岡千秋
「1197」みちゆき川 ~浮き舟~
水に泣かされ 浮き舟はやるせなさそに ゆられてゆれてあなた 教えて 行く先を命かけても 堕ちるばかりの みちゆきにかいがあるやら ないのやら岸に背を向け 浮き舟は川になじんで 灯かりをともす捨てた昔は 忘れろよ思い出すなと そっと抱かれた この胸に隠す涙のひとしずく舟は この世の 果てまでも命二つを 重ねて乗せてあなた...テネシーワルツを聴きながら
秋の風が 枯れ葉をどこかへ 連れてゆく日暮れの酒場でバーボンのグラスを 揺らしてる恋の儚さ 愛のもろさがよみがえるまだ私を 迷わせる あなたテネシーワルツを 聴きながら思い出と 踊ってるテネシーワルツを 聴きながらただ愛おしく 口ずさむ 私愛を失くす 淋しさ誰にも わからない移ろう気持ちが永遠の愛だと 信じてた恋のとき...