曲名
アーティスト
作詞者
作曲者
編曲者
津村謙
「17」
上海帰りのリル
津村謙
東条寿三郎
渡久地政信
船を見つめていたハマのキャバレーにいた風の噂は リル上海帰りの リル リル甘いせつない 思い出だけを胸にたぐって 探して歩くリル リル どこにいるのか リルだれかリルを 知らないか黒いドレスを見た泣いていたのを見たもどれこの手に リル上海帰りの リル リル夢の四馬路(スマロ)の 霧降る中で何もいわずに 別れた瞳リル リ...
待ちましょう
津村謙
矢野亮
渡久地政信
待ちましょう 待ちましょうやがて来る その日まで淋しくって 淋しくってとても たまらぬ朝はそよ風に 逃げてゆく夢のあと追いながら待ちましょう 待ちましょう胸のうつろを 抱きしめて待ちましょう 待ちましょう二度と来ぬ さだめでも苦しくって 苦しくってとても たまらぬ夜は遥かなる 空ながめ星に呼びかけながら待ちましょう 待...
赤いマフラー
津村謙
高橋掬太郎
江口夜詩
馬車は揺れるし 心は重し泣くに泣けない 流れの旅よ赤いマフラーは あの娘の形見抱いて偲ぼか あの夜の夢を風のまにまに 流れて暮らす旅の花なら 名もない花よ赤いマフラーに ほろりと落ちた熱い涙も 佗しじゃないか影はやつれて 思いは痩せて楽屋泊まりの 身のはかなさよ赤いマフラーを 抱きしめながら夢に見ようか あの娘の顔を...
一筆しめし参らせ候
津村謙
矢野亮
吉田矢健治
一筆しめし参らせ候そなたの去った 長崎は恋のむくろの 港街暮れて出島に 灯る燈(ひ)も泣いているよに 泣いているよにあゝ うるみ候そなたと聞いた 浦上の鐘が消えゆく 夜の空燃える想いを とどけてとサンタマリヤに サンタマリヤにあゝ 祈り候そなたを呼べば 丸山に今日も降る降る 涙霧せめて愛(いと)しい 面影を抱いてあきら...
霧雨のけむる道
津村謙
矢野亮
林伊佐緒
霧雨が 煙る道何処までも 何処までも明日はいずこの 空の下別れ別れの 運命(さだめ)ならあゝ せめて せめてこの一刻(ひととき)を街の灯も にじむ道泣きながら 泣きながらそっとからんだ 指先も離す嘆きを 知るゆえにあゝ せめて せめてあの夢だけをあゝ せめて せめてその果てまでを...
月夜の笛
津村謙
横井弘
吉田矢健治
村はお祭り お山は月夜私はぴいひゃら 笛自慢高い櫓(やぐら)で 笛吹くときは三里ひびいて ええ風となる旅の一座の お下髪(さげ)の娘紫蘇(しそ)の実かみかみ 月をみる吹いてあげよか 故郷の唄をそばの花咲く ええ里の唄村はお祭り こころは月夜祭がすんだら 嫁も来る月に横笛 浮かれて吹けば思いばかりか ええ灯も揺らぐ...
東京の椿姫
津村謙
東条寿三郎
渡久地政信
窓うつ風の ためいきか更けてネオンの 点る街その名は 知らないいつか寂しく 浮ぶ顔あゝ思い出の 胸にすむ東京の椿姫嘆きの酒に 酔いしれてなにも云わずに 泣いていたその名は 知らない夢にしみこむ 古い傷あゝさすらいの 君いずこ東京の椿姫夜霧の街に つつまれて暗いさだめの 果てを行くその名は 知らない呼ぶな彼方の 白い星あ...
母三人の歌
津村謙
高橋掬太郎
利根一郎
街の夕風 つめたい夜風女心に なぜ沁みる泣くな泣くなと いとし子胸に流す涙も 母なればこそ雨に嵐に まだ降る雪につばさ傷むか 迷い鳥知らぬ他国の 山越え野越え流す涙も 母なればこそ思い諦め 去り行く影を呼ぶか木霊の あの声は乳房抑(おさ)えて あとふり向いて流す涙も 母なればこそ...
白夜行路
津村謙
田村泰次郎
利根一郎
青いはるかな 空のぞみすさぶ嵐の 中をゆく男ごころも 想い乱れてあゝ暗いなやみの白夜行路に 踏み迷うさだめ悲しく 照すとも燃ゆる乙女の 恋ゆえに越えて生きると 強く誓えどあゝ苦い涙の白夜行路は いつはてるかばい合いつつ 愛(いと)おしむ胸に灯(とも)した 二つの灯(ひ)やがて相寄り 照らす行く手にあゝ若さ輝く白夜行路の...
