• 筒美京平

    「127」
  • 渚のうわさ

    渚のうわさ

    あなたのいない渚はとっても淋しくてこらえきれずに涙がこぼれるあなたのいない渚で名前を呼んでみた誰れか教えてあなたのうわさ忘れない素敵な恋どんなに強く抱かれてもいつわりの愛はさみしいあなたのいない渚は青い星屑だけが貝殻てらして濡れていたあなたのいない砂山汐風だけなのにわたしの心はなぜかせつないあなたのいない砂山帰ってきて...
  • 渚の天使

    渚の天使

    バンバン バンバン夏の浜辺は すばらしい恋がめばえる はずなのにどうして私の くちびるだけは風と踊っているのピンクのくちべにポケットに恋の渚を歩いてもだれも私に 振り向かないのとてもさみしいわバンバン バンバン恋の女神は あなたのひざで眠っているのねもえる太陽 うつくしくわたしの肩を てらしてるバンバン バンバン………...
  • 心に灯をつけて

    心に灯をつけて

    女の夢はキザだけど愛するひとの為ならばこの身をもやして傷ついて灰になるまで捧げることよなにをうろうろ なにをぼやぼやまよっているの早く私の 早く私のハートにハートに私のハートに灯をつけてこわれやすいのこの私やさしくそっとひき寄せて男の指をからませて甘く気分でせまってほしいなにをおどおど なにをどきどきふるえているの早く...
  • 愛情

    愛情

    あのひとは今 ウェディングドレス晴れやかな顔見せてしあわせの鐘 鳴り響く中午後の陽をあびるさようならしか 云ってはいけないそれはあまりにも つらいつらい愛していたと 云うのは遅いしあわせは逃げた遠くからしか 見つめちゃいけないそれはあまりにも つらいつらい何かが今終り 何かが今消えた大事なものが 涙とともに何かが今遠く...
  • アップ・ダウン

    アップ・ダウン

    東の空が 染まる頃天国行きの 階段を誰かが昇る 音がする胸に名札を 縫いつけてUp down what make me (8回)La・La……Never know!見送る人は 誰だろう別れたはずの 恋人か泣いているのは 誰だろう年とりすぎた おふくろかUp down what make me (8回)La・La……No...
  • アパート借りたよ

    アパート借りたよ

    君のため僕は アパートを借りた広い部屋ではないが とても素敵だよ今すぐにおいで アパートにおいで愛し合う二人なら ここで暮そうよ迷うことは何もないさ 愛があるならばここで僕と見つけないか 生きるよろこびを素晴らしい人生を 二人して始めようよ窓ぎわに花を 育てよう君と陽がのぼり陽が沈み 愛も育つのさ小さいけれど君のための...
  • 田舎の教会で

    田舎の教会で

    汽車の窓 夜明けが近づくよ疲れて君は眠る次の駅 二人は降りるのさめざした山の駅ぼくらを待つのさ 小さな教会(チャペル)ぼくらは今日こそ 結ばれるのさ愛した二人は いつでも夢見たよ田舎の教会(チャペル)で 愛を誓う時ぼくらを待つのさ 小さな教会(チャペル)ぼくらは今日こそ 結ばれるのさ今日から始まる 二人の人生が悲しみ喜...
  • 気らくに生きよう

    気らくに生きよう

    河を越え 谷を越え 行ったら緑の牧場にでる花をつんでる 女の子たちやさしく笑いかける気らくに生きようぜ素晴しく いいことがいつか いつか 起るから僕の四畳半の アパートにも朝日が昇ってくる雨のつづく いやなこの町もいつの日か 晴れるさ気らくに生きようぜ素晴しく いいことがいつか いつか 起るからひとりぼっちの さみしが...
  • 恋の痛手

    恋の痛手

    恋の痛手をうけて 僕は変ったのか前の僕ではないと 人は誰でも言うよだけどそれは違うのさ 君を忘れるために今日も昨日とちがう キザな女の子をつれて踊っているよ君のおもかげ君のおもかげ 僕は打ち消して恋の痛手をうけて 僕は変ったのか古い友だちさえも 去っていったよいつかだけど僕のこの心 すべて昔のままさ恋の遊びの中で 僕は...
  • 恋人捜し

    恋人捜し

    晴れたある日 街の中を口笛吹いて 歩いたら何気なしに 追い越していった女の子が 眼についたどうせ恋を するとしたらあんな娘があんな娘が いいんだけどなァ道のあとを つけていたらいつの間にか 陽が暮れた雨降る午後 暇つぶしに珈琲飲みに 入ったら隅の椅子で 本を読んでる女の子が 眼についたどうせ恋を するとしたらあんな娘が...
  • 恋人時代

