秋元康
「3249」歌いたい
私は今 歌い始めるかすかな光に手をそっと伸ばして孤独な暗闇を歩き出すその勇気どこかに探した誰かがここでは聴いていなくても私は信じてるこの壁の向こうに広がった大地の涯(はて)太陽が昇ってやがて陽が射すと…どんな悲しいことでも どんな悔しさも理由にはならないそれが大事な夢なら溢れる涙は拭わず私にできること心のすべてを曝(さ...従順なSlave
Just tell me what you want, yeah!You name it, I'll do it!I'm willing. Let's go!Midnight Taxi 路肩に並んで道行く車の流れを邪魔するクラクション何度も鳴らしているのに君への想いもここで渋滞中「それじゃ今から逢いましょう」なんて試す...制服の羽根
始業チャイムが (始業チャイムが)響く直前 (響く直前)校庭走る君を窓から見てたスカートの裾 (スカートの裾)風にひるがえす姿にキュンとしてたクラスの中で目立たないおとなしい君だけど僕だけは知ってる誰よりも (誰よりも)可愛いってこと制服の羽根広げ風に乗り飛んで来いこの手 伸ばして僕が受け止めてあげる遅刻なんかはさせな...初めてのドライブ
ワイパーを止めてフロントガラスの空を覗き込んで君が見つけた虹ハンドルを握った僕はさっきから雨が止んでたこと気がつかなかった初めてのドライブ海が見たいっていつか君が僕に言ってたから勇気を出したまた雨が降って誰もいなくなった海のすぐ近くの公共駐車場車の中から微笑み眺めてた滲む水平線手を握りながら初めてのドライブ生憎(あいに...ロンリネスクラブ
僕らは悲しい時一人でここを訪ねる古いドアを開けて来た順番に座るんだ俯(うつむ)き 目を閉じると誰かが話し始めるそっと耳傾けただ支えてあげよう生きることは難しくて道に迷ったりするけどこの告白の場所で声を聴けば人は誰も同じと知るどんな悲しみもここに置いて帰ればいい笑顔になれる孤独からの避難場所さつらい時はおいでよロンリネス...目を開けたままのファーストキス
陽が沈みかけたロッカールーム忘れものを取りに行ったら部活が終わったあなたがいて一方的なサプライズ「これから帰るの?」なんて私がぎこちなく聞いて1メートルの友達ラインどっちから越えるのだろうキスは キスは キスは振り向き様突然の甘い蜜の味手を回すのも忘れるほど唇 つんと突き出した両目を開けたままファーストキス廊下の向こう...今、Happy
満員電車 今、Happy!押されたって 今、Happy”だって 同じ車両あなたがいるから (憧れ)試験前でも 今、Happy!勉強 何もしてないけどなぜか 心弾む恋をしてるから気がつけば 私好き好き好きの笑顔想像だけでも頭の中 お花畑目に映るすべてそう 輝いて見える何で今まで青春に気づかなかった?教室だって 今、Hap...Ambulance
Everybody, hop on!Everybody, join the fun!Everybody, spread the love!All through the night流行熱(はやりねつ)にうなされてるペイシェントみたいなLoverよ恋はいつも知らず知らず感染をするものねどんなワクチンを打ってもそう誰も効か...アスファルトの涙
もう何回 振られたか?だけど君が大好きなんだ変わらないこの気持ち何も何も求めはしない市営プールの駐車場冬の空が今 泣き始めたアスファルトに落ちる涙傘がないから濡れちゃうけど僕は平気 これくらいは…男だからね一人だって恋は続くあと何回 振られても僕は君を好きでいるだろう永遠に手を伸ばす深い深いこの胸の底行き交う人は急ぎ足...休戦協定
Get back! Get back! Get back!ねえ 帰っておいでよいつまで強がり 言ってるつもりさ?君のことは全部わかるそろそろいいんじゃない?ささいな (ささいな)ことから (ことから)初めてケンカをした夜一番 (一番)大事な (大事な)ギターを投げて出て行った僕だって そりゃあカッと来ちゃって見てないテ...右にしてるリング
「あれから君はどうしてた?」普通に聞けた自分に過ぎ去った時間 僕は感じた「電話くれなかったわね」と君は笑いながら昔懐かしむように僕にパンチしたクラス会は来ないって思っていたからレストランに君がいて正直 焦ったよ(それより)左手ではなくて右にしてるリング薬指がどうして気になるんだろう?あの日 恋は終わり別の道を行って自由...スターになんてなりたくない
CHA CHA CHA CHA CHA…本当の自分がきっとこの街の人混みの中どこかにいる普通の人に紛れてまわりは誰も気づかないけどどこかにいるどうしてどうしてどうしてずっと隠れているの?私…スターになんてなりたくないのよ追いかけるカメラから振り切るように逃げる今の暮らしはもう我慢できないキレイな夢には棘(とげ) がある...あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
あの日 僕は咄嗟に嘘をついたんだどんな嘘か今は覚えていないそれは大人になっても心のどこかに苦い液を滲ませているようだやさしさを勘違いして本当の気持ちを捨てた遠くで九月の蝉が鳴いたもしもやり直せるならどこまで巻き戻そうか君と初めて出逢った日それとも好きになった日たった一つの秘密作ってしまっただけで君と僕は違う空を見ている...転がった鐘を鳴らせ!
転がった鐘を鳴らすんだ!道の上 捨てられたあの鐘世間から見放されたもの価値などない希望よ転がった鐘を鳴らすんだ!みんなに忘れられたあの鐘握った拳 振り下ろせばキレイな音が響くだろう愛想笑い媚(こ)び諂(へつら)い生きるために繰り返してふと鏡を覗いたら口が曲がってたどうでもいい見栄や体裁(ていさい)取り繕っているうちに親...Tender days
あの頃 僕らが学校帰り通った溜まり場はカフェなんていうしゃれたものじゃなく時代遅れの喫茶店Tender daysTender daysTender daysTender days学生運動の英雄だったって噂のマスター難しそうな本を読みながら無愛想に座ってたTender daysTender daysTender days...遠回りの愛情
ひとつ手前の駅で降りたら夕暮れの街 歩こうか商店街の人混みを抜け家までの道 一人きりで…風に吹かれながら今日のこと考えてみる時間が欲しいの今の二人にとってとても大事な選択簡単に決められないわ愛しているからどんな結論だってちゃんとその目見ながら答えたい遠回りの愛情道端に咲く名もなき花が何か言いたげに揺れている正解なんてど...