• 津田文彦

    「3」
  • 故郷わかれ

    故郷わかれ

    親がおまえを 叱っても腕に縋って 悔いはないのか俺に頷く 笑顔を見せてたまらないほど 好きにする故郷を…離れてのこの世の嵐を 受けて立つ…どんな明日が 待ってるかそれはそのとき おまえをかばう前にぶつかる 覚悟を抱いて桜吹雪を 浴びるとも山川に…背を向けて二人の旅路の 始まりだ…親の心配 きっと消すそうじゃなければ 笑...
  • 黒潮の詩

    黒潮の詩

    海の青さが 心にしみて想い出すのさ 遠い日を短い二人の 結べぬ糸に泣いて別れた 波止場から数えて十年 また五年未練が今も この胸に…夢を追いかけ 一途に生きてあっと云う間の 春と秋逢いたい気持に 変りはないが潮路はるかな 距たりに忘れるものかと 振りむけばいつしか面影も おぼろ気に…それが運命と 頷きながら風に揺れてる...
  • お前ってやつは

    生きる修羅場に 傷ついて酒にすがれば 酔いどれるそんな男の 弱根をみても黙ってついて 来てくれるお前ってやつは…お前ってやつは… うムー 参ったなァ夢を追いかけ はずされていつか世間に 背を向ける拗ねて荒んだ 心にしみた優しい花の こぼれ紅お前ってやつは…お前ってやつは… うムー 負けたよ明日という日の 約束を指に結ん...