• 秋元康

    「3249」
  • 恋のロープをほどかないで

    恋のロープをほどかないで

    恋のロープをほどいちゃ だめだめあなたのその微笑にきっと私流されてしまうわ恋のロープをほどいちゃ だめだめ今抱きすくめられたら何も言えず 瞳閉じてしまうわコットンのシャツを少しまくって海の雫をそっとすくえばまだ冷たいねと 肩をすぼめたあなたはまるで年下のようね砂浜の小さな舟縁に腰かけて右手をかざしながら夏を待っていた恋...
  • 茅ヶ崎に背を向けて

    茅ヶ崎に背を向けて

    きっといつか 君と僕がまた会える その日まで海沿いのバイパスでウインカーを右に出しながらオートバイ 傾ければ西の太陽も こぼれていく背中に顔埋め しがみつき風の向きに 君は泣いた茅ヶ崎から夏が終わり遠く消えてく街へと景色を走らせて茅ヶ崎から夏が終わり恋も終わったミラーに2人の渚僕の背中 濡らす涙気が強いはずだった君なの...
  • パナマのシャポー

    パナマのシャポー

    誰かつかまえて誰かつかまえて早くつかまえてパナマのシャポー 風に飛ばされてまるで蝶々のようにパタパタと飛んでいったパナマのシャポー 青い空高く白い翼をそっと広げ屋根など飛び越えて君は慌てながら 追いかけたけど両手伸ばしたって いまさら遅いねパナマのシャポー ちょっぴりじらしてふわり舗道に落ちてみたりそれからのぼったり愛...
  • 不思議な手品のように

    不思議な手品のように

    ふいに名前を呼ばれて 振り向いたら変わってない昔の彼去年17回目の 誕生日にキスした瞳で見つめてたこれからどこへ行くの?2人の声は偶然 重なったまるで 不思議な手品のように時は戻ってあの頃の恋が ときめくまるで 不思議な手品のように時は戻って初めて会ったみたい 今バスを降りる人達に 紛れそうな互いのハートを引き止めて…...
  • 若草の招待状

    若草の招待状

    木々のすき間から広がる空青い風見鶏君はあの夜と同じ服で僕を迎えに来てた何百の言葉より見つめればすべてがわかるね若草の招待状悲しみ乗り越え若草の招待状君は誰よりも美しい2人 見過ごしていた何かを恋の後で気づいたさよならを言った並木道緑がこぼれる季節からの招待状君の ぬくもりを季節からの招待状僕の腕の中受け取った若草の招待...
  • ガラスのクツ

    ガラスのクツ

    オーディションの会場はみんなの夢の入口たったひとつのガラスの靴誰の靴かを探してる「かぼちゃの馬車に乗りたい」つぶやく女の子たちもう1人の自分を信じて私らしく 踊るわだって Chance!やってみなきゃ 始まらないもっと Chance!トライしなきゃ もったいないキセキは 勇気の隣に私はなっちゃん 歌って 踊る15秒だけ...
  • 孤独の森

    孤独の森

    今 あなたに すぐ会いたい優しい腕に 抱きしめられたいもう すべてを失ったの私は一人 途方にくれてる悲しみは 孤独の森どこへ行けば あなたに会えるでしょうこの霧の中で探してる あの家の あの灯り愛 今ならわかるわ あなたが私にくれたもの輝いてるあの日々よ もしも出来ることならとり戻したい愛 今ならわかるお願い どこかで...
  • たまたまねぎねぎ~たまねぎが教えてくれたこと~

    たまたまねぎねぎ~たまねぎが教えてくれたこと~

    昔々 ある国で泥だらけのたまねぎがみんなにいじめられてた「おまえは おまえは中身が何もない空っぽ野郎」だから 子供たちにもプイと嫌われて細かく みじん切りに刻まれるんだカレーの中シチューの中煮込まれてカレーの中シチューの中溶けて行く本当に存在感がないねタマタマ ネギネギタマタマ ネギネギタマタマ ネギネギ タマタマタマ...
  • 思い出美人

    思い出美人

    窓には夜の港街の灯り 金と銀の刺しゅうまるで 私の夢が花火みたく ちらばってる籐の椅子に膝抱えて手紙書いてたあの頃いつも同じ文字ばかりをなぜに 間違えたか今なら わかるのにね……アーア 思い出美人時間が過ぎた分だけ……私は 思い出美人誰かに そう呼ばれたくて……異国の街で暮すあなただけに そっと慕る浪漫瓶に涙を閉じ込め...
  • 桜が手を振る前に

    桜が手を振る前に

    桜が手を振る前に私は1人明日に旅立ちます桜が手を振る前に4月の花をこの胸に飾らせてとっても楽しかった時が風の向こうに春を連れて来たもう陽射しが角度を変えて淡い緑の空が高くなったAh- 流れる雲はAh- 誰にも止められない別れはわかっていても素敵な日々をどこかに忘れないで別れはわかっていても眩しい今をアルバムに閉じ込めて...
  • サヨナラは冷たく

