• Sou

    「66」
  • 鯰

    酔いは覚めたかお嬢さん何処へ行くのかお嬢さん縁も尽きたね通せんぼぱいぽぱいぽのしゅーりんがん夜が明けるよお嬢さん風邪はひくなよお嬢さん気づかないのはお馬鹿さんこれが最期の声永遠に雨よ降れよ貴方に愛を人には寂しいなら泣いてはいかがノアの船よ僕を連れてよ貴方と世界を創るの巡る巡るは塩の味混ざり淀んだ罪の味影を隠した紙芝居焦...
  • 波に名前をつけること、僕らの呼吸に終わりがあること。

    波に名前をつけること、僕らの呼吸に終わりがあること。

    くだらない愛の結果で僕らは生まれ落ちて呼吸さえ強いられているけど綺麗な言葉並べて、醜さに蓋をして自分を愛せないままだなずっと。くだらない嘘を言う度青色こぼれ落ちた、ガラスの瞳が綺麗で君のその瞼のように優しいひとになってさそんな僕を愛したいんだよ「わたしの呼吸に終わりがあること」君の声を覚えている生まれては消えていくこと...
  • ノイド

    ノイド

    -ワレラヲモウユエニワレラアリ-ロボットたちが宣いました片や 当の人類なんてさ脳に苔生やしています見限られた旧歓楽街思考回路 L∞Pしているのは前時代のガラクタなんてさもう此処では 必要ないんでしょアシッドジャズの雨降りしきる午前2時のアスファルト躰と魂 拒絶反応バグだらけ「ア...ニマルのまま 滅んでいれば...」こ...
  • ハングリーニコル

    ハングリーニコル

    あなたは嘘が真実に見えたとてもじゃないが 救えない 救えない家畜のように肥えて垂らして 売れ残りを待っていたあなたはどうも恣意的に見えたその不埒な態度 Q.「模(も)したい?」A.「燃(も)したい」蔑まないで言い負かしてみてよ一つ覚えにピースオブケイク限り 限り 限りに義理 義理 義理で妥協して交わった あなたが笑うか...
  • flos

    flos

    拝啓僕の願いよ 未来よ 絶え間無い後悔よ体感八度五分の夢は軈て散ってしまった再啓君の想いは 憂いは 回る感情論は半径八十五分の世界に囚われた儘本音を挿し罅割れた今日を溢れた一切に薪を焼べて風に乗せて錆びた空を彩る燻んだ日々を丁寧に飾った花は直ぐに枯れてく愚鈍な僕は夢から覚めて縋った意味も無いな君が僕にくれた声も色も揺る...
  • 僕は水になりたかった

    僕は水になりたかった

    虹色の雨に攫われたもちろん、それは夢だった僕は水に成れなかったもちろん、それは夢だった「いっその事全部流して、くれたら善かったのにな。」傷だらけの体を隠してしまえるのなら生きたいと思う事息さえも止める事色彩の応答そのどれもが僕の輪郭だ?僕は水になりたかった?カナシミの輪郭、囚われない様僕は“見ず”で在りたかった理不尽だ...
  • tig-hug

    tig-hug

    「シタイ事もできないんだ」声に為らない声シタイと何も変わらないさ想った様に嗤えない痛い、異体、手の為る方へ剥がれ落ちたセツナ他愛の無いヂレンマにもうね 後悔ばっかするのです『もう大丈夫』笑って全部キャッチして…いたいそう、理想 振りかざすんだ自分を魅ようとしないで気持ちよく肢体が通せんぼ ばっかするのですぼくも浮き世も...
  • チョコレートタウン

    チョコレートタウン

    優柔不断な僕ら どこだか どこだか 歩いてってトリッキーになって臆病になって甘い甘い 誘惑に誘われて優先順位を頂戴 ちょこまか ちょこまか 歩いてってそうメイソンなんて迷信だって空想上の街で溢れてはサンデー マンデー チューズデー 泣いてそう ウェンズデーだってすっと去ってサーズデー フライデー 知らん顔してそう サタ...
  • 帝国少女

    帝国少女

    頽廃的都市構想浮ついた世のシーンでメロウに雑踏の中息衝いたTrap ChiptuneとNeon アラカルト感傷的都市逍遥フラついた夜のミームとメロディ彷徨って行き着いた路地裏の闇夜に溶ける本能的都市抗争騒ついた銀のホールでファジーに喧騒の中色褪せぬVaporwave Makina エトセトラ絶対的都市権能ヘラついた今日...
  • ナンセンス文学

    ナンセンス文学

    感情的にはなれない 今更臆病になって研ぎ澄んだ言の刃 大事そう 抱え笑ってドクドクドク ハイテンション吸って吸って 吐き出せないへそまがりなアンタに嫌気がさしていく真昼のランデブー ビビディバビデブー孤独の愛を 注いであげましょう心が病んでく 僕らは今日生まれ変わりましょう僕ら馬鹿になって 宙を舞って今だけは忘れてラッ...
  • はくしの春

