筒美京平
「127」美しきチャレンジャー
ドームにとどろくピンの音私は投げる 力いっぱいもえる夢をかけて私は勝つの 私に勝つのひとすじのレーンを走るボールはひとつ 戦いつづけて振りむけば ひとりよ夕陽かがやく 窓の空私は祈る 力いっぱいあの人をめざして私は勝つの 私に勝つのしあわせは 道のかなたにボールは重く 苦しみをこえて歩くのは ひとりよ涙ふいては どこま...雨の赤坂
小雨にしずむ 赤坂をあなたとふたり 歩いたねすねて泣いてた かわいいうそがわかれ話の はじめとは赤坂 赤坂 ぼくはかなしいひとつの傘で 坂道をいくどもふたり 歩いたね消えてしまった 幸せだからすぎた思い出 さがすのさ赤坂 赤坂 今夜はひとりあなたと逢った 赤坂でうしろ姿の 愛をみたさよならしたら もう二度とは足音さえも...草原の輝き
あなたのおうちは緑にぬれた草原の草原のはるかかなた風が走るあさあなたのほほにひとしずく美しい愛のめざめたった一度だけあなたとめぐり逢いつらい恋の思い出を抱いてぼくは通り過ぎて行くたった一度だけあなたとめぐり逢いつらい恋の思い出を抱いてぼくは通り過ぎて行くあなたのおうちは涙でぬれた草原の草原のはるかかなた草原の草原のはる...蝶のマドリガル(恋唄)
壁の絵を 冬景色から少女の横顔に 変えてみましたそうすれば 凍(こご)えたこころすこしは暖まる そんな気がしてどうしたら どうしたら見えるのでしょうあなたの こころの中がこのままでは ぼく細いピンで とめられた白い悲しい 蝶々です乱れて もがいて 苦しんであの青空へ 飛べません春はそこまで 来てるのにブラウスを 縞もよ...