• つきよ姫(大竹裕子)

    「1」
  • 宵待物語

    宵待物語

    あぁ 静寂(しずけさ)に耳をすませばあぁ 今宵こそ ほころぶツボミ月の下できらりと光るのは真珠色の涙宵待ち草 そっとひらく夜君は誰を待つひと夜ごと色さした花びら凛とした強さであぁ 水鏡 時代(とき)を映してあぁ 天高く翔(かけ)る想いよ風の記憶 いにしえの旅人同じ月をみてた宵待ち草 ひとり咲いた夜君は何願う黄金色(こが...