紅椿の唄
津村謙
高橋掬太郎
飯田三郎
燃えて咲いても 紅椿散るが運命(さだめ)の 身は悲し君と歩いた 思い出の海辺一人たどれば 胸は痛むよ何をむせぶか 紅椿昏(く)れて身に沁む 風の中君と眺めた 思い出の月よひとり仰げば 胸はぬれゆく散るなこころの 紅椿たとえ二度ない 夢だとて君と歌った 思い出の歌をひとり歌えば 胸はくもるよ...
マドロス追分
津村謙
矢野亮
渡久地政信
愛(いと)しおまえをヨー甲板(デッキ)で呼べばヨー暗い波間を 鴎になって恋し恋しと 泣き泣き飛んだ遠い港へ 泣き泣き飛んだ無事で着いたかヨーおまえの夢にヨー俺らマドロスヨー北海道暮らしヨー荒(すさ)ぶ暴風(あらし)も 怖くはないが愛(いと)しおまえと せつない別れままにならない せつない別れせめて逢おうかヨー夜ごとの夢...
マルーシャ可愛いや
津村謙
松村又一
渡久地政信
そなたと別れの 夜はつらい別れてしまえば ネエ マルーシャ可愛いそなたの 唇はほかの男に 触れるだろ夜はまっくらだ 夜はこわいマルーシャ 可愛いや可愛いや マルーシャ赤いサラファン 目にしみる別れたあとで ネエ マルーシャ憎い悪魔が しのびよりそなたの心を さそうだろう丸いえくぼが 気にかかるマルーシャ 可愛いや可愛い...
緑の牧場
津村謙
松坂直美
江口夜詩
朝だ霧が晴れたよ 緑の牧場可愛い山羊の背から 陽が昇るああ 夢が燃えたつ歌も朗かな朝だ青い小径辿れば さえずる小鳥誰か何処かで呼んでる 楽しい牧場朝だまねく角笛 緑の牧場そよぐポプラ並木に 陽が昇るああ 晴れて明るい風もさわやかな朝だ露を散らし馳けくる 子山羊の首の鈴ものどかに響くよ 楽しい牧場朝だ雲が流れる 緑の牧場...
夕陽に走る汽車
津村謙
矢野亮
林伊佐緒
赤い夕陽の 光りを分けて汽車は行く行く 汽笛は叫ぶシュッポ シュッポシュッポ シュッポ シュッポー何だか 旅に出たくって一人でやって 来たもののさぞや今頃 銀座の街にゃ灯るネオンが 呼ぶだろな煙草くわえて ライターつけりゃ何故か心も ちろりと燃えるシュッポ シュッポシュッポ シュッポ シュッポーなんでもないと 聞かせた...
リルを探してくれないか
津村謙
東條寿三郎
渡久地政信
街で泣いてたリル噂ばかりのリルたずね歩いて 幾年月も過ぎてせつなく 涙であえぐどこに消えたかリルくにも知らないリル上海帰りの 上海帰りのリルを探してくれないか泣いて手を振るリル霧の四馬路(スマロ)のリル忘れられない あの面影の今日はいずこで 昔をしのぶ共に暮らしたリル胸にさまようリル上海帰りの 上海帰りのリルに会わせて...
流転わらべ唄
津村謙
杉野大三郎
真木陽
胸に風コが ころげる夜は故郷(くに)のいろりの ぬくみが恋し帰るあてないあの空あたり 空あたり「一番星 見つけた」母の瞳(め)のよな 濡れた星銭コ無くして あの娘(こ)と二人爪をかみかみ 探した小道遠い日暮のあの里あたり 里あたり「二番星 見つけた」誰か呼ぶよな わらべ唄けんかするなと ほころび縫うて泣いて叱った 姉さ...
流れの旅路
津村謙
吉川静夫
上原げんと
上原げんと
紅いマフラーを いつまで振って名残り惜しむか あの娘の馬車は遥かあの丘 あの山越えて行くかはるばる 流れの旅路旅の一座の 名もない花形(スター)ビラの写真の さみしい顔よ遥かあの町 あの村過ぎて行くかはるばる 流れの旅路紅いマフラーは 見るのも辛い別れ惜しんだ あの娘がいとし遥かあの空 あの星見ては行くかはるばる 流れ...