• 松井五郎

    「1493」
  • クローズアップ

    クローズアップ

    フランス語でKissは何て言うの?上手に教えて 唇で眠れなくて逢いに来てもいいの?夢まで誘って その腕で愛されながら女は自分のことを知るのよあなたとかわす香りが始めて願う心を叶える知りあうまで別のひとだなんて恋は不思議にたどりつく抱かれながらもっと深いところへあなたを見つけに行きたいわこんなにそばにいるのよあなたのそば...
  • 存在

    存在

    水に挿した この花もいつか 光を失うあなたの手を 握りながら心が また遠く見てるいまある幸せに ふれるほど 臆病な自分もいてほゝえみを重ねる ふたりは知らずに影はすぐ深くなるひとつしかない ものだと言うのならわたしのすべて この愛にゆだねよう抱きしめられて 伝うぬくもりには 答えがあるあなたの匂いあなたの鼓動ふたりを守...
  • Next Door

    Next Door

    逢いたくて逢える時間が少なくて埋まらない距離がもどかしくてしかたないあゝ笑顔が時々 嘘をついてるほんとうはもっと君に違うことばかけたいそらさないで心を いつも君が離れないよ昨日よりも 誰かよりも 君のことを 好きになれる越えてみるよ かならず ふたりにある 見えない線Doorの向こう 光を呼ぶ 風の声に ふれるようにF...
  • いつか

    いつか

    空に翳した渇いた手が鋭い陽差しに射貫かれる知る人もいない街に震える心を隠そうか砂を積み上げてるような孤独の連鎖は はかなく崩れそうに 記憶まで奪うよ選べぬ道だと 気づいていながらあなたは遠くで 僕を見つめている涙にいまはなにも訊かない明日がある場所も ここが何処かも答えはいまはなにも決めない先へ進めば いつか いつか ...
  • That's Right

    That's Right

    なにを手にしたい渇くだけの 心は逃げる場所はないただ光を見たいなら握りしめたKnife敵は誰かではない殻を破れない呻く声が わかるかChance 時の流れは パンドラの箱さぁ 褪めた女神 ダイス振らせるなここからAh-Ah That's right That's right超えろよ 明日へAh-Ah That's ri...
  • True Name

    True Name

    まなざしのレンズに映り込む群青の空上り坂にかく汗がボクの背中を押す小枝には青い芽が葺く土の温度もぬくもるいのちにはすることがあるときめきが深い息をしたひろがる風の道をどこまでも ただ歩いてみたい名前がボクを選んだ その理由(わけ)を心に探しながらセスナ機が残した地図のようなチョークの線鳥たちの群れのなかへボクも行ける気...
  • Getチュー!

    Getチュー!

    誰もいらないフライヤーみたいに舞うEveryday昨日となにかを うまく変えられたかな どーだいHeartまで ワイヤレスなんじゃ さみし過ぎるどうしても知りたいことなら だったら触れればいいじゃないとびっきりのチュー! 愛がつながるChu Chu-ru Chu熱くなろう熱く I Just wanna Getチュー! ...
  • 月の伝言

    月の伝言

    明日をまだ知らない月が心に浮かんでる夜明けを探すためにいまは少しだけツバサを休ませてみましょうかあふれる涙も許されるあなたを思いだすだけで幸せになれるひとがいるからひとりで迷うてのひら結びあえるもの忘れないで もう誰もが宛名もわからずに手紙を書いていることばで満たすたびに隙間も生まれてほんとに伝えたい愛しさが余白に隠れ...
  • ひら ひらり

    ひら ひらり

    ひらひらひら ひらりと時は どこへ舞うのでしょう春の陽の 鳥の声に枝の花が 応えて満ちる冬のさなかに 忘れてた色をつけて よみがえる行けばわかる道の先に 迷うならふりむいてみるのもいい悲しみも さみしさも抱きしめてあげられるほどあたたかい人になりたいあなたに逢えた 心のほとり光射す 空のようにひとすじの 川の果てはまだ...
  • 悲しみはいつか羽になる

    悲しみはいつか羽になる

    ときめきをつなげたら悲しみはいつか羽になるあたたかい青空も 優しい星空もただ 君を待っている 答えになるからノイズだらけの街に 胸の音が埋もれるずっと 呼んでいるのにきっと 誰も彼も 知らんぷりをする帰りたくなる部屋も笑いあえる場所もいつか標しをした 地図をどこかにみんな置き忘れてく だけどねときめきをつなげたら悲しみ...
  • この雨の終わりに

