キッサコ
「4」アジサイ
逢いたくて 逢いたくてこの胸に 蒼が滲む紫陽花を伝えって落ちる雫僕の心まで 濡らしてゆく「遠恋」なんて簡単に言う友達ささくれ立った心青い紫陽花見つけていた春の空港 搭乗口 最後のキス宥める様に笑った君は急に 大人びてた「信じてるよ。」僕の胸に指を当てて そう言ったねまるで 今日の僕の弱さを見抜いていたみたいに逢いたくて...こころひらり
ヒラリ、と階段君は飛び降りて小癪な笑顔で僕を迎え撃つ余所見する暇を与えてくれない花びらみたいに ふいに飛んでゆきそうシアワセってヤツは 不思議なモノです。何故だか 我が家の金魚も太った君のおかげだと言うのシャクだけど確かに つま先少し浮いてるかなこころひらり ひらり風に乗せて君を きらり輝かせていつまでも いつまでもふ...