• ニシハラスンホ

    「5」
  • さがして

    さがして

    探して、探しておくれまだ夜は明けずにいて暴けよ、暴いておくれよ朝は遠くに居る華になるために咲いて朝になるために沈んだ迷えば迷うほど声にはならない声を吠えるだけ吠えているんだ鬼のような言葉を探している対期待と未来、意外と見えない出口の蜃気楼対嫌いと苦い日差しも見えずに彷徨う人暖かい檻には黄色い印つけてあなたには赤色をあげ...
  • 抜け殻のようでした

    抜け殻のようでした

    肺に棘が刺さる愛想なんて無くて肺の棘を解く信頼も無いってさ声が聞こえてくる馴れ合いなどいらない声を返してあげるあなたにあげる遠い遠いどこかへ行こうどこにも居場所はなかったけれど愛なら僕があげるからねなんてこと言えないけど愛なんて糞喰らえだ愛なんて糞喰らえだ愛なんて糞喰らえだそのくらいでいい寂しいのではなくて暇なだけでし...
  • 腐花

    腐花

    腐りかけた花束持って四畳半で夢を追うんだうざいだけの外野の声に耳を貸す必要はないんだ歌うだけの道を選べど舞台袖は泥まみれだ迷いながら生きてきたけど歌うだけが取り柄なんだは、は、は、は、と歌うんだは、は、は、は、止まらないわはったりなんて要らないのだやっぱりなんて言わないでよ励ます言葉がないのなら責め立てる言葉もない世の...
  • たくさん殴った

    たくさん殴った

    たくさん殴った意味も無い理由も無いけれどひたすらに殴って叱って飽きるまで殴って殴って 殴って 殴りましたI miss you, I miss you腐っても笑っていよう味気無いこんな夜の日は一人になろうねぇ 一緒に居る時はなんて話をしてた味気無い夜の色が濃くなると孤独が加速悲しみにあぶれた今日を救えるのは自分しか居ない...
  • 勝手にしやがれ!!

    勝手にしやがれ!!

    お前らみたいな畜生が前を向いて歩いてるんだもう正気の沙汰ではないが僕も前を見て歩いてるんだお前らみたいな畜生が今日も間抜けに生きてるんだもう正気の沙汰ではないが僕も間抜けに生きているんだってさ20歳を超えて私らは悲しい生き物に変わってしまった本音を超えて超えたその先に建前というものがありました幼い頃はきっと今よりがむし...