけるそれが僕は ねぇ 悲...
  • リリィ

    リリィ

    そう 僕はいつでも大切なものを守ろうとして強く強く 抱きしめてはいつのまにかこわしてしまうそう やさしさってさ目に見えなければ届かないんだたとえそれが僕がわざと君を刺した傷の手当てでも光を当てたら影が濃くなったどちらを信じるか次第Oh 僕らは強くなんかないから傷つけてしまう 傷つけてしまう目に見えない凶器たちでOh そ...
  • とって

    とって

    ねぇ、こっち向いて少し話聞いていつもの癖で茶化したりしないでずっと思っていたでも伝えられなかった気持ちをちゃんと伝えるからひだまりに眠る顔も拗ねた時そっぽ向くとこも僕だけにそっと見せてほしいよこれまで これから先もだからきっと 君にとって 僕にとって大切なこんな日々がずっと 君にとって 僕にとって失くせない宝物になるよ...
  • nag

    nag

    風が吹けば花が揺れるみたいに誰かの言葉に左右されるのです雲が出れば雨が落ちるみたいに心が翳れば涙が出るのです今夜は悲劇を綺麗に振りかざして私は誰より偉くなるの何にも訊かないでどうかもう言わないでよね静かに抱きしめてくれるだけでいいこぼした黒いインクを怒りも慰めもせずにただ白く赦して欲しいの夜になり目蓋を閉じるみたいに悲...
  • 青春の演舞

    青春の演舞

    泣いて 転んで 跳んで 回って未完成な僕らの青春の演舞を簡単に消えぬように見えないインクで内側に書いておこう迷ったときそれを僕らの希望のしるしにして踊り出した心の足並みを君と揃えていけたら泣いて 転んで 跳んで 回って未完成な僕らの青春の演舞を何回だってトンネルの向こうへ目が眩むような 光の中へと向かってくいつまでもこ...
  • 星のあいだ

    星のあいだ

    ねぇ、出会えたその時から宇宙に迷い込んでる目に映るものは フィルターを透(とお)る天井も壁も床も吹き抜け 宙を舞うよ重たい衣装を身につけたまま君の手を取って 眩しいくらいの暗闇に連れ出すからその時まで 逸らさないで どうか結末を探しにいこうそこで待ってて星のあいだを抜けて今すぐ会いに行くよ愛しい痛みを守り抜くようにだか...
  • 対落

    対落

    さっきまであんな幸せで世界が輝いてたのにどうしてかあなたがいないと段差もないとこで転ぶのおちてゆくあなたとふたりきりでちいさな明かりをともしておちてゆくあなたに恋い焦がれて呼吸をひとつにしてやるせない気だるさをむさぼりあって飲み込んでしまおう泣けばいい拗ねればいい怒ればいいんだにんげんになろうそれをだれかがかなしみと ...