• 筒美京平

    「1384」
  • 熱い砂

    熱い砂

    忘れたろあなたはとうに夏の日の出来事などは僕は今でも体に 熱い砂をかんじてるめぐり逢い愛した夏はあの雲とどこかに消えた窓のカーテンゆれてた 愛のひとときおぼえている今でも聞こえるよこの目を閉じるときざわめく潮鳴りが帰らない夏の日よあの日の日焼けはとうに消えたけど 心の中に愛の痛みはそのまま 熱くうずいて残っている今でも...
  • 女になって出直せよ

    女になって出直せよ

    昔見た歳月はもうここで終ったマシュマロのベッドでは愛にはならないそれよりもいつの日かいい男といい女でめくるめく愛の日を持とうじゃないかbye-bye baby bye-bye女になって出直せよbye-bye baby bye-bye女になって出直せよbye-bye……楽しい想い出はお子様ランチでほほえみを浮かべても何故...
  • 悲しみの日曜日

    悲しみの日曜日

    悲しみの 日曜日が来た午前二時の 孤独な二人愛しては 何故いけないのかぼく達に 誰か教えて許しあえる 友だちなのに青春を わかちあえない悲しみの 日曜日が来た肩を抱いて 君を送ろう愛しては 何故いけないのか若すぎる ぼく達だけどさよならの くちびる寄せて明日へと 希望をかける悲しみの 日曜日が来た今は誰れも 信じたくな...
  • 感情曲線

    感情曲線

    あなたの吐息は 仕掛けられた罠だよ知ってて落ちこむ あわれなこの歓び夜明けになる音 今日また気づいてた何も聞いていない ふりをするあなた別れはたぶん あなたが言うね背のびしてでも いつもそばにいたいと思う僕の負けさいいよ 恋のむごさなら もう知ってる愛のあの傷ましさだってわかるあなたの香りは 花水木のせつなさ行かれてし...
  • 消えたハリケーン

    消えたハリケーン

    男どうしの話ってやつは海を見ながら するに限るぜ馬鹿なやつだな 遠慮するなよやっぱりあの女は お前に似合うおもしろおかしく 生きた季節は消えたハリケーン もう帰らない幸せにしろよ 仲良く暮らせよ大人になれない おれのぶんまでいつもお前と話したっけなきっとアフリカへ 行こうぜと遠い旅でも するつもりだよしばらくあの女に ...
  • 鼓動

    鼓動

    あなたに雨が似合うのは頬に涙がつたうからただそれだけ南の窓に稲光りおびえる髪を包みたいただそれだけ愛はひとときの透き間風だからぬくもりをそっと重ねあおういまあなたの胸の鼓動感じる手のひらに二人で生きてる倖せがある日暮れ色の時のなかを あゝ漂うようにあなたをあなたを抱きしめてたいあなたの揺れるため息が楽器のように響きだす...
  • さすらい気分

    さすらい気分

    青空見てたらどこかに行きたくなったよ机にお金 並べてみた遠くは行けないねそれでも一日泊まれるぐらいあるからあの子に電話してみようかおそらく 断るねTake a trip to somewhereAh somewhereただひとり出かけようTake a trip to somewhereAh somewhere絵はがき出...
  • シスコ・ドリーム

    シスコ・ドリーム

    君は誰かと別れたばかりで心の重荷を投げ捨てていた港が見える坂の上Do you know?サンフランシスコ・ナイト街のディスコで二時間踊ればブルーのかげりもどこかへ消えたジョークをいえば笑えるしDo you know?サンフランシスコ・ナイト知らない男と知らない女のロマンチック・アバンチュール魅惑の 魅惑のシスコドリーム...
  • 過ぎ去れば夢は優しい

    過ぎ去れば夢は優しい

    誰の胸にも忘れられない女がいる時の岸辺に立って色あせぬまま激しさだけで愛しあえたあの頃若さという名の罠さ過ぎ去れば夢は優しい遠ざかるほどあなたを近くに感じる過ぎ去れば夢は優しい背中をあなた 抱くのさサヨナラのかわりに切ないほど……静かな想いグラスに映す黄昏はまぶしい夏のせいさ 翳も深まる胸の熱さがすべてだったあの頃愛の...
  • 少し抱かれて

    少し抱かれて

    胸に住みつく悲しみ 別れてあげればいい恋は泣くことじゃなくて 同じ夢の中へ少し抱かれて恋しく 切なさの賭けひきで心と身体半分 わけることが出来るきき訳のない愛よりも今だけをもっと眩しく約束のない恋よりも愛し合えるはずあゝ 心のまま いのちが綺麗に燃えればいいよ恋は不思議な生き物 心まで縛れない指がふれてる時より 厚くな...
  • スマイル

