瀧川ありさ
「39」嫌いだ
嫌いだ嫌いだ嫌いなんだよなんでもっと好きなように生きないの誰かに合わせたまま 本当の気持ちさえも自分を隠したまま 分からなくなって袖を通さないで捨てた服みたいに選ばれ待つよりも自分で選ばなきゃ言えなかった言葉だってずっと胸を引っ掻いて痛いから嫌いだ嫌いだ嫌いなんだよ閉ざしたこころ 揺らしたくて悩んで悩んで悩んだってもう...Tonight
幾千の星が 君の側にある涙を照らして Tonight tonight tonightため息さえ押しつぶして疲れて帰った 23時今日も誰も居ない部屋の灯りをつけて眠らない街の夜空その遥か彼方ではいつでも変わらずにそこから見つめてた幾千の星が 君の側にある涙を照らして Tonight tonight tonight繋いで離...MAGIC
君はいつだって根拠がなくたって「大丈夫」 って優しい目でもうだめかもしれない そんな瞬間にその言葉を抱きしめてた風を切って走ったら心臓が高鳴っていくみたいに君がいればどんな日々も生まれ変わって君の言葉は魔法だぼやけた世界が一瞬で変わってどんな暗闇も飲み込んでだからどうか解けないでこの透明な魔法は君がもしいつかいなくなる...メリーゴーランド
廻って廻って綺麗なメリーゴーランドそうやってそうやって廻り続けてよ返事のない金曜 予報にない雨確かなことなんて 確かにないよね忙しなくすぎる街 傘もないまま自分だけ止まってるみたいあれから伸ばした前髪も 切ってしまえば楽なのに廻って廻って綺麗なメリーゴーランド染まって染まってふたりでこのままずっとこうしていられたらそれ...夢
目が覚めたとき 涙が出てた離れてく記憶と 離れない君の声これは現実じゃないと 気付いていたんだ掠れてく思い出の中で 掠れてた君の声このまま永遠に 醒めなきゃよかった君がいた改札前 信号の向こう目が合ったら微笑んで風の匂いオレンジの空どれもあの日みたいにわざとまたふざけたり からかったり嘘が下手な君の口癖だってあの時のま...Gentle rain
歩道橋の上で君は立ち止まり 飲み干した缶少し潰して西日を見てた無表情な目をしたままどんな青い空も君を追い詰めるのならば僕はずっと優しく君に降る雨になろうGentle rain止むことない雨に呆れて笑ってよそのうち静かな雨音がすべてを包み込むGentle rainおとぎ話みたいな幸せはない孤独と手を繋いだままこの透明な傘...snow train
駅にふたり 来ない電車 君方面のベンチ白い息が昇り消えていった口に出さずに話しかけた 言葉だけが降り積もる遅れてくれた電車でも言えたのは『それじゃ、また』報われない救われない君の居ないホームでひとり選ばれない結ばれない君がここに居たって白く染まる街でひとり 手のひらに舞い落ちる叶わない想いが溶けて消えた澄みきった空見上...night light
泣くつもりじゃなかったのにさよなら告げた交差点点滅してる高層と人波を避けて歩く君がいた部屋に残った珈琲は冷めていた月あかりが慰める一人が楽と嘘ついていつか夜空に投げたメロディーClose to you 僕らが生きる街は孤独にそっと愛 羽織ってお互いの肩に掛け合ってはそれぞれどこかへ向かってく街並みが変わっていこうと僕ら...FRIENDS
今日どうしてる?って急に誘ってきたけれど重たい足取りと無理したえくぼでわかるまたきっと何かあったんだね君とならどんな場所でも 楽しめてしまうからいつも何も決めずに会うけど それが居心地いい君がいる世界がいい 付かず離れずでもそばにいてくれたら この街で過ごすことも悪くない気がする 不器用なDay by day待ち合わせ...SUNDAY
足りないもの探したらきりが無いから今誇れることを広い世界飛び出してもひるまないように磨くだけさみんなが褒めてるあいつにはなれそうもないけどだからこそ誰も気付かないようなその一歩を繰り返しなりふり構わず行け気付けば誰より先にいる君を引き留める奴はいないいざゆけ しぶき超えて相変わらずの正午にどんなスパイス加えたらいいかな...ノーサイド
彼は目を閉じて枯れた芝生の匂い深く吸った長いリーグ戦しめくくるキックはゴールをそれた肩を落として 土をはらったゆるやかな冬の日の黄昏に彼はもう二度と かぐことのない風深く吸った何をゴールに決めて 何を犠牲にしたの誰も知らず歓声よりも長く 興奮よりも速く走ろうとしていたあなたを少しでもわかりたいから人々がみんな 立ち去っ...ONE FOR YOU
初めて会ったあの日の記憶は今も鮮明でずっと隣で笑ったり熱くなって涙はすぐつられちゃったな本音を言える君がいたから楽でいれたんだまた会えるまで僕は僕なりに頑張るから失くさないで笑顔だけはだめなとこも、いいところも全部受け入れ合って頼り合えたからここまでこれたあの頃の照れくさいことだってそんな日もあったとお互いの秘密にして...アイセイハローのすべて
バスを待ちながら君がふいに語った夢は隣で笑う私を何故か置き去りにする願い事をした流れ星その次の日旅立つ飛行機に手を振ったあの夏の日痛みはまだ癒えないどれくらい経ったけ?いつか会える日までは幸せを祈るのどこにいたってアイセイハローハローと繋いでいた手 強く振っているアイセイハローハロー忘れられなくても過ぎる今を生きていよ...Sugar
グラスに沈むガムシロップをくるくるとかき混ぜてる窓辺からみる海はなぜだか少しだけ寂しそうで初めてここに来たときからはまるで違うように見えたきらきら光る水面は今日も同じなのにねそうやって風景は心と重なるの燦々降り注いでる太陽に手を伸ばしわくわくするこの気持ちを抱きしめたいだんだん過ぎる月日はまるでSugarみたいになって...Journey
その手を掴みたい君が泣く前にいつまで経ったって人々は同じ過ちを繰り返していつまで経ったって目の前のこころを読むことできないきっかけなんてあまりにもちっぽけなことだったりするよだけどそれがあの子にとってのすべてだとしたらどうする?同じ場所に居たって見えてる世界はそれぞれ違う世界今ここでもそれでもそばにいたい 何度ぶつかっ...17番地
僕らが居た17番地今ではもう知らない子ども達君といつも待ち合わせたあの居場所は知らぬ落書きだらけ無くなっちゃった学校の校庭に残されてたブランコ揺らしてもあの頃のように心は揺れないバスに乗って知らない街へ逃げたくなったさ悲しいなんて言えないよ楽しそうなあなた見てるとありもしない話重ねてまた知らないわたしが増えてく僕は君を...