松井五郎
「1493」ふたつ星
元気でしたかあれからの日々どうしているか気にかけてたよいろんな風が吹きぬけたけどふたりどこかで逢える気がした泣くだけ泣いて転んで起きて心の在り処がやっとわかったもう少し歩きましょうかもう少し歩こうかこの道のこの道の向こうまでもしもあのときそばにいたならなにか変わっていたのだろうか言っちゃいけないことばもあったいまならそ...100年後のヒマワリ
砂漠の真ん中で残ったひとくちの水名前も知らない誰かに譲ってやれるか心は嘘をつくことばを裏切りもする明日を失う怖さは神様も知らない泣くことは容易い手を貸すこともできるでも命を分けることは誰にもできない僕はヒマワリ君のヒマワリ空に向かって咲いてみるよできることがなにか考えてる間にも冷たい雨や木枯らしは止むことはないんだ10...坂道の向こうへ
いつもそばにあったのにいつも忘れかけていた覚えてること 集めると一枚の優しい絵になるまだ自分が誰なのかわからずにいたあの頃おんなじ夢の 先にあったひとりじゃないって 気づいた場所時が流れてゆくまま失うものもあるけど時が流れてゆくほど思い出は人を強くするからI will めぐり逢えた 理由(わけ)を忘れないでI will...あなたが鶴を折るとき
まだうまく できないけど小さな手が 鶴を折るまちがって 折り直してあなただけの 羽になるあなたの鶴の折り方はわたしが母から教わったいつかあなたもちゃんと教えてあげなさい倒れてる 人がいたらその手を貸す 人でいて祈るしか しないままで目を背けて いないでねあなたにできる優しさはわたしが母から教わったいつかあなたもちゃんと...はじめまして
白い紙の上に なにか描いてみようそれはきっと 楽しくなりそうさ点と点を繋ぐ 線になって伸びるそしていつか 輪になってゆくよ君の君の名前を教えて僕の僕の名前を覚えてようこそはじめまして100点じゃなくてもだめなわけじゃないさひとつくらい 得意なことがある色と色を混ぜる 別の色ができるそしてそれは 絵になってゆくよ君の君の...白い本
ひらいた心はいま なんにもないページ並べる言葉はまだ 物語を知らないでも思いが 生むものに時はいつか 従うはず忘れないであなたはただ 白い本どんなときも はじめられる忘れないであなたはただ 白い本あふれるほど これからがあるなくてもいいものばかり欲しがり過ぎたかな広げてみればてのひらに私だけがいました在るものだけしか見...東京Tower
深夜バスの 窓に浮かぶ月の光 誰を見てるのあなたがいる 街ではもうすぐ遅い桜が咲くかなひとり帰る冷たい部屋の窓には星座のような東京タワーわたしはいま 夢の続きどのあたりで追いかけているのだろうまだ泣かない 泣かないからココロに明日が来ますようにさみしくても 上を向いて手が届く 空だけを 探してる点滅する メールの音母さ...誰も次の駅を知らない
快速の窓は スクロールの画面(パネル)ありふれた一日の結果(こたえ)を急かしてるしわがれた服にうな垂れたからだ背後(うしろ)にはreplicaの顔が並んでる三秒後(あと)の未来の 危ないはじまりそれが世界の すべてのように心はどこにある ことばでなにをする自分はどこにいる 力でなにをするいのちのルートに従うのに誰も次の...Endless Story
誰も知る人のいない街にあふれる影の向こうにあなたがいる同じ場面のReplayありふれた日々を変えてしまうほゝえみの魔法どうにもならないのに昨日に迷うときあなたの優しさは光をくれるいつも いつも あなたのそばで愛を強く抱きしめたいよめぐり逢いは たったひとつの終わりのないStoryさみしがりやの涙を拭いきれない夜のどこか...君は永遠の薔薇だから
つらいときもあるのに我慢ばかりしてるね弱いとこもたまには見せてもいいさあふれだした涙を僕の胸で拭って誰よりそう せつない気持ちわかってる覚めない夢を いつまでも見ようかならず抱いて 抱いて 抱いて守ってあげる君は僕の薔薇さ永遠(とわ)に咲いた薔薇さめぐり逢えた奇跡愛は消えないどんなときも落ち葉踊る舗道に影が並ぶ黄昏ふい...