• 岡千秋

    「1197」
  • 酒場ひとり(セリフ入り)

    酒場ひとり(セリフ入り)

    叶う夢やら 叶わぬ夢か夢を追うのも 恋のため別れても 未練があるから 忘れない酒よなんにも 聞かないでいろいろあって いま 独りあゝ いま 独り人は誰かを好きになりそして別れに泣くのですね拗ねて生きてる 訳ではないが酒と仲良し 安酒場人生は 表があるから 裏がある裏は知りたく なかったがいろいろあって いま 独りあゝ ...
  • 愛の伝説

    愛の伝説

    振りむけばあなたが 今は遠くに見えるわ心揺れた月日が 嘘のような景色で霞むわいつでも逢うのは夜の かりそめのホテル時間が停ったような そんな気がした滅びるものが愛ですか夢を真実と言えないようにHm…憎しみ合うまえに決めたわたし一人で生きてゆきます想い出をたどれば 何処へ帰って行けるの色があせた出逢いをわたしどんな思いで...
  • 大阪物語

    大阪物語

    石だたみ横丁は 水かけ不動につづく路ままにならない恋でした ふたりの法善寺胸は死ぬほど 燃えながら文楽人形の 芝居のように泣いてわかれた あのひとよ大阪は大阪は 道頓堀から夜が来るお祭りを待ちわびた 七月天満の鉾ながしそろいゆかたも懐しい 夜店のあの匂い遠くさい銭 投げ入れて幸福たのんだ あの日の夢はすぎて返らぬ 人の...
  • 浪花恋しぐれ

    芸のためなら 女房も泣かすそれがどうした 文句があるか雨の横丁 法善寺浪花しぐれか 寄席囃子今日も呼んでる 今日も呼んでるど阿呆春団治そりゃわいはアホや。酒もあおるし、女も泣かす。せやかて、それもこれもみんな芸のためや。今にみてみい!わいは日本一になったるんや。日本一やで。わかってるやろ、お浜なんや、そのしんき臭い顔は...
  • 大阪めおと川

    大阪めおと川

    極楽トンボで ど甲斐性なしの俺(わい)でええのか なあおまえ何をいまさら 東京すててあなたをえらんだ 妾(わたし)ですあんじょおやりやと 今日も流れる大阪……めおと川かんにんやで……あれから三年浴衣一枚、買うてやれんままやいいの…いいのよこうしてあなたと居られるだけで倖せなのよ…妾おまえは…ホンマ 俺の観音さんや着たき...
  • 下町夢しぐれ

    下町夢しぐれ

    「いつも世間の色恋沙汰には弱い女が泣きをみます……」人の世界と 隅田の水はどうせ 冷めたい ものなのさ惚れて つくした 女の夢も醒めりゃ 一羽の 都鳥なにも言うまいなにも言うまい 下町しぐれ浮いた噂の ひとつやふたついつも 女にゃ つきものさ情け ひと雨 濡れたいけれどしょせん 男は 浮気舟なにも言うまいなにも言うまい...
  • おはん

    だましてください さいごまで信じるわたしを ぶたないでおんな おんな わたしはおんな髪のひとすじ くちびるさえもあなたの女で いたいのよどんなにつめたく されたって抱かれりゃあなたを ゆるしてるおんな おんな わたしはおんな声をころして すがれば熱い死んでもあなたに つくしたい流れてゆくのが 浮世なら流れてゆきます こ...
  • 恋螢

    燃えろ螢火 海山越えて北の大地に 踊る夜は無理に濃い目の 口紅をひく (ハア)よさこい よさこい (ハア)よさこいソーラン (ハア)ハアー アー ハアー (ソイヤ ソイヤ)ハアー (ソイヤ ソイヤ ソイヤ ソイヤ)泣いて咲くのか 笑って散るか三日三晩の 恋螢 母と繕う 手縫いの衣裳情けは深く 夢浅く北の女の 性哀し (...
  • 霧の情歌(こいうた)

    あの日と同じ 帯締めてすこし濃いめの 口紅をひく遠い汽笛に…あなたあなた燃える想いを 朝霧が隠してくれる 山峡の駅夕陽に映える 由布の嶺ふたりで歩く 金鱗湖いいの今日から…あなたあなた都会ぐらしの 古傷は昨日に流す 木の葉舟町を見おろす 狭霧台ひとつふたつと 夢あかり抱いて下さい…あなたあなた胸の温もり 沁みるほど生命...
  • 湯けむり慕情

    かくれ妻だと 知りながら重ねてきました 罪のかずいつかは別れが くることを知っていながら 恋しがるああ あなたにあなたに逢いたい湯けむりの宿洗い落とせる ものならば流して下さい 傷のあと浴衣の襟もと かき合わせ胸の痛みを かくしてもああ あなたにあなたに逢いたい湯けむりの宿あなた忘れる 旅に来てなおさらつのる 恋ごころ...
  • 月下美人は恋の花

