秋元康
「3249」片想いFinally
君はこんなに近いのに僕は遠くを眺めてる視線の端でさりげなく君の存在を気にしてた春の陽射しのカフェテリア偶然 同じテーブルでハートが固まったように言葉を交わせなかった僕だった好きなんだ君が好きなんだ初めて会った瞬間(とき)から記憶の中の誰よりはっとして強く惹かれた好きなんだ君が好きなんだ今までずっと隠してた今日こそは立ち...今日までのこと、これからのこと
今日までのことこれからのこといろいろあるけれど一本の線を心に引いて考えてみよう電車の窓に流れる景色草木が萌えているどんなに長い冬も必ず 過ぎて行くよつり革握り足を踏ん張り自分を支えても突然揺れた拍子にどこか不安になるんだ僕は何を信じてるのか?何を守ろうとしてるのか?とっても大事なものがわからない今日までのことこれからの...はにかみロリーポップ
はにかみロリーポップあなたを思い浮かべると恥ずかしいくらい笑顔になっちゃうのはにかみロリーポップ私のハートを 舐めたらどんなキャンディーよりとびっきり甘いはずよはにかみロリーポップはにかみロリーポップスクールバスって何(なん)か 不思議ね普通にいるような男の子までカッコいいよね初めは錯覚かもって思ったいつもの私の勘違い...寡黙な月
あなたにちょっと遅れて ついて行くいつだってこんな感じで近くにいさせて隣を並んで歩けなくても構わない時々は振り向いて見てね女の子の扱い方が全く わかっていない人どうしてそんなに早足で歩くのかな商店街 人混みの中で見失いそうになったけど曲がり角のタバコ屋の前で待ってくれてた愛を語り続ける太陽は翳(かげ)った時に不安になる...週末のサーファーガール
潮風に誘われ 海岸通りをさがした防波堤の向こう もう夏色のフォトグラフわりとめだたない ここがお気に入り二人だけの秘密なのよ 小さな渚週末は いつでも サーファーガールあなたがコーチ週末は おしゃれな サーファーガール二人の波を 追いかけて砂浜にあがった 黄昏時が好きなの髪のしずく光る その横顔はフォトグラフ何も言わな...変わったかたちの石
いつだっただろう?生まれた街の川で変わったかたちの石を拾った僕の部屋の出窓の下ずっと 置いたままで…「何なの、これ?」いつも聞かれたよ「意味はない」と答えていたけど僕たちは知らずに流されて丸くなって行くんだ尖ってたあの頃を忘れない目印だよ負けそうになるとこの石を手に取ったいびつでいいよと力をくれた他人(ひと)と同じ生き...カムジャタン慕情
雨なのかそれとも気のせい?風の中頬に触れたもの恋の街夜の明洞(ミョンドン)は誰も誰かを思ってるここに来ればあなた 会えるよなそんな甘い夢を見ているの海を越えて私 やって来た馬鹿な女あきれちゃうわあなたと汗をかきたいの愛は真っ赤なカムジャタン切なくて空を見上げてた雪になれなぜだか願った一人きり歩く南大門(ナムデムン)過ぎ...やりたがり屋さん
突然のキスはアイヤイヤイヤされるままにアイヤイヤイヤ抱き寄せるその腕にしがみついた降り出した雨にアイヤイヤイヤ打たれながらアイヤイヤイヤ Uh~頑張り過ぎのやりたがり屋さん私の方なんか見てなかったのにどういう風の吹き回し?私 遊ばれているのかなもしも そうだって嘘で構わない今はどこの誰よりあなたの近くにいるもう一度 キ...カシャーサで自白する
街のネオンがまるでリオのカーニバルだね情熱の炎があちこちに揺れるたった一夜(ひとよ)でいいの甘い夢を見させて脈を打つハートサンバのリズムそんな運命 待っていた古いバーで今夜は あなた酔わせましょうカシャーサで乾杯火の酒をどうぞ恋をしたくなるわ見つめ合ううちに…カシャーサで乾杯ため息は言葉知り合ったばかりでもカシャーサで...口説きながら麻布十番 duet with みのもんた
