• 九十九一希(徳武竜也)

    「1」
  • …掲げよう、偽りなき自分を。

    …掲げよう、偽りなき自分を。

    言葉には、嘘は吐けない。人が纏わせているだけだろう。…だから本当を伝えたい時には、素顔を隠したくはない。止め処なく降り注いでは、心を零して消え去っていく。虚構という雨に打たれるまま、何時だって立ち竦んでいた…独り。ずっと抱えていた言葉を解き放って、欠けていた文章を歌う綴る。…ただ一小節に込めてきた想いには……偽りは無い...