秋元康
「3249」哀しい女−Risky−
車 飛ばしてどこへ連れてくつもり?横浜のインターもとっくに過ぎた赤いテールを何台も追い抜いてアラームを鳴らしてるあなたがわからないわ私よりも似合う誰かがいるでしょう今の勢いで愛してしまったらやばすぎる哀しい女は夢から覚める結末がわかってしまうからよ哀しい女は夢から覚める許されぬ恋なんてリスキーよけばいネオンは無言のくど...星が降るまでここにいましょう
赤い夕陽が傾いて思い出すのは故郷(ふるさと)の小さな山と幼いあの頃今日まで歩いて来た道振り向きながら人生の遥か遠くをなつかしく思ういいこともよくないことも空の移ろい星が降るまでここにいましょうちぎれ雲を見送りながら星が降るまでここにいましょう夢の終わり人は皆淋しがりいろいろな人と出会ってそして 別れて道端の名もない花も...1986年のマリリン
接吻の後はため息が出ちゃう月の雫のスパンコール車のルーフに金のラメ誰も知らない 恋の約束午前2時に眠るオフィス街マリリン 長い髪をほどいてマリリン シネマスタア 気取るわいつもよりも セクシーなポーズでじれたあなたのそのハート 釘づけお気に入りの香り 花吹雪みたいそっと腕からすり抜けて浮気な蝶々のフリをするもっと自由に...足音
そっと目を閉じればどこからか聴こえる喜びや悲しみこの世界の足音流されてゆく人の波に一人 ふと立ち止まる僕たちはどこへ向かい歩いているのだろう?生まれてから僕たちは何を信じ毎日を生きるのか?問いかけながら大勢の足音のひとつになる慌ただしく過ぎてく限りある時間よ道端の花さえ気づかぬまま 黄昏振り向くことはできるけれど“今”...メロスのように-LONELY WAY- <TVサイズ>
空に蒼い流星夜の運河を滑るようだね2人 ビルの窓から遠くの都会(まち)を探していたよ悲しい瞳で愛を責めないで何も言わずに行かせて欲しい細いその肩をそっと抱きしめて涙 キスで拭ったLONELY WAY この僕のLONELY WAY 思うまま走れメロスのようにLONELY WAY 行き先はLONELY WAY 遙か彼方の夢...