• ニック・ニューサー

    「9」
  • 逢いたいよ

    逢いたいよ

    酔えばまぶたの裏側に甘い横顔 見え隠れ氷ゆらせばなおさらに波打つ思い出行っちゃイヤよと土砂降りの街で泣いてすがって困らせてくれたサヨナラの場面だけはすべて忘れたいけれど…湯上がりのおまえを抱きしめてあの日に帰りたい 逢いたいよあたしさっぱりしてるから未練がましくないのよと振られ話で笑わせて明るく飲んでた純なおまえを傷つ...
  • あなたと眠りたい

    あなたと眠りたい

    あなたと眠りたい こんな夜には淋しくひとりで 待っているの錠は開けてあるわ 灯かりもつけて髪も洗ってあるわ まくらもならべてあなたが行ってから 心の中はからっぽよ もう何も残っちゃいないだからお願い聞いて 私の願いあなたとあなたと眠りたいあなたと二人なら こんな夜でも恐いはずなどないわ 温めてくれるあついの胸の中で 夢...
  • 酒場にて

    酒場にて

    好きでお酒を 飲んじゃいないわ家にひとり帰る時が こわい私よあのドアを 開けてみたってあなたはいない暗い闇が私を 待ってるだけよまた長い夜をどうして すごしましょう愛の香りも 消えたあの部屋どうぞお店が終わる時まで ここにおいてひとりだけで 飲んでいるから死ぬことも出来ず今でもあなたを想い今日もひとり酒場で 泣いてる私...
  • 酔多話

    酔多話

    勝手に寝たふり 飲めないふりしないでもう一度 話しを聞いてよ あなたあれからもう7年たつのよ今ではお酒の語り事ね ウーン酔っ払った日に男と女の ないしょの話どっちが悪くて どっちがだましてどっちが泣いて どっちがすがって嘘とホントが クルクルまわる昔ばばばばなし ハハーンないしょばばばばなし ウフフーン嘘とホントが ク...
  • 放されて

    放されて

    水に七色 ネオンの花は夢がありそに 浮かれてるけど私はあんたに 放されたままひとり曽根崎 はぐれ鳥忘れなあかん…忘れなあかんあんたなしでは よう生きられん忘れなあかん…忘れなあかんおんなやもん酒落た女で いたいのやけど私はやっぱり 演歌ですあいつばかりが 男やないとグラス片手に 気取ってみてもゆうべ大阪 捨てたと聞けば...
  • お祭りさわぎ

    そんな目をして 私を見ないで女ひとり 生きてくのも わるかないわとっかえ ひっかえ ドレスを変えて今夜も どこかで お祭りさわぎ飲んで酔いつぶれても 叱る人もないドレスのままで 眠ってしまう冷えたベッドは 猫でも温っためて くれるわいいのわかった もう言わないで女ひとりの見えっ張りだって そう言うんでしょうとっかえ ひ...
  • 酒は女の子守唄

    酒は女の子守唄

    あんたと暮らした 思い出抱いて今夜もひとりで 酒の中別れてみれば 喧嘩のあとも指にひとすじ 懐かしいずるい男と 恨みはしない追えばみじめに なるばかりあんたひとり 今ごろどこかでどんな女と 寝てるやらおやすみ 酔いどれ女よ酒は女の子守唄ないものねだりと わかっていてもあんたはわたしの 命だよ砂漠の中の ガラスの街でひと...
  • サチコ

    サチコ

    暗い酒場の 片隅で俺はお前を 待っているのさサチコ サチコ お前の黒髪オレはいまでも お前の名前を呼んだぜ 呼んだぜ 冷たい風に今日も一人で なか川ぞいを歩く冷たい 俺のこの胸サチコ サチコ お前の瞳が俺はいまでも お前の名前を呼んだぜ 呼んだぜ 冷たい風にサチコ サチコ お前のすべてを俺はいまでも お前のことを好きだ...
  • YO-SE-YO

    高速道路走る車の窓を開けたら 冷たい風が長いおまえの髪を乱して 飛び込んで交わす言葉も途切れたままに人影もない海辺の道に砂にまみれたビーチサンダル俺のこころを疑うように時折すがりつくような 視線みせるYO-SE-YO YO-SE-YO今は確かにおまえが好きさよせよ よせよ今は確かにおまえが好きさ追い越し車線 急ぐ車のテ...