• 筒美京平

    「1382」
  • ミッドナイト・ロンリー・ビーチサイド・バンド

    ミッドナイト・ロンリー・ビーチサイド・バンド

    ビストロの灯りが静かに海にこぼれてるパーティ脱け出たふたりの uhm シルエット風を抱く君のサマードレス波音を相手に もすこしふたりで踊ろうキールのグラスを車のルーフにあずけて シューズ脱ぎ捨てて空に吹くよ 口笛を僕は君のルンバ サンバ ボサノバ チャチャチャミッドナイト・ロンリー・ビーチサイド・バンドほほえみが少しで...
  • 17才

    17才

    誰もいない海二人の愛をたしかめたくてあなたの腕を すりぬけてみたの走る水辺のまぶしさ息も出来ないくらい早く 強く つかまえに来て好きなんだもの私は今 生きている青い空の下二人の愛を 抱きしめたくて光の中へ 溶けこんでみたのふたり 鴎になるのよ風は大きいけれど動かないで おねがいだから好きなんだもの私は今 生きているあつ...
  • 愛のキューピッド

    愛のキューピッド

    ちょっと気になるあの人名前も知らない胸に残るまなざしあの人は誰れなのこの次 どこで会えるかそれさえ わからないけれど天使の使いが ふたりを会わせて くれるかしらちょっと気になる あの人わたしをみつめた言葉もかわさないで友達の友だち小さなめぐり逢いなのわたしは忘れられないの天使の使いよ も一度会わせて あの人に小さなめぐ...
  • 愛の花咲かせるために

    愛の花咲かせるために

    綾とりの糸が なぜかしらもつれるはじめての恋の もどかしさ誰かに気づかれて 噂になってこわれてしまう きっといつかだから明日(あした)こそは この気持を伝えよう 恥ずかしくてもこのまゝ背を向けて こゝへは二度と帰って来ない きっとそうよだから あなたのあと 追いかけよう愛の花 咲かせるために...
  • 恋はそよ風

    恋はそよ風

    いつかあなたが 見たって言ってたわ花咲く村へ 行きたいヘイヘイヘイ裸足で野辺を どこまでもかけるの愛の香りを さがしたいヘイヘイヘイ恋はそよ風 二人を結ぶ今日もまたこころとこころを あゆみ寄る子供のように 待ってる私なのあなたの やさしい物語ヘイヘイヘイ恋はそよ風 二人を結ぶ今日もまたこころとこころを あゆみ寄る春がめ...
  • 夢でいいから

    夢でいいから

    夢でいいから もう一度あなたに 逢いたい逢ってくちづけの お返ししたいの恋のカクテル もう一度あなたと 飲みたい飲んでくちづけの お返ししたいの夢の中の ドリーミィ・アイズあなたの 愛の言葉が遠く聞こえる とても淋しい夢でいいから もう一度あなたに 逢いたい逢ってくちづけの お返ししたいの夢の中の ドリーミィ・アイズあ...
  • 青空のサングラス

    青空のサングラス

    ZORROと二人きり車に乗り込み出かけようバックミラーに映る都会は白黒映画の摩天楼友だちはみんないい人ばかりよでも私立ち止まってたら自分を見失いそうなのサングラスを外したら心に飛び込むハイウェイ生きてるまぶしさ太陽に向ってまっすぐに咲いたひまわりの素直な心で私に明日に駆けてくわ草原の中のドライブ・インから電話してあなた...
  • あなたに夢中

    あなたに夢中

    水色のカーテンに春の光遊んでいるわいつもよりまぶしい朝は恋のせいかしらはじめての待ち合わせ映画を見る約束の日よよそゆきのマキシえらんでちょっぴり背伸びしてみたのあなたに夢中 夢中なの瞳(め)に映(うつ)るもの何もかもまぶしいわ珈琲にお砂糖を一杯半くるくるまぜて倖せをスプーンにのせて飲んでしまいたい夢かしら夢じゃない そ...
  • 雨の予感

    雨の予感

    眠れないの風が騒ぐからあなたからの電話こないから心が変わったのね 明日逢う約束したのに嘘で埋めてしまう日記なのあまり悲しいことが多すぎて明日もきっと雨ね 泣かないと指切りしたのにひとりゆらゆら涙の海へ小舟のようにさまようのあなたのやさしい胸だけが小さな魂の港よ早く早く夜が明けて風よ雨雲を飛ばしてね朝がくれば今夜のことも...
  • オレンジの口紅

