• 木下百花

    「1」
  • 少しだけ、美しく

    少しだけ、美しく

    自分の声すら聞こえず手首の鼓動を確かめる生きてる、生きてる、ああこんな私ですら甘ったるい脳にこびりついている暗い部屋の窓ガラスに映った記憶声には出せないけれど明日には変わる気がするの少しだけ、美しく生きて、いたい誰にも声すら届かず1つの答えも見つからず探して、探して、ああ認めてほしいのか貴方のあの日のあの言葉憎くて優し...