他人(ひと)の目が何となく気になるのね構わないおまえと腕を組んでも…でも誰か 知り合いに会いそうな気がするさりげなく無視しよう恋は成り行き次第2人 惹かれ合うままに本能と本能が脈を打つ下心恋は成り行き次第今は溺れてしまおうどこへ行く?どこへ行く?口説きながら麻布十番おじさんをからかっているんだろう?本気かも試してみれば...微睡み
心の奥の蛇口からポタッと落ちる過去の雫そう あなたが締めたはずの栓が緩すぎるね真夜中のベッドで目を閉じてると気になって来る忘れかけた愛がほら すぐ近くから聞こえるよ胸の奥にずっと響き続ける甘く切ないMemories今すぐ立ってキッチンまで…そんな気にはなれないようにまだ あなたの夢見ながら一人 微睡みたい暖かな毛布を抜...Still
突然 君は泣いた「こんな世の中なら生きる価値はない」電話の向こう側で悲しみが何度も寄せては返すだけ「なぜに 真冬の海にいるんだ?」僕はバイク飛ばした時を巻き戻して君を守りたいよあの日の愛しさが心を責めるのさ時を巻き戻して何も変わらぬままずぶ濡れのその身体をこの腕で抱いてあげたい「いつもの防波堤までホントに来てくれるなん...ジェシカはドアをノックしない
古いエレベーター 切れそうな蛍光灯長い廊下の先 いつも来ていたあの部屋小さな嘘 埃のように心に積もるから息苦しいジェラシーなんて キレイにしたいだけジェシカはドアをノックしないあなたは誰と一緒なの?テレビの音とか笑い声が中から聞こえて来るジェシカはドアをノックしない夢から覚めたくないだけもしも奇跡が起こっても何も言わず...半分こ
ずっと あなたが好きだったってことを彼にはちゃんと伝えたよホント よかった私がお役に立てて…親友のためだもん電話切って胸の奥がもやもやした私だって隠してたけど昔から彼が好きなのよ恋を半分に分けられたら左半分はあなたで右半分は私彼を半分に分けられたら誰も泣かなくて済むのにね…なんて馬鹿なことを…どんな感じで彼が答えたかっ...クリスマスキャロルの頃には
クリスマスキャロルが流れる頃には君と僕の答えも きっと 出ているだろうクリスマスキャロルが流れる頃には誰を愛してるのか 今は見えなくてもこの手を 少し 伸ばせば 届いていたのに1mm 何か 足りない 愛のすれ違いお互いをわかりすぎていて心がよそ見できないのさクリスマスキャロルが聞こえる頃まで出逢う前に戻って もっと 自...隣人は傷つかない
壁の向こうで戯(じゃ)れてる若い恋人たちの声コップのミルクを揺らして愛の時間誰もが求め合い信じるものは何?答えは無責任テレビのボリュームをMAX上げて耳を塞ぐ私は傷つかない今だけしあわせでも愛なんて身勝手で…私は傷つかない隣人でいる限りこっち側にいればSafety声を押し殺すように愛が凶器に変わってく怒号や泣き声の中で...ゼロサム太陽
夕暮れのスピードが昨日より速くなる帰る前に君に話しておきたい悩んでる眼差しに気づいてた僕だから胸の奥の影を照らしたかったもしも 好きな人できたならはっきりと言っていいよ今ゼロサム太陽どこかで陽が昇ればきっと どこかで同じ頃に 陽が沈むよゼロサム太陽君のハートはひとつさ誰かの愛が輝けば消えてもいい僕は…モノクロの街並が少...呼び捨てファンタジー
混雑したカフェテリアで仲間たちとランチしてた斜め前にあなたがいてハッピーな時間だったのに急に名前 呼ばれてショックだった名字に“さん”付けなんて…呼び捨てにして欲しいのつき合っているみたいにみんながいる前で馴れ馴れしくね呼び捨てにして欲しいの思わず言っちゃった感じでお願い 呼び捨てファンタジー知り合ってからもう半年2人...