    はくしの春

    誰か 振り返ってくれないか砂上へ魔法はもう使い果たそうか好きなだけあざやかな終わりを見据え欠く線をまだ見えない未来を使って埋めていくぼくの頭上はもう飴玉で満ちていた溶けて伸びちぎれて消える 消える夕波が足元を攫って惑う爪先から熱を奪う 砂を 風を 連れて声を聴け 名前のない思考達を晴らしてくれ 通り抜けるみたいに数えな...
  • あやとり

    あやとり

    失くしたものを 拾い集めて子供の消えた砂場を歩くこれからきっと雨が降るだろう鈴によく似た 声を震わす手を伸ばしたくらいじゃ届かないような距離でもう少し 寄り道をしていこう?傘の無いフリして 話した日のように心の糸を手繰り寄せいつか 結び目に気付くのならこれから君と雨宿り濡れた瞼の中に 傘を差す思い返せば 映画みたいな恋...
  • 疑心暗鬼

    疑心暗鬼

    遊ばせた視線はマーダー 雲の中みたい you wonder感じられるのは凄い殺気 you feel it 脅威此処では狭すぎるから 何処かへ行こうか 今からはみだすカンジョウの色 君が当ててみろギリギリの鼓動の対応 溺れる身体の未来突き当たりは見当たらない 君は耐えられない抱くのは恐怖?希望? 見えるのはどんな模様?信...
  • 虚空腹家の憂鬱

    虚空腹家の憂鬱

    邪推を溶かした 涅色の珈琲このところこんなモノばかり淹れてる遮った部屋のテーブルに ちぐはぐな言葉運ばれてくる 羨望の種お腹一杯だもう要らない 君の目は見ない今日も失敗だ君の料理は とてもとても美味しいのに顕な渋さが飴色の紅茶にそれどころじゃないが どうして気に障る?耐え切ったはずの御依頼 ごちゃごちゃなアイロニー磨い...
  • さかさシンドローム

    さかさシンドローム

    退屈だよ 君の言葉も 大好きだったはずの詩も何もかも全部嘘に見えて 虚しくなるよ例えるならそう 昨日までの僕をバラバラにして壊してしまいたいほど 自分が嫌になるんだ笑ってもっと こんな僕を くだらないって思うなら繋いでぎゅっと その指が 千切れ落ちてしまうほど君の眼に映ってる 今の僕は偽物だとまだ気付かない夜は 明けな...
  • サリシノハラ

    サリシノハラ

    大抵の事じゃ挫けない 僕は君と共にある週末改札の向こう 銀河一等星の輝き戯言なんて無視しなよ 人はヒヨリミなんだしょうがない60兆の細胞×君の快感を 見せてくれ新しいトビラの前で 独りで寂しくないかないっそ死にたい なんて思ってるのかなそれでも君が好きだよ どんなに汚れた未来でも隠したい過去があっても大抵の事じゃ砕けな...
  • 思春期少年少女

    思春期少年少女

    思春期少年少女キミが好きなあいつはぼくが好き好き。キミのこと想うと呼吸困難なの。思春期少年少女あいつとぼくは爛れた関係キミそんな目でぼくを責めないでじんじん疼くの、成長痛なの。モラトリアム・エモイスト・シンドロームなの。すきっ なの ちがう。桜風に舞い散っていろいろ萌て、悶えて、悩ましいの、キミを知ったぼくの設定が壊れ...
  • ショパンと氷の白鍵

    ショパンと氷の白鍵

    赤レンガくぐった 転びそうな木ぐつオルガンが響けば 雪の絨毯に覆われる世界中から愛された夜は 街を七色に彩った世界中から放り出された 夜はどこへ行こう夢の3番地 眠気の角 1010時 待ち合わせ鍵盤は氷のように冷たい音がしたそう 紡いでいく 君と僕と寄り添った二つの記憶だからもうちょっと 眠らせて―出口のない空がどこま...
  • 新世界LIVE

    新世界LIVE

    さぁはじまりの合図暗い夜去った時は華やぐ未来開場さMy Lifeなんて言っちゃってそれは僕が願った新展開何言われても笑える I don't careくだらない正義感は捨てんだはいはいなんでそうやって君はいつも腐って強がって揺れる限界線を越え向かえばそこは輝く世界会場さMy Liveなんて言ったくせ辿り着いたら着いた反省...
  • StarCrew

    StarCrew

    空に流れた 光る星を追って触れられない 届かない手 のばす儚い光は 心締め付けるくらいに冬の空 遠くなる夜も深くなり 静まりかえる世界星の記憶が 地上へ届く頃見せたいものがあるんだ おもむろに空を指差し君を連れだした雲のない夜空に 星屑きらめく世界遠くの空を指差し 微笑んでる君初めて握った手 握りかえしてくれた時計もう...