    スマイル

    Smile on me 君はほほえんだ 僕に待つ人もいないのか 同じだねSmile on you グラス持ちながら 二人隣りへと座ったよ おたがいに街はただきらめいて 孤独だがこんな シネマのようなこともある夜が僕たちを 逢わせたのさSomeday いつかこんな夜がSomeday やって来ると期待していたのさ僕は……S...
  • 遠い夏

    遠い夏

    あなたと別れて 季節が知らずに僕の前を過ぎるあなたがいない町に 今年も夏が来て氷屋の旗が風に ゆれています今でもおぼえていますか プールで泳いだ帰りにそこの店であなたと 休んだことをどこで今年は 夏をあなたは むかえているのでしょう浴衣に赤い帯を あなたはしめていた祭りにいったことを おぼえてますあなたは金魚をすくって...
  • ときめく胸

    ときめく胸

    あなたのことを想う時喜びで熱く胸は ときめきゆれるよIt's beating,beating on.あなたのほかには この世のものなどなんにも今ではいらないよI don't wanna see anyone but you,and only you.あなたをいつしか僕は 愛していたこの世で一つの愛と 街の中で叫びたいよ...
  • 二死満塁の青春

    二死満塁の青春

    白い打球が空を翔ける二人の愛が星空を渡った夏の夜あなたが投げたまごころをぼくの両手がしっかり受け止めたあの夏の夜追いつめられたぼく達が明日に向かって人生をぶつけてた夏の夜あなたと初めて出逢った場所は(That night in Summer)ライトの眩しいスタジアム涼しい横顔オペラグラスで(That night in ...
  • 一人が好きですか

    一人が好きですか

    何時からか あなたと 約束のない朝が 嫌いになったわ何時からか 一人で 過ごす夜には胸に 隙間風 吹くどこにいるの あなた 一人が好きですか恋をしても そばに いたいなんて 思わないの二日三日 九日十日も 言葉ひとつ 聞けない時ほど人が言う とても 女らしく なったと何時迄も あなたと 春秋の風受けて 華やいでいたい何...
  • 冬木立(ふゆこだち)

    冬木立(ふゆこだち)

    君は覚えているだろうか冬木立の見える窓をエプロンかけた まだあどけない君は君は桜いろのマニキュアをしていた電車の音を聞くたびにいつか二人で旅に出ようね幸福ですよと絵葉書出そうね淋しげに 微笑む君を見ていつの間にか君を抱いていたありふれた 愛でよかったささやかな 夢でよかったただ君だけを 離したくなかった君は覚えているだ...
  • やさしく教えて

    やさしく教えて

    何気なく入った店で 彼女を見かけた僕を見て ひらひらふる手のマニキュアが紅いそんなにも前のことじゃ なかった筈だが今はもう さなぎが蝶にとかえったみたいだTeach me softly やさしく教えて君は可愛いく ふるえていたっけTeach me softly やさしく教えて彼女は何かを 跳びこえたのだろう調子に乗って...
  • 夕暮れギター

    夕暮れギター

    夕暮れ誰かが ギターを弾くよちょっと前流行った 愛の歌を僕にも想い出 ひめてる歌だ別れたあなたが 唄ってたこの歌のように なるのかしらねとあなたはあの時 言っていたおぼえているかいまさかと思い笑っていたけど今ではほんとに なってしまったLovely Time Twilight TimeLovely Heart さびしい...
  • ふたりだけの城

    ふたりだけの城

    たとえ幸せが あなたのいない私のお部屋で 眠っていても好きな人の やさしい言葉それだけで それだけで私の心はゆれてしまうの 雲の 雲のようにたとえくちづけが ふたりの為につらいさよならを 思い出しても好きな人の やさしい胸でもう一度 もう一度愛のしずくを感じる時に 何も 何もいらない...
  • 鍵を捨てたの

    鍵を捨てたの

    部屋の鍵を 捨ててしまったのあなたをもう 帰したくないの叱らないで 叱らないで この私を二人だけの 二人だけの 時がほしいドアを閉めたままであげるものは 何もないけれどタバコに火を つけて上げましょう笑わないで 笑わないで この私を愛するほど 私は今 小さくなる嫌わないで 嫌わないで この私を終りのない 終りのない 愛...