• 高木麻早

    「16」
  • 想い出が多すぎて

    想い出が多すぎて

    あなたの愛のはかり知れないあたたかい まごころをわたしはいつも 心の奥に感じていたいのよ恋をすることが 愛を求めることがなぜこんなに息ぐるしいの忘れたいけど 多すぎるのよあなたの想い出が見知らぬ雨に尋ねてみたのあなたは誰のものとそんな恋ならおやめなさいと冷たく笑うだけ恋をすることが 愛を求めることがなぜこんなに息ぐるし...
  • ひとりぼっちの部屋

    ひとりぼっちの部屋

    今ひとり部屋の隅にいて今ひとりひざを抱いて眠るギターのつまびき それは昨日甘いささやき それは明日今ひとり部屋の隅にいて今ひとり想う あなたのこと今ひとりソファー横になって今ひとり時計ながめているおやすみなさい それは昨日いつもの駅で それは明日今ひとりソファー横になって今ひとり想う あなたのことララララララララ………...
  • あいつってさ

    あいつってさ

    あいつのさ 悪いとこ数え始めたら 夜があけるあいつはさ 憎いやつ好きになるほどにカリカリ平気で私 待たせるいつも待たせていばってる女は女 男は偉い抱いてやるよなんてそのくせさ 酔った夜あたしにとことん甘えるそういえば あいつにさ好きだと言われた ことがないうまいのよ かけひきが女の弱みを知ってる追うのは私 あいつはいつ...
  • 愛のシルエット

    愛のシルエット

    遠く響く 汽笛に聞いたあなたの 心がわり便りだせど 返信はなく郵便受けに 枯葉離ればなれ さわることもできぬつらさに しびれて会えればいい 死んでもいいそう思った事も笑わないで あの日の事を体が 忘れないの私の事 お前とよんで好きかと聞いた あなた一度だけの むつみ合いを愛と信じて ひたすら二度目を待つ 女なんてうるさ...
  • 愛は貴方のぬくもり

    愛は貴方のぬくもり

    もしも言葉だけで 愛が語れるならなにをおしんで無口になんかなれるでしょうか壁の暦だけが過ぎゆく時を知るそんなうつろな暮しに馴れた寒い心も今日からは貴方がいるアヽ 貴方ならアヽ 愛の意味をそのあたたかいぬくもりだけで知らせてくれるでしょう一人ぼっちでゆり椅子を揺らしていつかまどろみ夢の中で遊んでいたい話せば話す程心が寒く...
  • あなたに捧げる私の歌

    あなたに捧げる私の歌

    目に映る あなたの髪が私はつらいの すれちがうたびあの人の愛に 気づかなかったならだから一言 あやまりたいの涙こらえて あやまりたいの目に映る あなたの姿私はつらいの 追いかけるたびあの人の前に 私いなかったらだから一言 あやまりたいの気がすむまで あやまりたいの目に映る あなたの笑顔私はつらいの 涙するたびあの人と共...
  • いつも二人で

    いつも二人で

    いつもの言葉で ささやくあなたいつもの言葉で こたえるわたしそんな二人が ふれあうものはあなたとわたしだけの 小さな愛いつものように 歌ってるあなたいつものように 手を振るわたしそんな二人を 待ってるのは明るい日射しを 浴びるあしたいつものところで ほほえむあなたいつものところで うなずくわたしそんな二人に 芽ばえてる...
  • 風の歌

    風の歌

    海よ 今の気持を誰に云えばわかってくれるだろう身体に感じている 言葉を越えたなにか…愛 つらい思い知りながら生きてゆく日の この熱さがいいひとつずつ夢の積木つんで ウ……ああ 誰のせいでもないのだからいつかのすれちがいさえ……身体に感じてゆく 確かなものが欲しいあのやさしい雲追いかけて生きてゆく日々の この熱さがいいど...
  • 恋時計

    恋時計

    あなた そんな言葉を二人いつまでもたわむれながら歩くあの町過ぎてもあなた 二人で言葉探し誰も知らぬ人に 手紙を書こうあてなどなくてもカチカチ時と時計が見つめ合っているわ ルルル…ただ指先がふれてるだけでいいのきっと何かが変るのあなた きれいな雨が降ればあの町角すれ違った風にさそわれて歩くあなた 二人で切符買ってどこか行...
  • コーラが少し

    コーラが少し

    グラスに残したコーラが少し短かくなったストローと机にこぼれた煙草の灰があなたの居たのをおしえてるさっきすわった腰かけのあなたのかすかなぬくもりだけが冷たくなった私の指にあなたが去ったのを教えてる早く行ってしまって後を見ないで私の小さな幼ない恋が大人のあなたには届かなかったのグラスに残したコーラが少し短かくなったストロー...
  • すりガラス

    すりガラス

    使い古したギター 音色もさびて覚えかけていた歌も 今は泣いている何か大切なこと 忘れそうな気がして窓を開けてみるのに 昨日みえるしまい忘れてた写真 ながめることもなく書きはじめた手紙 今は泣いているすべてやりなおそうと 心に刻んでみても何も変わっていない 明日がみえるつづり終えていた詩集 インクもうすれ編みかけていたセ...
  • な・お・ん

    な・お・ん

    あんたの部屋は 狭いベッドときしんだイスが 似合っていたわ写真をたくさん 汚れた壁に張りめぐらせてた ホ…男の臭いと一緒にね孤独な夜は 嫌いだからさ話し相手を 探していたの破れかかった カーテン引いたら安手のやさしさ ハ… 脚の間に漂ったな・お・んと呼ばれる私だからさねぐらがほしい事もあるでも 片目でしかさ 泣けないな...
  • ひとり徒波

    ひとり徒波

    風の音が心をゆする窓際にひとりたたずむあの夏が匂う砂浜は足跡を淋しく残すもう もう 振り向かないわ指輪はずし ひとり徒波(あだなみ)愛はまぼろし追うほど逃げる海のかなたに見える蜃気楼のよう愛はまぼろし追うほど逃げるゆれる私 ゆれる面影すべて波がさらう古びた時計が流されて行くあても波は知らない重たく広がる空にさえ海鳴りは...
  • 不思議な気分

    不思議な気分

    風にもたれて 口笛吹けば私のくせを すぐにまねしてみせたあなたが 目に浮かぶの二人で おどけて けんかをしてたあの頃の私 泣き虫でいつもあなたを こまらせていたのもし 貴方に似ている人に 出会ったらふるえてきそうで 不思議な気分よ強がり云っても 貴方の行方知りたいの私 今ならもう一度やり直せる気がして……もし 貴方に似...
  • 夢のバラード I LIKE DREAMIN

    夢のバラード I LIKE DREAMIN

    好きです 夢を見るのがあなたに 今夜も逢えるわ目をとじて 手をのばせばあたたかい唇が そこにあるやがてそれは 波のように近づき私の唇を つつむ幸せが苦しくて 私あなたの名前を 思わず呼んでしまう好きです 夢を見るのが心が 飛んでるみたいよ暗闇を 抱きしめるとやわらかいぬくもりが そこにあるやがてそれは 雲のようにひろが...
  • 忘れたいのに

    忘れたいのに

    今朝はちょっぴり紅茶を濃くしてみましたついでにほんの少し 涙も入れました机に飾った写真を裏返し二人の思い出 飲んでしまうのあきらめて あきらめて みるけれど時の流れが かわるだけもう二度と恋など する気になれませんはじめての恋でした最後に微笑をうすく切ってうかべてあなたはひどい人ネと つぶやくわ今夜は少し肌寒い感じがし...