• 松井五郎

    「1493」
  • 蕗の傘

    蕗の傘

    ふわふわの月からきらきらと橋が架かる見上げればあんなに知らない星があるよまるで夢のように夜明けにつながる扉 開けば大事ななにかがいつか見えるはずだね蕗の傘 並べて少しだけねぇ休もうかさらさらの水面にゆらゆらと森が浮かぶたき火でも囲んで話を聴いてみたい遠い夏のようにふたりがはじめた旅の風向き行きたいどこかがいつかわかる気...
  • 誰も知らない

    誰も知らない

    砂色に溶ける街翼を忘れた鳩の群れ声のない人の波二人だけが影になる枝の先すがる葉をふいに散らかした向かい風時はただ過ぎてゆく未来まで 奪いながらきっとおんなじ幸せは二度は来ないなにをすれば 記憶たちは 報われるのでしょうどれほどあなたを好きでいたか誰も知らない心はいまでも 花をつけるこんなに手のなかの指の感触(あと)握り...
  • キスしてさよなら

    キスしてさよなら

    そうEveryday雑誌の占いばかりを 先に見てる?そうEveryoneちょっと孤独の 言い訳で恋してるもっと違う自分もいる知っているくせにもうキスしてさよなら生まれ変わりましょうせつない過去なら ふりむかないで笑ってさよならできることしましょう咲かない花なら 水はやらないでいまがはじまりよ そうでしょうそうEvery...
  • ありがとう

    ありがとう

    もう 夜が解けて空がはじまる眠りから 覚めた手があたたかい手にふれるいま 夢の続きわかちあうひとただひとつ そばにあるやすらぎにありがとう流れる季節に思いをゆだねてそう 誰かのため生まれてきたとさみしさと優しさは教えてくれるでしょう報われた ほほえみに心から ありがとうあなたにいまありがとう...
  • 愛されたいだけさ

    愛されたいだけさ

    ほんとうにしたいことをまだ心がどこかに隠してるなんだってできる君をそのからだは知ってるはずなのに愛されたいだけさ きっとほかになにもない強く深く抱きしめられるまで夜が渇れるまで逢いたいと思いながらひとりきりで眠れるはずがないどうなってしまうかなんていまふたりに答えはなくていい愛されたいだけさ もっと君しかいらない痛みさ...
  • VIVIAN

    VIVIAN

    涙をふいて みつめてほしいふたりが遠く 感じる悲しみはばらばらにしてどしゃぶりの夜 ぶたれた頬が ちょっとイ・タ・イわがままでしか 好きな気持ちを 言えなくてシャツをつかんで 泣いてたくせにちくはぐほど 本気鏡のなかでふれたRougeが まだア・ツ・イおまえは何歳(いくつ)? 問いかけた瞳(め)はみてるだけ傷つきかたも...
  • 空のように 海のように

    空のように 海のように

    なにもない道が 続く風の丘明日はどこかへ たどり着きますかもうどれだけ 遠く来たでしょうでも心は 帰る場所があるいつもどんなときも 決して忘れないで空のように 海のように待つ人がいてくれる瞳を閉じれば なつかしい季節眠れない夜は 夢になりますかもういろんな 涙 知りましたでもやさしい 詩(うた)も覚えてるいつもどんなと...
  • 熱風(僕はMusic)

    熱風(僕はMusic)

    逆巻く波は吼え船出の時がきた滅びゆく祖国を後に鴎は泣き叫び風に帆はゆれてる紺碧の海原へ向けて泡の如き運命が俺に櫂をにぎらせる船は何処の岸辺に女神を見るのだろうか太陽の胸に剣をむければこの心も炎になるLuara Luara Luara逆巻く波は吼え船出の時がきた滅びゆく祖国を後に北をめぐる疾風(かぜ)よ南からの瀬流(うね...
  • カゲロウ

    カゲロウ

    ひどく欠けた月を身籠った恋でした誰かのモノと知りながら泥棒になりました抱いてくれる 手をください交わる 声をくださいわたしひとりで 汚(けが)れてゆくから心はかげろうどこを彷徨うなにをためらう魔がさす 躯(からだ)もかげろう愛を見紛(みまが)う嘘さえ頬ずり幸せならいい放っておいたら枯れる花ならば 摘みますか想い出ばかり...
  • 最後に涙はみたくない

    最後に涙はみたくない

    誰かが呼んでいる 心 震わせてみんなほんとは 孤独おんなじ夢を見た 瞳に気づけばひとはどこかで めぐり逢うごらんよ 疾風(かぜ)が吹く 嵐になる痛みも悩みも 吹きとばすつかんだ 情熱をはなさないで最後に涙はみたくないやれるかい?みつけた幸せが 突然に消えて愛がどこかで さまよえばごらんよ 疾風が吹く 嵐になる想い出 ぬ...
  • 君を抱いて眠りたい

