• 筒美京平

    「1384」
  • シンデレラ・ハネムーン

    シンデレラ・ハネムーン

    いつでも二人は シンデレラ・ハネムーン時計に追われる シンデレラ・ハネムーン好(この)みの煙草(タバコ)あと一本になりあなたはやるせない目をして見てる肩でもいいわ しっかり抱いてよルージュもいつか乾(かわ)いた色になり言葉は一つおやすみ残すだけ日ぐれにはじまる シンデレラ・ハネムーン夜ふけに別れる シンデレラ・ハネムー...
  • センチメンタル

    センチメンタル

    夢のようね今の私 しあわせあの日 めぐり逢えたあなた恋のめばえときめく胸を あなたに伝えたいの好きよ 好きよ 好きよブルーの服を バラ色に私は変えてみたの そんな気分よ十七才もしもあの日 逢えなければ 私は恋の夢も 知らぬままに 生きていたわ予期せぬことが 二人を結びつけた好きよ 好きよ 好きよかかとの高い しゃれた靴...
  • 二重唱

    二重唱

    あなたがいて 私がいてほかに何もないただ秘密の匂い たちこめるだけあなたが好き ほんとに好き二人それだけをただ小鳥のように くり返すだけくちづけするのなら素早く盗んで返事などさせないで 泣いてしまう誰かに少し ねたまれそうなあなたと私の 恋の時あなたの手が 私の手を強くにぎりしめもうはなさないよと ささやいているあなた...
  • リップスティック

    リップスティック

    ルル…… 白い雨に口紅だけ紅(あか)くストライプの雨が描(えが)く街影は山手線の窓に煙るイリュージョン遠いマンションの灯(ひ)があなたの部屋素顔が好きだと 釘をさされても私 言いつけ破る Ahリップスティック 口紅はひと文字のレッドリップスティック さよならの灯をともすように最後に見せる私だから 綺麗になりますおせっか...
  • 勇気があれば

    勇気があれば

    幸せに輝く あの人だって若い日の弱さを 悔やんでいるはずあの時にもう少し 勇気があったら今より遠くへ 行けたのにと勇気をお持ち あなたのためにそして愛する 誰かのために哀しみにくもった 窓を拭いたらそこに ほら 明日が幸せにはぐれて うつむく時も太陽は燃えてる あなたは生きてるあきらめの涙なら いつでも流せるもう一度流...
  • 愛なき夜明け

    愛なき夜明け

    君がねむる この街角にさみしい夜明けが しのびよるのさ肩にうもれた 枯れ葉のように愛のかけらは 悲しいものさしあわせすぎた ふたりだけの渚のできごと とてもつらいつらい つらい恋の おわり長い旅路へ ぼくは行きたいひとりでたたずむ 愛なき夜明けしあわせすぎた ふたりだけの渚のできごと とてもつらいつらい つらい恋の お...
  • 恋する季節

    恋する季節

    君と君とふたり 瞳を伏せながら強く強く熱いこころを感じる恋する季節には まだ早すぎるけど今のうちに確かめたいさ 何かを雨の日の 日曜は 我慢できなくてつぼみならやわらかく 抱きしめよう恋する季節には まだ早すぎるけど決めているさ 愛する人は君だけ青い青い霧に ふたりは濡れながら肩と肩をそっと触れ合い見つめる恋する季節に...
  • For me

    For me

    ドキドキドキしても とまどいも あるけど目を閉じて リラックスして 風のように急ぐこともなくって 止まらず そのままで息を吸って 前を向いて 歩き出すから金曜日の夜は なんだか淋しくてと退屈そうな顔をつくって「土曜の朝までを いつもあけてるのは誰かのせい」だなんて 言えないから早く気付いて欲しい会う度 あふれる 体の熱...
  • 雨がやんだら

    雨がやんだら

    雨がやんだら お別れなのね二人の思い出 水に流して二度と開けない 南の窓にブルーのカーテン引きましょう濡れたコートで 濡れた体であなたは あなたは誰に誰に 逢いに行くのかしら雨がやんだら 私はひとりドアに もたれて 泪にむせぶ雨がやんだら 出て行くあなた冷たい靴音 耳に残してあなたがつくった インクのしみを花瓶をずらし...
  • 神様のいたずら

    神様のいたずら

    新幹線の「のぞみ」で京都へ文庫本手に顔あげたらあなたが立ってた指定席に隣り合わせた偶然確率を計算してさよならは二年前運命のあやつり糸ねえ背中に見えない?神様のいたずら Fu Sha la la…(しゃくにさわるけど)神様のいたずら Fu Sha la la…(内心、嬉しい)君の作るカレーが時々食べたくなるよ泣かせること...
  • 予め追放された者たち

