• 寺尾聰

    「46」
  • お願い帰って

    お願い帰って

    お願い帰って 私のあなたいつまで待っても 帰ってこない一人であなたの事を想うの淋しい時には 私が一人でいると涙が出て来ちゃうの私の心の 小さなのぞみがくずれて行くのが 悲しいの今でもあなたの事を想うの悲しい時には 私が一人でいると涙が出て来ちゃうの...
  • 風もない午後のサンバ

    風もない午後のサンバ

    風もない午後に バラがこぼれてた君の愛だって いつかはこわれる知っているんだよ 愛は旅人さ雲が消える夜 とどまらないのさでも でも それだからでも でも 大事に したいのさ今日の日の愛と 陽の光風のそよぎさえ 心に抱きたいでも でも それだからでも でも おぼれていたいのさ今日の陽の愛に 二人きり明日の日を忘れ こころ...
  • ザ・モア・アイ・シー・ユー

    ザ・モア・アイ・シー・ユー

    The more I see you, the more I want youSo how this feeling just grows and growsWith every sighI become more mad about youMore lost without you, and so it goesCa...
  • テル・ハー

    テル・ハー

    (Tell her you love her each day)You'll make her happy that wayA simple I love you, means more than moneyAnd with a kiss or two her life is sunnyGive her a reaso...
  • 二人の風船

    二人の風船

    ピンクの風船はあなたブルーの風船はわたしどこまでも二人でどこまでもはなれずにたとえ空のお陽さまがたとえ雲にかくれてもどこまでも どこまでもとんでゆこうピンクの風船はあなたブルーの風船はわたしどこまでも二人でどこまでもはなれずにたとえ雨が降ってもたとえ傘がなくってもどこまでも どこまでもとんでゆこう……...
  • ママに内緒の子守唄

    ママに内緒の子守唄

    パパの子供の頃の想い出話をそっと聞かせてあげよう ママに内緒でパパの小さい時には小川で泳いだの雨が降って来ても 蓮の葉を傘にしてパパが12の頃に赤くもえる雨が降りお店も会社もみんなもえてしまった坊やが大人になったら想い出してほしいパパの膝の上で聞いたこのお話をパパの子供の頃の想い出話をそっと聞かせてあげよう ママに内緒...
  • 雨の風景

    雨の風景

    雨降る夢は シャワーの音さまくらに顔を うずめなおす彼女 いつのまにか スーツケースかかえ短い恋の扉を閉じる別離はいつも 雨の風景ワイパー止めた 車の中で貴方の声がナイフになる愛は いつのまにか この腕をすりぬけてふと振り向くと ひとりに戻る別離はいつも 雨の風景海辺の部屋で 雨を見ていたひと夏だけと決めてた恋それが ...
  • インター・チェンジ

    インター・チェンジ

    今夜限り逢わない 突然告げた別れ消える君の車を 窓から見送る夜いつもならば 見逃すこと 今日は胸にこたえた嫌よ 今だけ好きにさせてくれそんな 嫌いなわけじゃないけどやめて このまま続ける気はない無理よ 疲れたのさ 行きどまりの恋に指輪のある女を 迂闊に愛した俺こころとは裏腹に 断ち切る恋もあるさわかり合える はずもなく...
  • 回転扉

    回転扉

    もう今は待つひともない 午後の切なさが駆け抜ける 胸深くゆく宛のない悲しみを 持て余すだけで振り返る 胸深く回転扉から 着く人 出てゆく人すれ違う 人生は さまざまで交す言葉も ないままに右と左にさり気なく 行き過ぎるたとえば あの時に 声を掛けなければ今頃は やるせないこともなくふたたび 会えぬ あなたとの 優しい日...
  • 季節風

    季節風

    今でも 記憶の風が胸かすめて斜めに 夕陽が影落とす街角まぶたに焼き付いてる せつないまなざしあなたを許せたなら 失うこともなかった夜へと 続く痛みを持て余し 佇むあれから ひとりで棲む部屋に戻ればあなたの 寂しげなエア・メール届いてた“出来るならば日付を 5月に戻して何もなかったように…”あなたの願い哀しいグラスの 氷...
  • 九月

    九月

    ただよう風の入江あなたのいない九月別離を言われてもいい 永遠に失うならやるせない夏 俺をつらぬいたまま終る波間へなげた想い全てが翳る九月鎧戸をおろしたら 二度と此処へ来ないもうすぐ来る雨に 流してしまう何もかも別離を言われてもいい 永遠に失うならやるせない夏 俺をつらぬいたまま終る...
  • 偶然

