レトロマイガール!!
「4」落陽
微熱を下げてしまうような 適当な態度の君がもう年老いた猫の頭を撫でて はにかんで笑っている愛しい背中をなぞる くすぐったいと手を払う2人だけの暗号を繰り返して すぐに今日が終わる夕暮れがせまる せまる せまってきたらその高い鼻でできた影を 私だけが見つめる風につられてしまいそうな そっけない素振りの君が愛を伝えてくれる...夏が過ぎて
また夜が短くなった 古いクーラーがガタガタ音を立てる季節冷凍庫 閉め忘れて ママに叱られてシャーベットは溶けて はずれの棒だけがゆれる夢で振られて うなされて目が覚めるああ やっぱり 上手くいかないんじゃないか!夏が過ぎて 汗が乾いて 涙の言い訳が出来なくなる前に伝えさせて 伝えさせて 今も君のことを 想ってるまた夜が...週末ワンルーム
アイスを溢しちゃった君に褒められたスカートの裾にリップで汚しちゃった君の頬の色は優しく見えたよ曖昧な日々もあるだけで幸せなのバラの花100本無くても摘んだ菜の花で食卓を囲もうよ怪しい言葉も気のせいじゃない?って思って 思ってみる平凡な2人、理想の完成系は同じ休日はどこにも行かずに朝まで話そうよ合図を無視しちゃったたまに...また、春に
黒板の緑も 白く霞む季節になってさよならのうた 響く廊下ですれ違う度想ってカウントダウンは始まって残り10ページの教科書を開いて横目でまつ毛を バレないように数えてる最後は人混みの中を探して上から2つ目の愛を渡して?でも、そんなの言えなくて言ったとして叶わなくてきっと残った君の袖だけ見つめてるちゃんと目と目で話しても掴...