筒美京平
「1384」三ツ矢サイダーのうた
みんなで叩く 楽しいガラスの ピアノよシュン シュワワ 仔猫もあわてて 降りてきてあの音はなんだろ三ツ矢の 三ツ矢の 楽しいガラスの ピアノよシュン シュワワ 花咲く庭の 小鳥たちも歌いだしたよ君と夢に さまよう谷間の 木陰にシュン シュワワ シュン シュワワ泉が 湧いていたしあわせの泉よ君を胸に やさしく瞳を とじれ...サマータイム・ブルース
陽射しにゆらめく高層ビルの真下にグレイのバイクを止めたあなたの背中で仔猫のようにふるえた私の旅が終るのサマータイム・ブルース海辺で炎(も)えた恋だけがサマータイム・ブルース夏の都会で色褪(あ)せるもし青春が傷を負うなら私フラフラ歩きだすのよあー 八月の濡れた赤いくつ斜めに見つめる瞳の翳(かげ)が私の淋しさ引き寄せたのよ...トロピカル・ランデブー
あなたと二人で旅するのならば楽園みたいな島がいい人魚の振りして波間をただよい月の彩(いろど)りに染(そ)まりたいトロピカル・トロピカル・ランデブー (必ずゆきましょう)星屑を敷(し)きつめた砂浜へ (必ずゆきましょう)トロピカル・ランデブー 小舟を漕(こ)ぎましょう天国に手が届く遠い島へ泳いで眠ってライムを齧(かじ)っ...今夜かしら明日かしら
あなたとまだ このまま 二人でいたいどこかで花さえ 香っているわいつもの道 あなたと 回り道して知らないところへ ゆきたい私あなた あなたの胸にいつか いつかは抱かれるの今夜かしら 明日かしら今夜かしら 明日かしら心がさわぐの今夜はまだ 家には 帰りたくないきれいな月さえ 昇ってきたわどうしてなの 自分で わからないの...バナナムーンで会いましょう
足をぬらしに来たビーチ夜の月は細い三日月とても 不思議こんな時間ねえだれかに めぐり会えそうよバナナムーンで会いましょう夏の浜辺で会いましょうなにも約束していないけれど白いハウスの灯りが消えるころに脱け出して来て海を見てる子がいたなら声かけてね 恥ずかしがらずにバナナムーンで会いましょう岸につないだボートもほらゆれてる...飛んでイスタンブール
いつか忘れていった こんなジタンの空箱(からばこ)ひねり捨てるだけで あきらめきれるひとそうよ みんなと同じ ただのものめずらしさであの日しゃれたグラス 目の前にすべらせてくれただけ…おいでイスタンブールうらまないのがルールだから愛したことも ひと踊り風の藻屑飛んでイスタンブール 光る砂漠でロール夜だけの パラダイス胸...