    予め追放された者たち

    淋しい顔した人達がグレイの都会を流れてるレミングみたいに声もなくグレイの都会を流れてるここはエデンの東ジェインは単位が足りなくて教授の自宅のベルを押す硝子の瞳のウインクに教授はパイプを床に置く馬鹿な世界さ!!ポールは貧しい恋人にダイヤの指輪を買うためにナイフを片手にウラ町のストアで人生反古にした淋しい顔した人がのる電車...
  • 俺たちに明日はない

    俺たちに明日はない

    絹の靴下 指を滑らせおまえは 心がこわれたと言う返事がわりに ビール飲み干し右手で空罐 握りつぶした昨日おまえは 折れたルージュで愛しているわと 鏡に書いた今日のおまえは 硝子の窓にもたれてつぶやく 「明日が見えない」そうさ 俺たちに明日はないNO NO NO NO 若さがある 命があるぜそうさ 俺たちに明日はないNO...
  • 男が恋に出逢うとき

    男が恋に出逢うとき

    きみがくれた 淋しさは wowow wowきみのくちびるに返そうきみの笑顔 詰め込んで ぼくの胸は 破れそうさ男が恋に 出逢ったときに 見る夢はいつか失くした 心のカギを 探す夢ずっとなにかが 足りなかったよそれがきみだって 気がついたんだぼくの胸の ため息は いつかキスで きみに返そう長くキツい スランプも wowo...
  • 涙をふいて

    涙をふいて

    涙をふいて 娘さんかわいい花を つんであげよう涙をふいて 娘さん笑ってごらん あの雲のように美しい君の笑顔恋の苦しみ 忘れてごらんはたちになれば 恋をするそれがほんとうの恋なんだ涙をふいて 娘さんかわいい花を つんであげよう涙をふいて 娘さん笑ってごらん あの雲のように美しい君の笑顔恋の苦しみ 忘れてごらんはたちになれ...
  • 二人の街角

    二人の街角

    ウォウ オウ オウ………恋をしたから 昨日も今日もおちつかないのさ この僕は聞いて下さい あの子のうわさこがれる想いの 初恋のつれないふりして 街角で小指と小指で しのび逢い好きと云えたら イェイ イェイ エイ エイ目をとじる 目をとじる恋をしたから 夜空の星がしくしく涙に 見えるのかウォウ オウ オウ……...
  • 星空の二人

    星空の二人

    星が きれいだね 歩いて下さい君の やわらかい 心がほしい今夜は二人で イエ イエ今夜のキッスを ウォーウォー誰も見ていない 月夜の渚始めて恋を 抱きしめた言葉で言えない このいい気持星が きれいだね 座って下さい君と 二人きり楽しいはずさ星が 見てるから 眠って下さい君の くちびるは 誰にもあげない今夜は二人で イエ...
  • マドモアゼル・ブルース

    マドモアゼル・ブルース

    Baby,be my free赤いレンガの街角で 赤いレンガの街角で雨にぬれている あなたは一人僕の心を しめつける僕の心を しめつける熱い口づけが 悲しいぜたとえどんなに 僕がつらくてもシルクのドレスを 着せてあげたいシルクのドレスを 着せてあげたい誰も知らない夢だから誰も知らない夢だから 心で歌うマドモアゼル マド...
  • 雨の日のブルース

    雨の日のブルース

    小雨に濡れている 夜の小さな 坂道の クラブ寂しい足音を ひびかせてわたしは一人暗いブルースを くちずさみむかし別れた 人のため熱い恋の誘惑に 耐えている深紅の野バラを 胸に飾ってわたしは 今日もあなたにもう一度 逢える日をひそかに待ってる涙でまつげを ぬらしてもいとしいあなたは いないからせめて あまい想い出に ひた...
  • 風の日のバラード

    風の日のバラード

    ひとり歩く 風の街 淋しくって 誰かに甘えたいのひとり歩く 風の街 やさしい言葉を かけて欲しい心のすきまから あなたの思い出が悲しく通りすぎて行く恋の名残りをさがしてひとりぽっち 女の旅はつづく昼さがりの 風の街 白壁に 女心をうつしひとり歩く 風の街 淋しくって 今にもたおれそうよいちどは幸福に 涙も涸れたのに人目...
  • さいはて慕情

    さいはて慕情

    夜霧にかくれた あの恋は帰らないあなたを探して さいはての街愛 信じても 恋 甘えても嘘 破れても ああ みんな夢なの夜汽車にのろうか このまま歩こうかあなたのいない さいはての街涙によごれた 恋ならばほしくない想い出ばかり さいはての街愛 信じても 恋 甘えても嘘 破れても ああ みんな夢なの夜明けの湖は どこまでも...