• 橋本淳

    「466」
  • スワンの涙

    スワンの涙

    君の素敵な ブラック・コート二人で歩く 坂道にこぼれるような 鐘の音誰も知らない 二人の午後は港が見える 教会の小さな庭で お話しましょういつか君が 見たいと云った遠い北国の 湖に悲しい姿 スワンの涙「あの空は あの雲は 知っているんだね」離れたくない 二人の午後はブラック・コーヒー 飲みながら街のテラスで お話しまし...
  • 弟よ

    弟よ

    ひとり暮らしの アパートで薄い毛布に くるまってふと想い出す 故郷(ふるさと)のひとつちがいの 弟を暗い 暗い眼をして すねていた弟よ 弟よ悪くなるのは もうやめてあなたを捨てた わけじゃないかれこれ二年ね あの日から夢がないから 恋をして今じゃ男の 心さえ読めるおんなに なりました遠く 遠く離れて 暮らすほど弟よ 弟...
  • 亜麻色の髪の乙女

    亜麻色の髪の乙女

    亜麻色の 長い髪を風がやさしくつつむ乙女は胸に 白い花束を羽根のように 丘をくだりやさしい 彼のもとへ明るい歌声は 恋をしてるから亜麻色の 長い髪を風がやさしくつつむ乙女は胸に 白い花束を羽根のように 丘をくだりやさしい 彼のもとへ明るい歌声は 恋をしてるからばら色のほほえみ 青い空幸せな二人は よりそう亜麻色の 長い...
  • カナダからの手紙

    カナダからの手紙

    ラブ・レター・フローム・カナダもしもあなたが 一緒に居たらどんなに楽しい 旅でしょうラブ・レター・フローム・カナダ色づく街を 歩いていると涙がほほに こぼれてきますあなたの声を 想い出してカナダの夕陽 見つめています息が止まるような くちづけをどうぞ私に 投げてくださいラブ・レター・フローム・カナダあなたの居ない ひと...
  • カナダからの手紙 with 城みちる

    カナダからの手紙 with 城みちる

    ラブ・レター・フロム・カナダもしもあなたが 一緒に居たらどんなに楽しい 旅でしょうラブ・レター・フロム・カナダ色づく街を 歩いていると涙がほほに こぼれてきますあなたの声を 想い出してカナダの夕陽 見つめています息が止まるような くちづけをどうぞ私に 投げてくださいラブ・レター・フロム・カナダあなたの居ない ひとり旅で...
  • 絵本の中で

    絵本の中で

    夜明けの街で 男と女がめぐり逢うの ルルルルル風はきまぐれ うわきな心恋が ほしいの鏡に写した 男の細い指ピエロのように 女をさそってるだけど気まぐれ 風はきらいよ甘い甘い 恋の恋の唄は雨にしずんだ おしゃれな街角恋もぬれてる ルルルルルひとつの傘で 男と女くちびるを ふれあう昨日泣いてた 女の長い髪ワインのように 男...
  • 捧げる愛は

    捧げる愛は

    捧げるものは 愛だけなのにあなたはいつも そうよあなたはいじわるね小指の先で 私の心あなたの今日も ふれるだけ花は散っても せつない恋の想い出だけは だきしめてだきしめて私一人の 秘密にするの捧げる愛は 愛は消えない花は散っても せつない恋の想い出だけは だきしめてだきしめて私一人の 秘密にするの捧げる愛は 愛は消えな...
  • 貴方の暗い情熱

    貴方の暗い情熱

    貴方がそんなに したうほど私は素敵な 女じゃないわわがままいわずに その腕をほどいて私を 自由にしてねきっと来るわよ 年上の女を愛する むなしさがどんなに暗い 情熱がわかる時可愛い 可愛い 人だけどお別れしましょう 今すぐにきっと来るわよ 年上の女を愛する むなしさがどんなに暗い 情熱がわかる時可愛い 可愛い 人だけど...
  • 新地ワルツ

    新地ワルツ

    夜の大阪 通り雨粋な女が かけて行く逢えば未練が つのるのにひとり来ました ネオン街あの娘が欲しい 愛して欲しいバカな男の来た新地 花のワルツ酒場の隅に 身を沈め女心の 移り気にたえて飲む酒 つらい酒よせばいいのに 呼びとめてお前が欲しい 一人がつらいバカな男の来た新地 花のワルツ夜の大阪 灯も消えて恋のねぐらに いそ...
  • 炎のたからもの

    炎のたからもの

    幸せを訪ねて 私は行きたいいばらの道も 凍てつく夜も二人で渡って 行きたい旅人のさむいこころを誰が抱いてあげるの誰が夢を かなえてくれる炎と燃えさかる 私のこの愛あなたにだけは わかって欲しい絆で私をつつんで……荒野をさすらうあなたを眠らせてあげたいの流れ星は あなたのことね炎と燃えさかる 私のこの愛あなたにだけは わ...
  • ブルー・ライト・ヨコハマ

