岡千秋
「1197」玄海情話~無法松の一生より~
月も片割れ 玄海灘(げんかいなだ)の潮の辛(から)さが 瞼(まぶた)に 瞼(まぶた)に沁みる口が裂けても 言うてはならぬ小倉木綿(こくらもめん)の 腹掛(はらが)けの奥にたたんで 縫いこんだ…身のほど知らずの この慕情(おもい)(台詞)わしゃ 夢はすかん…。目がさめると、楽しかこと、嬉かこと、みんな、のうなるけん、寂し...こころの宇宙
人はどこから来て どこへ帰るのですかそして…なんのため 生きるのですか哀しみの雨に たとえ打たれてもなぜあなたは 輝くのですかなぜそんなに 凛々しいのですかこころの宇宙(そら)の 果てなき旅路海があり 山があり 愛がある生命見つめてると 希望溢れてきます愛が…信じれる あなたの愛が苦しみの風に ひとり立ち向かいなぜ私を...父娘(おやこ)さかずき
この春 良縁調(ととの)って嫁ぐというのに なんで泣くこれまで一度も父さんのお酒のお相手出来なくてご免なさいね 赦してね今日は注がせて 貰いますそうか 本当か うれしいね交わす涙の 父娘(おやこ)さかずき(セリフ)よかった、よかった今日の酒はほんまにうまいわ。そんなに美味しかったらお父ちゃん泣かんといて。これから独りで...