    偶然

    やがて時間(とき)は過ぎて もうふり向かない襟をたてて 都会(まち)へ一人歩き出すいつもと同じ あの店にすれば偶然あなたに 逢うことなくガラスを隔てて 見つめられた瞬間(とき)ざわめきさえ止まった傷はとうにいえて いると思ってた甘いその微笑(ほほえみ) 見なれてた仕草雨の音だけ 想い出を刻み束の間の夢が 胸に消えるふと...
  • 恋のトランス・コスモス

    恋のトランス・コスモス

    午前0時 (ラジオの音が)これで眠るつもりが耳元掠めて床に (とりとめもなく)ひろげた写真眺めてた それが 0時2分沸かしかけて止めたコーヒー火を点けて忘れてた煙草くわえたままで扉を開けてからガレージに降りる階段すべり出す車 12分右へ (思いもかけず)曲ると急に降りはじめた俺をせかすようにライト (片方だけの)壊れた...
  • 今夜でピリオド

    今夜でピリオド

    きっとあなたの所為(せい)さ 月も眩しい浜辺風に透けた ドレスは素肌より 強烈あなたは恋に生きる 危険なタイプの女さ甘く見つめ合っても油断はできないぜ先のことは どうでも 今だけ恋を燃やせばいいあなたの アンニュイに ピリオド打つのは俺さあなたの アンニュイに ピリオド打つのは俺さいきなり夜の海で あなたは泳ぐと云うの...
  • 砂漠

    砂漠

    まるで焼けついた 線路を裸足で歩くようさ銀の太陽が 容赦もせずに照りつける君は少しずつ 無口になりはじめ果てない砂漠に ふっとため息ついたもうあとに戻れない 止まらずにゆくだけさだから君には無理だと 云った筈だぜ決めた あの日にゆれる蜃気楼 からかうように ゆく手誘う熱いハンドルが 生ぬるい夢をはねつけてる気をとりなお...
  • The Stolen Memories

    The Stolen Memories

    WHEN I'M LAYING BY MYSELF ON THE HEAT OF THE SANDLIKE A DRIFTER FLOATING DOWN AWAY FROM THE LANDCLOSE MY EYES, TO BE ALONEI WAS DOSING WITH THE BREEZE FROM THE ...
  • 終着駅

    終着駅

    冷たい冬の駅は靴音 闇に響くあなたのこころ 変えられるならば魂さえも 投げ出す裏切りも 嘘も 見ない振りをしようガラス越しに 遅すぎる約束さ微かに動いた あなたの唇にどんな意味も 読み取れぬ 不条理さ柱に身体あずけふるえる指に灯すあなたを失くして 何故に生きている吐息は 夜風に凍るこの手に残った わずかな温もりをかき消...
  • Standard

    Standard

    影と刺の都会 くぐり抜けて休息は ひとときの余裕の 室内(へや)で濃いめの コーヒー君がいれて息をつくメロディー かすめるジャズ スタンダード Woo愛だけは せめて普通にと少し風を入れて そよぐ心休息は ゆったりシンプルな 室内(へや)で花なら しっとり水を含みあざやかに君にも 眠りはそっとスタンダード Woo愛だけ...
  • 砂の迷路

    砂の迷路

    紫色した 朝陽の前の静けさ窓が切りとる夜明けの街並に昨日までの疲れを 投げかける何も言わず 瞼閉じて 風を聴いてる時はまるで 砂の迷路 徘徊(さまよ)う俺さ梢のざわめき 光のかけら踊ってペンを走らす 誰かのまなざしに懐しい人達が 甦る何も言わず 瞼閉じて 風を聴いてる時はまるで 砂の迷路 徘徊う俺さ遠くで響いた 汽笛が...
  • 夏嵐

    夏嵐

    窓を叩く 強い雨風急に進路を 変えた 夏嵐作り終えた トランク 冷ややかに不安気な 俺達を 眺めてる帰りのフライトを 問い合わす度に見込み ない事だけ 繰り返す今夜中に 発てなきゃ お互いの城を壊し 傷つけ 終りさこいつを運命と 呼ぶのなら覚悟の上で 堕ちた恋さ誰もふたりを 離せはしない暗黙の 秘め事なのに あなたは ...