のうじょうりえ
「42」この部屋はいつも夕方
隣のアパート 夕日色の壁お揃いの色に染まった洗濯物上の人、今日もいないみたいこの部屋はいつも夕方排水溝がまた流れなくなって擦ったハブラシは広がったまま溜まって 詰まって くたびれてどっちが片す、この掃き溜めを黄昏のふたり眩しい日差しはどこに行ったのだろう黄昏れる頃にもう少ししたら君が帰ってくるのに丸くなった猫の目 電気...ファイナルファンタジー
何にもやる気が起きなくて午前4時夜明け鳥の声これって逃げだと怒るかな誰の目を気にしているんだ傷付いた言葉傷付けた言葉身体中ぐるぐる巡ってそんな悪い奴は今日の内に倒そう明日に持ち越さぬようにこの広い荒野を抜けて名も知らぬ君と戦う初めて見る景色を越え僕は君を駆け抜けよう人生の攻略法なんてどこにも売ってないどこにも載ってない...あの花みたいに生きられたら
育てていた花が枯れました何で枯れてしまったんだろう元に戻れと水をやるけど君は枯れたままこんなにも弱かったんだねあの人への気持ちも枯れたまま何で枯れてしまったんだろう元に戻すのは難しいなあの花のように人の優しさを感じて生きていけたらなそれだけで充分なのになそれだけ感じたいのにな綺麗な花を頂きました切られているのに真っ直ぐ...わたしに飽きるその日まで
ご飯を抜いても お菓子を食べたら同じ事早起きしても 二度寝をしたら同じ事何がしたいの昨日慰めてくれたあなた今日はわたしを傷付ける褒めて欲しい訳じゃないけれどわたしはわたしを歌うんだわたしが飽きられるその日まで笑ってみせてわたしが飽きられるその日まで何度も聞いてわたしが飽きられるその日までそばにいてねお金のために 歌うの...わたしのいない世界のあなたへ
わたしのいない世界であなたはどんな顔をしているのどちらにしてもあなたが笑って過ごしてくれますようにわたしがいなくなって悲しむ人もいるのでしょうかさすがにそうだよなそんなに悪く生きたつもりじゃないわたしがいなくなって喜ぶ人もいるのでしょうか憎まれるほど大きな人間なんかじゃないなあなたがそんな顔をするから安心して 眠れない...