    恋人時代

    今でも時々は 想い出すかい愛したあの頃 恋人時代君と二人ボートに 乗ったよあれは春の終り頃 想い出がつらいよ都会はひとりでは さびしいところむなしく季節が 流れてゆくよ遠くのあの街で 忘れたろうか素敵な愛の日 恋人時代君と二人揃いの シャツ着て夏の街で遊んだよ 懐かしいあの頃都会はひとりでは さびしいところむなしく季節...
  • 恋人なんかすてちまえ

    恋人なんかすてちまえ

    グッド・グッド・フィーリンググッド・グッド・フィーリンググッド・グッド・フィーリンググッド・グッド・フィーリングうちあけたのさ ささやいたんだあなたのこと 好きとところがもう 逃げられたのさ恋人なんか すてちまえグッド・グッド・フィーリンググッド・グッド・フィーリンググッド・グッド・フィーリンググッド・グッド・フィーリ...
  • さらば恋人

    さらば恋人

    さよならと 書いた手紙テーブルの上に 置いたよあなたの眠る顔みて黙って外へ飛びだしたいつも幸せすぎたのに気づかない 二人だった冷たい風にふかれて夜明けの町を 一人行く悪いのは 僕のほうさ君じゃないゆれてる 汽車の窓から小さく家が 見えたとき思わず胸にさけんだ必ず帰って来るよといつも幸せすぎたのに気づかない 二人だったふ...
  • 誰でも愛を求めてる

    誰でも愛を求めてる

    君だけが さみしいわけじゃない誰だって ひとりはつらいのさあてのない 手紙はもうやめて人ごみを 歩いてみることさ誰でも 愛を求めているこころの 底から求める誰でも 愛を求めているやさしく ふれあうその日をみんな 待ってるたそがれが いけないわけじゃないふたをした こころが悪いのさしあわせが ほしいと思うならそのせまい ...
  • ともだちの朝

    ともだちの朝

    恋人に そむかれて生きる力を なくしてなきながら あてもなく雨にうたれて あるいた走る車をめがけさよならと つぶやきいっぽ ふみだす足にひとすじの光が それはおまえ呼びとめた おまえ死なないで もう一度生きる勇気を さがして若い日の つまずきは誰も 一度は 覚えが口にするのも つらい悲しみを 心に人は それでも 生きる...
  • 僕の可愛い人

    僕の可愛い人

    この胸にいる あのひとは誰ぼくの可愛いひと忘れはしない信じやすく 涙もろく鼻のそばかすを 気にしてたひとそれがいいのさ ぼくの人生君と歩きたい心にきめた何もない今 見つめてるだけぼくの可愛いひとそよ風みたいせまい部屋を 君のためにつくり変えては ひとりで眠るだけどいつかは ぼくの人生君としあわせになれるときめた...
  • 若い旅人

    若い旅人

    あの雲を追いかけて 旅に出かけたいな走る汽車 ゆれる船 すべてが夢を運ぶ勇気があれば出かけよう勇気があれば出かけよう 君をつれて遠くへ朝の駅にベルが鳴るよカバンひとつ夢はふたつ 急ごう遅れるふたりならば気楽さふたりならば気楽さ 長い旅のはじまりさいはての港町 そこで汽車をすてて燈台の見える丘 君をつれて行きたい今日まで...
  • おもいでの長崎

    おもいでの長崎

    かくれて貴方 愛するよりもいっそ別れた ほうがいい ほうがいい女ごころを ひきずりながら泣いてたたずむ 石だたみ 石だたみ港が見える 丘に立ち恋の未練を 責めるけど旅路のはての 長崎は旅路のはての 長崎は女の好きな 夢の街貴方のために この身を引いてそれで我慢が できるなら できるなら私のこころ 見つめるように石のマリ...
  • 何があなたをそうさせた

    何があなたをそうさせた

    あなたと私の 心は一つ解けない 紐だと信じてた 恋なのに無理にほどいて 捨てて行くのね何があなたを そうさせたこんな私の どこが悪いのおしえてほしい答を出すのは 朝まで待って夜明けになったら さよならが言えるからさめたコーヒー みつめたままで心がわりを 待っている他人行儀の 言葉ならべて私を見ないであなたと暮らした 二...
  • 何も死ぬことはないだろうに

    何も死ぬことはないだろうに

    汚れてしまった おもいでにきれいな雪が 降りかかるあなたは悔やみは しませんかこうしてふたり 死ぬことを雪が降る 雪が降る涙こおらせ 雪が降る後できっとみんなは こう云うだろう何も死ぬことはないだろうにふたりで送った あの手紙今頃そっと とどくだろうはじめてあなたに 抱(いだ)かれて眠れる今は しあわせよ雪が降る 雪が...