    この雨の終わりに

    汚れたビルに 埋まるこの街おまえの瞳 何を探してる 夢ばかり見て抱きしめるしか できない腕で拭う涙が 夜明けに広がる もう泣かないで時は消えるだけ 想い出さえ痛みに変えたまま傷つきながら 信じたぬくもり離さないこの雨の終わりには 何があるのだろうひとりで迷う 寂しさよりもふたりで気づく 切なさが怖い なぜいつまでも愛は...
  • 合言葉

    合言葉

    涙の深さに 沈んで昨日に おきざりにされた激しく胸を 灼くようなさみしいためいきを 聴いたこころを あずけていまは 秘密にできる問いかけた 甘く危くあなたを ふるわす 合言葉このままで 熱い 痛みを迷いを 嘆きを 許したい見返す その目とうらはらすぐにも こわれそうな 爪こころをみないでいまは 邪魔なだけだろういつまで...
  • アトリエ

    アトリエ

    アトリエの 屋根裏部屋で 手紙を読んだキャンドルの 消えそうな灯り ふるわせる風もう忘れたい あの ときめきがこわれた古い時計を さみしく刻んでいるカナリアが 来たのは9月 あなたを知らないオルゴール さびついたまま ほこりにかくれピアニシモ 弾くひとのない なつかしい夢いま 逢いにゆく この恋人はあなたに 似ているけ...
  • あのとき……

    あのとき……

    夜風のいたずらのようにそっと指にふれたとまどいを ふりきりきみは 答えたねあのとき 愛しさを言いかけて やめたけどあのとき ためいきでふたり むすばれた遠ざかる季節の落葉がふいに時を告げた帰したく ないのに指をはなしてたあのとき もしぼくが心をうちあけてあのとき もしきみがもっとさみしくてあのとき あと少し瞳をみつめた...
  • ありふれないで

    ありふれないで

    仕掛けた恋に溺れて胸さわぎふたりはすぐに思いを遂げそうでほんとうの自分を投げかけることしかあなたの輝きにこたえるものがないこの胸のはてまで夏がくるのはただあなたのせいだろうありふれないで逢いたい いつまでも一秒ごとにあなたを覚えたい誰のものでもない夢を走る心あなたをみているととり戻したようだこの胸のはてまで熱いめまいは...
  • 海と少年

    海と少年

    白い砂浜なら裸足で寝ころんで誰が呼びにきてもふりむかない心の広さをきみが知るときだけ涙はそのまま海をみつめているその瞳(め)は僕なんだあのなつかしい声が聴こえるまで涙はそのまま返さなくていいよ いいよ...
  • エクスタシー

    エクスタシー

    冷たいベルベットの肌にピンクのシルエットがしみてこれ以上近づいたら心は騙され罠にかかる……Overheatもっともっとまやかしで 抱きしめて闇にちらかる吐息しなやかな足首にからみつくうまい「E」のトレモロを熱く…aje夜風にコルセットがはずれさみしいファルセットの旋律どなるかも知らないままふたりは名前を呼びあいながら…...
  • 風

    瞳に風が吹いて 坂道をひとりで 下りてみたい気がしてた愛称(なまえ)で呼べそうな 履き古した靴からは忘れかけた詩が聞けるふりかえると 何もない空なのに僕だけが むずかしくてもしもここで 君に逢わないでいたなら心まで 渇いたろう涙をあつめてきたハンカチに迷路の地図ばかりを 描いてきたそれぞれに過した わずかな物語にはなく...
  • 悲しきコヨーテ

    悲しきコヨーテ

    牙むきながら 抱きしめてしまいたい Woo いますぐに風にまぎれて 爪をたてられたい Woo からだじゅう闇夜にむすばれて いたいのに『こんなに愛されて こわいのよ』こころを暴かれてしまうよ なぜさ嘘つきになる 意地悪にもなれる Woo きみのせいほしいものなら 盗んできてもいい Woo なにもかもことばに縛られていた...
  • ガラスのささやき

    ガラスのささやき

    誰かに逢いたいくせに思い出せる夜がない見知らぬ他人のふりで古い手紙さがせない胸に隠したナイフのままの昨日があるひとり傷つき嘘つきながらそれが夢のようにどしゃぶりみたいな恋に裸のままいられない許してあげたい人にわずかな言葉さえないいつもほんとうの自分がそっと答えているひとり傷つき嘘つきながら何もなくていいと風は心をさみし...