    ブルー・ライト・ヨコハマ

    街(まち)の灯(あか)りが とてもきれいねヨコハマ ブルーライト・ヨコハマあなたとふたり 幸せよいつものように 愛の言葉をヨコハマ ブルーライト・ヨコハマ私にください あなたから歩いても歩いても 小舟のように私はゆれて ゆれて あなたの腕の中足音だけが ついて来るのよヨコハマ ブルーライト・ヨコハマやさしいくちづけ も...
  • ウィンター・コンサート

    ウィンター・コンサート

    真冬の夜の音楽会で隣り合わせたあなたと私冷たいコーラをはこんでくれて元気かいって笑ってくれた気まずく別れたあの頃よりも少しやつれて淋しそうあなたは暗い廊下の隅でタバコに煙っていましたねカーテンコールは幾度目かしら別れの曲が聞こえていますもしもあなたに誘われたならきっと私はついて行くでしょう電車の音で目覚めてしまうあなた...
  • 大阪の女

    大阪の女

    まるで私を 責めるよに北の新地に 風が吹くもっと尽くせば よかったわわがまま言って 困らせず泣いて別れる 人ならばとても上手に 誘われてことのおこりは このお酒がまんできずに 愛したの悪いうわさも 聞いたけどやさしかったわ 私にはあなたのそばで 眠れたら幸せそれとも 不幸せ夢を信じちゃ いけないと言った私が 夢を見た可...
  • ブルーライトヨコハマ

    ブルーライトヨコハマ

    街(まち)の灯(あか)りが とてもきれいねヨコハマ ブルー・ライト・ヨコハマあなたとふたり 幸せよいつものように 愛の言葉をヨコハマ ブルー・ライト・ヨコハマ私にください あなたから歩いても歩いても 小舟のように私はゆれて ゆれて あなたの腕の中足音だけが つい来るのよヨコハマ ブルー・ライト・ヨコハマやさしいくちづけ...
  • 炎のたからもの

    炎のたからもの

    幸せを訪ねて 私は行(ゆ)きたいいばらの道も 凍(い)てつく夜も二人で渡って 行(ゆ)きたい旅人のさむいこころを誰が抱いてあげるの誰が夢を かなえてくれる炎と燃えさかる 私のこの愛あなたにだけは わかって欲しい絆で私をつつんで……荒野をさすらうあなたを眠らせてあげたいの流れ星は あなたのことね炎と燃えさかる 私のこの愛...
  • ブルー・シャトウ

    ブルー・シャトウ

    森と 泉に かこまれて静かに眠るブルー・ブルー・ブルー・シャトウあなたが 僕を 待っている暗くて 淋しいブルー・ブルー・ブルー・シャトウきっと あなたは 紅いバラのバラの かおりが苦しくて涙をそっと 流すでしょう夜霧のガウンに包まれて静かに 眠るブルー・ブルー・ブルー・シャトウブルー・ブルー・ブルー・ブルー・ブルー・ブ...
  • ブルーライト・ヨコハマ

    ブルーライト・ヨコハマ

    街の灯りが とてもきれいねヨコハマ ブルー・ライト・ヨコハマあなたと二人 幸せよいつものように 愛のことばをヨコハマ ブルー・ライト・ヨコハマ私にください あなたから歩いても 歩いても小舟のように わたしはゆれてゆれて あなたの腕の中足音だけが ついて来るのよヨコハマ ブルー・ライト・ヨコハマやさしいくちづけ もういち...
  • 大阪の女

    大阪の女

    まるで私を 責めるよに北の新地に 風が吹くもっと尽くせば よかったわわがまま言って 困らせず泣いて別れる 人ならばとても上手に 誘われてことのおこりは このお酒がまんできずに 愛したの悪いうわさも 聞いたけどやさしかったわ 私にはあなたのそばで 眠れたら幸せそれとも 不幸せ夢を信じちゃ いけないと言った私が 夢を見た可...
  • 真夏の出来事

    真夏の出来事

    彼の車にのって真夏の夜を走りつづけた彼の車にのってさいはての町 私は着いた悲しい出来事が 起らないように祈りの気持をこめて 見つめあう二人を朝の冷たい海は 鏡のようにうつしていた朝の冷たい海は 恋の終りを知っていた彼の両手をとってやさしいことば さがしつづけた彼の両手をとって冷たいほほに くちづけうけた悲しい出来事が ...
  • 或いはノイシュバンシュタイン城の伝言

    或いはノイシュバンシュタイン城の伝言

    白い絹の服が 哀しみをかくすあてない旅への 道が拡がるミューズと愛とオレの 恋の傷跡が運命的に この胸を縛る教会の前 燃えつきた眼を乱れ咲く 薔薇のように 紅く塗れ愛が近くに来ている 星くずが語る求め合う 魂は 救えるのか愛が近くに来ている 天体を超えて感覚や 肉体を 守り続けろ弾を込めろ夜会服の香り 華やかな過去を伝...