    とても離れちゃ いられないのにさめたふりして あなたをじらす女ごころをやさしく包むあなたに酔って ひざ枕一年一度の夜に咲く月下美人は恋の花 恋の花逢えば逢うほど 愛は足りないなのに一夜で 終わりだなんて夏の背広に こぼれる秋を抱きしめながら 泣きましたこの恋 たとえ一夜でも私一生 忘れない 忘れない儚なけりゃこそ 花は...
  • 恋さだめ

    この世に生まれた その時に運命が決って しまうのね灯りを消した 湯舟の中で泣いてる女が いることをあなたは知って くれるでしょうかお酒は好きでは ないけれど思い出つぎたし 呑んでいる他人のままで 別れていたら涙で素顔を よごさないあなたは知って くれるでしょうか一緒に暮らした 半年が倖せだったわ 私には二人の枕 並べて...
  • 愛染橋

    好きなだけでは 添えない恋の涙隠した 泣きぼくろいつか も一度 抱かれてみたい女ごころの 願い川愛染橋の めぐり逢い…私ひとりの あなたにしたいそれは女の 罪ですかどうか 叶えて 一途な想いたとえ世間が 邪魔しても愛染橋を 渡りたい…そうよ 二人は 連れ添うために生きて 来たのと 信じたい情け ひとすじ 流れる水に明日...
  • 男がいち度 こうだと決めりゃ白が黒でも 生命を賭ける背中に重たい 世間の拳あんた居るから 耐えられますと微笑む仕草の…いじらしさ(セリフ)「昔のおなごはんは ほんまに可愛いおました~いち度惚れたらトコトン 尽くしてくれほんまに 惚れ甲斐おましたわ…それに比べ今の女の気持ちはさっぱり蛙のチンチンや! え…?アいや~なんや...
  • 篝火草

    冬のつらさに 負けないで灯りけなげに 点す花どこかおまえに 似ていると抱いたあなたは もういない見えるでしょうか わたしの泪夢もやつれた 篝火草ひとつコートに くるまって耐えた憂き世の 氷雨ひとりぼっちの おんなにはあなたしみます 刺さりますどうか今すぐ 迎えに来てよ笑顔わすれた 篝火草うしろ姿の しあわせに寒さつのら...
  • 兄貴

    夢をみるたび 傷ついていっそ このまま 死のうかと思った事が あったけど強くなったわ この頃は 兄ちゃん 安心しておくれ(セリフ)「今頃は富士の裾野か鈴鹿の峠かというても夜中に精だす、トラック野郎の兄ちゃんには山も峠も見えんわなあ、一般家庭では 一家だんらんゴールデンタイム うちの兄ちゃんは、かせぎ時や!男はんの背中流...
  • あなたが港町

    死ぬほど愛して つくしていてもこの世に咲けない 恋もあるしっかり抱いてねぇあなた 夢でもいいわ肌をよせれば黒髪もとけてあまえる あなたが港町あなたがいなけりゃ 生きてはゆけぬか弱いおんなを なぜ泣かすしっかり抱いてねぇあなた 嘘でもいいわ木の葉みたいな このわたしいのち哀しい あなたが港町他人じゃないわと あなたの指を...
  • 大阪雨情

    あんたは嘘が下手やから可愛い女に ようなれん想い出運ぶ 新地の雨も素直になれよとほほを打つ男は夢から抜けきれへんし女はお酒じゃ酔いきれへんし大寒 小寒 心が寒いそれでも恋しいあああんた 大阪雨情お酒に捨てる 淋しさが灯りの数だけ にじむ街昨夜も肩に移り香つけてしあわせ芝居に水をさす男は いつでも煮えきれへんし女は いつ...
  • 長崎雨情

    傘のない日に そぼ降る雨はなんで女を 泣かせるの長崎 長崎 あなたのいない港 坂道 異人館別れても 愛していたい恋は女の 夢ものがたり何を祈ろう マリアの鐘に逢えば幸せ ふしあわせ長崎 長崎 あなたと濡れた夜の丸山 石だたみ別れても 覚えていたいみれん ためいき 夢ものがたりひとり暮らしは 淋しいけれどいいの誰にも 抱...
  • 想い川

    離さないでと すがる手に吹いた冷たい 別れ風肌を重ねた 思い出も水と流れて 遠ざかる命ゆらゆら 想い川明日も見えない 私です思い悩んで 決めました今も好きだと 決めましたあなたなしでは 生きられぬこれが女の 弱さなら情けしみじみ 想い川乳房 せつない 私ですいつか何処かで めぐり逢い燃えても一度 抱かれたい愛の月日の ...