岡千秋
「1197」酒場ひとり(セリフ入り)
叶う夢やら 叶わぬ夢か夢を追うのも 恋のため別れても 未練があるから 忘れない酒よなんにも 聞かないでいろいろあって いま 独りあゝ いま 独り人は誰かを好きになりそして別れに泣くのですね拗ねて生きてる 訳ではないが酒と仲良し 安酒場人生は 表があるから 裏がある裏は知りたく なかったがいろいろあって いま 独りあゝ ...大阪めおと川
極楽トンボで ど甲斐性なしの俺(わい)でええのか なあおまえ何をいまさら 東京すててあなたをえらんだ 妾(わたし)ですあんじょおやりやと 今日も流れる大阪……めおと川かんにんやで……あれから三年浴衣一枚、買うてやれんままやいいの…いいのよこうしてあなたと居られるだけで倖せなのよ…妾おまえは…ホンマ 俺の観音さんや着たき...霧の情歌(こいうた)
あの日と同じ 帯締めてすこし濃いめの 口紅をひく遠い汽笛に…あなたあなた燃える想いを 朝霧が隠してくれる 山峡の駅夕陽に映える 由布の嶺ふたりで歩く 金鱗湖いいの今日から…あなたあなた都会ぐらしの 古傷は昨日に流す 木の葉舟町を見おろす 狭霧台ひとつふたつと 夢あかり抱いて下さい…あなたあなた胸の温もり 沁みるほど生命...