    サヨナラは冷たく

    どうぞ もう やさしくしないで終わらない恋のためにどうぞ もう やさしくしないでサヨナラは冷たく少し明るめの服を着て来た理由に気づかないで負けそうな恋その手に抱きしめられたら流されそうで忘れないくらい少しだけ あなたを憎みたいだから今はだからそっと……いつもより やさしくされたら悲しみが続きそうでいつもより やさしくさ...
  • シーサイド・セッション

    シーサイド・セッション

    気の早い 夏のシャツを着ているあなたの肩越し 淡い日射しBMWのボンネットにもたれてブルーの渚をみつめてたシーサイド・セッション波のセッションShyなハートを酔わせるのシーサイド・セッション波のセッション二人の恋 進行形髪型を 変える 勇気もないの私の瞳を そっと抱いてねカーステレオ 流れてるイーグルス誘われるように ...
  • とっておきのビーフシチュー

    とっておきのビーフシチュー

    窓の向こうから 月が昇って来たらバスに乗ったあなたが 遊びに来る頃20分おきに 壁の時計を見ては指を折って数えた 夕食の時間エプロンを脱ぎ捨てて口ずさんでテーブルのその上に好きな食器 並べながらとっておきのビーフシチューあなたに食べさせたくてとっておきのビーフシチュー愛を煮込み続けたのにドアのすき間から ふいにKISS...
  • 20歳

    20歳

    あなたの噂なんて 聞きたくなかった遠くの街へと 旅立つなんて…心をあやしながら 忘れていたのに思い出の糸を 手繰ってしまったああ 夕陽が流れる空白い雲が静かに染まっていく20歳前の恋なら 涙で終われたけどもう 泣き疲れて 頬づえつけない20歳前の恋なら 涙で終われたけど今 愛を追って 時を走ったサヨナラを言えば 答えに...
  • プリントの夏

    プリントの夏

    あなたと別れた午後は 風もなく遠くの入江まで 時が止まってたあんなに誓った 恋が終わるなんて青い渚も 知らなかったみたいプリントの夏瞳の中の印画紙にプリントの夏眩しい二人 焼きついたあなたと別れたあとで なんとなくバスルームで窓をあけて 髪を洗ったわ愛した分だけ 愛は胸の痛み寄せる涙で みちしおになったプリントの夏瞳の...
  • もう君の名前を呼べない

    もう君の名前を呼べない

    パープルの空から 陽射しの階段虹の天使が手を振る君の誕生日に 贈った帽子の雨粒がまるでブローチ海が見えるこの坂を 登るその度君は少し僕よりも 早足になるもう 小さな背中 見失なうほど黄昏は深く今 君の名前も呼べないくらい近づいた夏くるくると畳んだ 2人の傘には思い出の雨の雫17から伸ばしてた 長いその髪君と僕の若さだけ...
  • 季節はずれの恋人

    季節はずれの恋人

    ヨットのセイルたたむあなたの肩越しには冬の海が黄昏てく金色の絨毯(じゅうたん)ねテトラポッドに凭(もた)れそんな風景 見てた波がそばまで近づいて心を叩いている私よりもあなたはきっと海の方が好きなのねあなたはいつでも陽灼けがまぶしい夏の少年みたいよいつかは 私に振り向くでしょうか季節はずれの恋人赤いウェットスーツ脱いだあ...
  • BOSSA-NOVA

    BOSSA-NOVA

    何も言わないでこんな夜ワイン飲みながら肩を抱いたまま青い月灯りが心 映している愛が痛い薔薇の棘のように愛が痛い時を止めるあなた夢よ覚めないで二人だけBOSSA-NOVA 聞きながら壁にもたれてた甘いゴロワーズの香り 探している愛が痛い薔薇の棘のように愛が痛い時を止めるあなた愛が痛い薔薇の棘のように愛を抱いて胸の中で私...
  • ベラカミ

    ベラカミ

    そんなやさしくベラかまないでもっと 別れがつらくなるから何もなかった2人のようにすべてを忘れさせてよ ベラカミ永遠にずっと 一緒にいようってあのメールは 削除しとくわ時が流れても 変わらぬものなんてそう 何もない そうでしょう?男の人は なぜ 最後までいい人でいたがるのかI don't know…そんなやさしくベラかま...
  • Mistress

    Mistress

    退屈すぎるクラブ抜け出して携帯チェックしたけどどうでもいい声とメールが私を探してるなんてムカツク奴なのなんて電話してこないの?追いかけられないのは慣れてないちゃんと ちゃんとチヤホヤしてよ生まれつきの 性格ちゃんと ちゃんといい気にさせて私 MistressTelephone number教えるだけで 男はいいなりだっ...