筒美京平
「1382」Summer End Samba
それは夏 光の粒子砂のうねりは絹の襞海鳴りを背に走る坊やはカニとサンゴを手にかざすそれは風 髪を束ねる菫の水着似合うひと赤銅色の背がふるえてて笑うあなたがわかったわSummer End Samba 絵に描いたような八月私の心の風と雨Summer End Samba 絵に描いたような幸福砂丘の影から見ていたのそれは波 ハ...トライアングル・ラブ
プリズムの赤や青が陽ざしへと光るブラインド越しに透ける街はもう真夏瞳外らすのは隠し事してる証拠ね誰ともう海で灼けたのか聞かないわプリズムを弾く指に三角の玻璃(ガラス)その人と私たちの関係のように席を立つあなた電話する長い空白爪のマニキュアに夕焼けがとまったわプリズムに片目あててごまかしたあなた真っ直ぐに投げた愛が手を外...ピッツア・ハウス22時
サラミとオニオンそれとアンチョビキャンティのワインとグラスをふたつ紙ナプキンをひざに広げてまっすぐぼくの眼を見るんだね二年前ならバラの破片(カケラ)を頬に散らして爪見てたのに変わったな そう言いかけてやめたのはスプーンに映るぼくも歪んで見えたからこの店も何故かさびれてしまったねLonely Nightピッツア・ハウス2...