    君を抱いて眠りたい

    ぬぐえない涙さよならの代わりに一度だけ 囁いた名前あのとき決めた気持ちはまちがいじゃないどれだけの道も選べるのはひとつ戻れない日々を閉ざしてふたりが置き去りにした夢の重さをもう許してあげようかこのまま君を抱いて つよく抱いて 眠りたいこの命がかれるまで 報われるまでなにを 失おうと 君を守るからさみしい夜にはやわらかい...
  • 彼は眠れない

    彼は眠れない

    海の向こうで戦争もはじまっている女王陛下がBedに忍びこんでる耳鳴りみたいに Telephone世界が追いかけまわすセンチメンタルで濡れた心は逃がしてやるしかない黒いランジェリー Starが情事に走る時代遅れのジゴロはTVではしゃぐKissが効いてる二人モラルは関係がないこわれやすいものばかり愛と呼んで楽しんでいる彼は...
  • Galaxy Legend

    Galaxy Legend

    果てしない夜空(そら)へ 輝く夜空(そら)へ未来を探しにゆこう伝えあえる 永遠の命かならず信じてほしいいつか子供の頃に見た夢空を遥かに翔ける機関車どんな遠い星にでも行けるそんなことも信じられたのに闇に群がるたくさんの星同じものはひとつとしてないたぶんわたしたちの誰もがそんなふうに生まれてきたんだほんとうはきっといろんな...
  • いつか雨に撃たれて

    いつか雨に撃たれて

    汚れたことばでぬぐったためいき孤独でごまかすひとりが苦しい都会(まち)で生まれた匂いに昔 なくした自分の汗みつけたいつか雨に撃たれて心までが死んだ誰かを愛していたあの季節の熱い胸がほしい冷たい瞳が夢中で生きてるすべてをCoolに始末はできないどんなやさしい涙も胸に許せた頃の話 聞きたいいつか雨に撃たれてあきらめてる気持...
  • アフロディーテの夏

    アフロディーテの夏

    ほら ゆらゆらゆら願いこめて 陽炎が揺れますほら ゆらゆらゆら熱い想い もうとまらない胸の小鳥が ヒラリと飛んでねぇ ひそかに ねぇ あなたに逢いに ゆきたがるいつもと違う 素顔の影でそう 無邪気じゃ もう 済まない秘密がひとつ紅く 咲いてるほら ゆらゆらゆら微笑まで 陽炎のようですほら ゆらゆらゆら熱い想い もうとま...
  • 月夜のゴンドラ

    月夜のゴンドラ

    ねぇ MOON LIGHT すぐにゴンドラになって わたしを連れていってあなたに はじめて 逢ったテラスニッコリと 満月木陰にチョコンと 腰かけてた微笑みが 嬉しかったあの日の横顔 抱きしめれば眠れない 三日月ささいな喧嘩で プイッとしてたあなたが 遠すぎるゴメンネが言いたい 気持ちをあげたいこのままじゃ 涙が湖になる...
  • beyond

    beyond

    そっといつのまにか消えた家具の跡きっともう誰も読むことのない古い本窓から見える空地にはもうすぐ新しいビルが建ち この空を隠すよなにかが変わりはじめる心のどこか深いところでいままでより遠くへ飛び立てる羽をみつけるんだボクがボクであるためにこれからできることを信じたいほんとうは 自分を縛るものなんかないはずさ いつだって遠...
  • Be My Angel

    Be My Angel

    遠い夜空に光る小さな星きっと誰にもまだ知られていないだけど負けないで あんなにいま輝いてるなんだかどこか私に似てるいろんなひとがあふれるまちかどでなにがほんとかわからなくなりそう自分を探して 心のアンテナのばせばときめきがわかる I wanna get it夢はここにあるよどんなときもすぐそばにあるよたとえちっぽけでも...
  • 哀しみを許して

    哀しみを許して

    つよく抱きしめられてもふいに透き通るからだ朝の光に浮かんだ影はいまはひとつだけ忘れられてゆくのは誰だってきっと震えるくらい怖いけど哀しみを少しずつ許しましょうこれからは新しいあなたを生きてやすらぎを見つけたらわたしの声もう忘れてもいい部屋をどれだけ変えても同じ花ばかり飾る日々の流れに持たれる愛は弱いとこもあるいつもつら...
  • HIBARI

    HIBARI

    翼を失くし 飛べない鳥群れる都会自分が誰か 知りたいのに怖がっている同じ瞳(メ)をしてる仲間を探してカゴの中 逃げ込むだけどそこにはほんとうの夢は見えないFly and Fly かならずできる心には空があるんだわたしは雲雀 大事なひとり生まれてきた 理由が在るFly and Fly 光へ向かいどこまでも高く飛ぶんだ燕の...