筒美京平
「1384」すべて化石になる日まで
指先がなぞるたびこぼれてく吐息が窓ガラス濡らしてる僕の背中にまわした君の細い両腕(りょうて)が闇に吸い込まれるようにゆっくりと ゆっくりと力果てるすべて化石になる日までいまは君を抱いていたいあなたしかいないわと耳もとでささやく君をまたひきよせて静かな夜の片隅素肌に火をつけるよ燃え尽きてゆく幸せしっかりと しっかりと見つ...やさしさに僕は包まれた
愛という名の服を 一枚脱いだだけで君は綺麓になった 抱きしめてあげる僕の手触りが好きかい 君が息を止める二人暮らし始めないか そろそろ星もない夜だけど君に打ち明けていいかい 秘密を愛してる閉じた君の手に僕は包まれた愛の道具があれば 伝えきれない事ももっと素敵に君に 教えられるのに僕は君よりも少しは 人を愛してきた朝が夜...