秋元康
「3249」秘密のダイアリー
鍵を掛けたままの秘密のダイアリーあなたと出逢った日 書き始めたこの人しかいない 運命を感じて思ったことすべて 記録したかった好きになりすぎて普通じゃない現実と妄想が (MMM…)混ざって (MMM…)わからなくなるあなたの名前 何回出てくるかなピンクのペンでそこだけ変えたハートの中のあの恋の占有率憧れていた (先輩) ...愛が生まれた日
恋人よ 今 受け止めてあふれる想い あなたの両手で恋人よ 今 瞳(め)を閉じて高鳴る胸が 2人の言葉キャンドルの炎に 揺れてるプロフィール世界で一番 素敵な夜を見つめている愛が生まれた日 この瞬間(とき)に真実はひとつだけあなたとならば 生きて行ける愛が生まれた日 この瞬間(とき)に永遠が始まるよ君とだったら 生きて行...After rain
あと何日雨は降り続くのだろう?この命の意味を探すしかないびしょ濡れのままで見上げてる木々たちは何 思う?涙流した後はさっきより笑顔になれるんだどんな暗い今日もやがて雨雲の中から希望の空もう限界光 差さずに腐りそう頑張っていた夢は報われるのか?全身で受けた悲しみ花たちは何 語る?雨に打たれた後はそう誰ももっと強くなれる挫...シャワーの後だから
Ha… 少しだけHu… この窓Ho… 開けていい?風を入れたいHe… カーテンがそう 膨らんでほら ゆっくり呼吸をしてるみたいスウェーデンのカウチ座りテレビ 観てるねえ あなたはなぜ冷静なの?じれったくなるのよシャワーの後だから火照ってる MMM…顔とか首とか手足とか…胸の奥の熱は誰のせい? MMM…風に当たっても冷め...他人行儀なSunset beach
何でそんな風にあなた はぐらかすのよ今日の海のように波が静かすぎて物足りなくなる鵠沼(くげぬま)あたりで決めていたもう 終わりってこと金の羽根が散らばったルート134号じゃフロントグラスにメモリーズちょっと他人行儀なSunset beach愛し合ってたあの日と違うのね何もなかったふりをしてるあなたのハートはどこへ行って...大人への道
揺れるこの瞳ずっと 我慢してたのに…微笑んだ時にふいに目尻から熱いものが流れた悲しみよりも今日までのことありがとうって言いたかった駅のベンチいつものように最終電車 待ちながら…涙 拭いて歩き出そうよそこに見える大人への道つらいことを乗り越えて人は誰も強くなるんだ涙 拭いて歩き出そうよ一歩 一歩大地 踏みしめてやがて風が...強い花
少女は花売り靴屋の角に立つ両手にいっぱい花を抱えてた世の中 不景気でひとつも売れなくてキレイな花さえもう 萎れてく床に臥(ふ)す(床に臥(ふ)す)母親に(母親に)食べさせるパンを買う金がないお願い 神様願いをひとつだけいつまでも そう萎れない強い花ください夕日が落ちてもオオカミの声がしても人影なくてもずっと立っていたど...LOVE修行
人を好きになるって切なくつらいものねあの日からあなたにLOVE修行雲の上浮かぶようにふわふわと歩いてるそう夢見心地で…世の中のすべてのものキラキラ輝くそんな気がしてた甘くはないんだ現実は…愛しさは跳ね返る心が痛いよ片想い微笑みの向こう側へ さあ目と目が合った瞬間こうなる運命だった涙をいくつ乗り越えればいいの?人を好きに...動機
電車がガタゴトとガラス窓 震わす線路のすぐそばの古いアパートで真っ赤な夕焼けとローマ字の表札が何よりもしあわせで死んでもよかったたったひとつしかない林檎を分け合ってあああ 愛だけで満たされてた大きな手を握り逃げ出した世界は何もなかったように一日が終わる大人にはわからない動機なのでしょう天井 ポタポタと雨粒が落ちてる仕事...確信がもてるもの
あの頃 僕らは授業をサボってゲーセンに屯(たむろ)していた塾とか部活とかかったるく見えてどこかで時間潰したかったやりたいことが何も見つからなくて生きてるだけで無駄だと思った確信がもてるものどこにもない大人たちだって間違えるよ今すぐ 学校に戻れと補導され抵抗した瞬間警官を殴ったあれから僕らは鑑別所へ行き監視され若さを削っ...共犯者
突然 降り出した雨あんなに晴れていたのにびしょ濡れのベンチでしゃべってた僕たちは動かないまま傘を差して通り過ぎるまわりの人はあきれてるスマホで写真笑われたって今 僕は約束したんだ雨が降っても槍が降っても君への想いは変わらないと雨が降っても槍が降っても君のこと守ると言ってたその流れ…いつもの調子いい僕できないことも言って...悲しき近距離恋愛
いつも一緒にいる友達と今日も何となく集まってああでもない こうでもないとおしゃべりするのも楽しい初めは気にしなかったただのクラスメイトの一人いつの日から知らず知らず無意識に探す違う誰かと大笑いしてても目とか耳はあなたのすべて拾おうとしているこんなに好きなのに何も言い出せずに3月と4月が近づいて来ちゃう平等の仲なんて…バ...チーム坂
岬へ続く道全力 走ろうか?部活のメニューだった心臓破りの勾配みんなで一緒に行こうチーム坂君は今でも覚えているだろう?先輩たちにしごかれた日々を…毎日 同じコースを走ってボールになんて全く 触(さわ)れなかったねあいつが辞めたいって突然 言い出した時「ふざけるな!」胸ぐらを掴んで僕は殴ったあの日の怒りこそ青春そのものだあ...スマイル神隠し
AH- カラフルな花が揺れる山の斜面でAH- 私はしゃがんでスマイル神隠し彼が目を離した隙驚かせたかったもしも この世から一瞬で私がいなくなったら?あなたはそわそわして辺りを見回して名前呼ぶの急に大声でAH- 太陽と春の風が囃(はや)すみたいにAH- かまって欲しいのごめんね 独り言あきれてしまったかなあいたずらしたこ...