    オレンジの口紅

    去年の季節のかわり目に私が借りてたサマーセーターどうすればこの海で返せるのひと目だけでも逢えませんか淋しい口実でしょうか冷や汗かいてたコカ・コーラ二人で半分ずつ飲んだあの夏の光あの頃あなたが泳ぐたび「サメよ!」と指さし驚かした青い波 青春がきらめいたもう一度だけ乗りませんかおなじ湘南電車に岩場でキスした想い出も心に悲し...
  • かなしみ葉書

    かなしみ葉書

    泣きはらした目に絵葉書が揺れるあなた遠い町でさよなら書いたのはせめてもの私へのいたわりね吊り橋の写真 選んだ理由は心の架け橋がなかったせいかしらやさしさを読みとれば胸がつまるわあなたと私の淋しさを足せばそれが愛と信じていたの去りゆく季節を追いかけてみてもあなたはもう帰らないの旅立ちの前にここに来たあなたせめてその隣に私...
  • カントリー・ロード

    カントリー・ロード

    いつか私が20才になってブルーのダットサン手に入れたらふるさとの町 飛んでゆくからラララ 私をお嫁にしてね青い空と緑の丘こんな処であなたと小さな家たてたいCountry Road手をつなぎなさいないついつまでもはぐれないようCountry Roadさあ歩きなさいな愛は果てない一本道だからもしも私が傷つきながらグレイの都...
  • 銀河急行に乗って

    銀河急行に乗って

    眠りにつくと迎えに来るの白い煙を吐く機関車が窓から空へ銀のレールが夢の世界へ誘ってくれるジュエルの箱を散りばめながら街の灯遠く飛び去ってゆく綿菓子雲のホームのはじで手を振るあなたもうすぐ見える銀河急行に乗って銀河急行に乗ってはたちという駅まで夢のように過ぎたのもしもあなたがアルタイルなら離ればなれの私はヴェガね雨が降っ...
  • 心さわぎ

    心さわぎ

    木の葉がその色変えるようにあなたの気持ちも動きそう秋の色に染まりながら心さわぐ毎日です逢えない月日が流れます待つことだけではだめですね涙はもう流しません逢える日には幼すぎる長い髪も切りましょうあの時くちづけ許せずに気まずい別れをしましたね子供じみたためらいだと今ではただ悔やんでますくち紅はじめてつけました不思議に自分じ...
  • THE MILKY WAY EXPRESS

    THE MILKY WAY EXPRESS

    銀河急行に乗って銀河急行に乗ってはたちという切符でどこへ行けばいいの...
  • 幸福ゆき

    幸福ゆき

    幸福という名の駅に行く列車に風のように飛び乗ったの 早く着いて恋してる気持ちは旅立ちに似てるわ目に見えないこの線路は愛の明日に続いてるの片道の切符しか今はないけどいつかきっと あの人に届くはずまごころにめぐり逢える光しか見えない 希望しか見えない片想いもわるくないわ とても素敵街角で出逢ってすれ違うあの人ほら視線があっ...
  • 白い季節

    白い季節

    雪が降ります沈んだ心に白く深く哀しみ色してああ あなたなしで過ごす午後はとても辛い吹雪に埋もれたポスト 届いたあなたの手紙さよならの文字を涙に浮かべ泣きましたふるえながらいつか消えます愛した傷あと涙かわくその日を待ちますまた燃える愛にめぐり逢える日まで きっと愛は大事なわたしとあなたの心つなぐ見えない糸です今 胸の中で...
  • 水曜日の約束

    水曜日の約束

    あなたを待っていたの 映画街でひとりロードショーの切符を手のひらに握りしめはなやぐ人の波に笑顔を探したの来ないと知ってても私は待つのああ うつむいて愛つげられた日々が涙の中に揺れるの真っ赤なレイン・コートに悲しみをかくしていま待つことだけが私の愛なの辛い時にはぼくを想い出せと言ったやさしい嘘なのね 忘れはしないああ そ...
  • 茶いろの鞄

    茶いろの鞄

    路面電車でガタゴト走り橋を渡れば校庭があるのばした髪に帽子をのせたあいつの影がねえ見えるようだわ人は誰でも振り返るのよ机の奥の茶色の鞄埃をそっと指でぬぐうとよみがえるのよ 懐しい日々学生服に煙草かくして代返させてサボったあいつ人間らしく生きたいんだと私にだけは ねえやさしかったわもう帰らない遠い日なのにあの日のままね茶...
  • 夏の扉

    夏の扉

    灼けた肌の色がうすらいでゆく風も秋の匂いがするわ眩しかった夏を見送るの あなたと――熱い砂は冷えてしまったけれど海に沈む夕陽のような愛の炎 胸の奥で燃えるのよあなたがそばにいてくれるから渡り鳥のように羽撃(はばた)きたいの秋も冬も春も渡ってめぐる夏にまた海に来たい あなたと――愛は日記みたい この新しい白いページめくっ...