秋元康
「3249」君とどれくらい会わずにいられるか?
君とどれくらい会わずにいられるか? そんな実験をしたしかもそれは 君には言わない 勝手なルール作ったんだ僕から連絡は絶対しない 心を鬼にしながら君が不安げに残すメッセージ辛かったけどもしこれ以上 会わずにいたら きっと世界は終わってしまうだから 星降る冬の夜に君の家に行くあの窓が 確か君の部屋だと聞いた灯りだそばの小石...愛をもらったこともあげたこともない
君に伝えなきゃいけないことだ僕は感情が欠落してるいろいろと本を読んでみたけれど経験ないからわからない愛をもらったことない愛をあげたこともないそういう生活なんて縁がなかったと思う愛って何だ?愛って何だ?君と会ってから 病気みたいだ胸が苦しくて ドキドキする一人でいるのが 一番楽なのにそうじゃないこともあるんだなそれは初め...雨とか涙とか
雨が上がった瞬間が好きなんだ空の悲しみ 全てを絞ったようで…雲の隙間に射してきた淡い光きっとここから僕の未来は始まる勇気を貰える時だから君を誘って 手すりがまだ濡れてるこの屋上で見せたかった晴れていくプロセス雨と涙は自分 見つめる時間何にもしなくていいんだよぼんやり雫を ただ眺めて耳をそばだてなさい道や木々の単調な雨音...君は何を後悔するのか?
なんて美しい 黄昏の海よ砂浜に佇む自分が辛くなる大人になれなくて 心が縮んでく頷いたことまで受け入れられないんだ目を合わさず生きて行く術(すべ)を手に入れてしまったズルさのせい素直になれば間に合うのかな君は何を後悔するのか?今来た道 何度も振り向いて思い悩み出した答えなぜ今でも引っ掛かるあの判断 あれでよかったのか誰も...君は0から1になれ
君は0から1になれ ここに存在しているなら何しても結果が出ない空回りそんな不運を嘆き悲しむより 全力で生きてみろよやがて輪郭が見えて来る それが君…言い掛けてから やっぱりいいやなんてさ悩んでる時の君の後出しジャンケン強引に聞く それが僕の役目かでも本当は その決心が怖いんだろう?やめた方がいい そんなアドバイスを聞き...最初の白夜
凍えた大地を見慣れない列車が過ぎて行くその屋根に乗せた雪が溶けるまでがタイムリミット僕たちの計画は 時刻表通りか?大人たちの監視から 必ず 君を救い出すつもりだ白夜を待つんだ希望のように太陽は沈まない新しい世界への空どんなに夜が来ても 夢を見ること諦めるなOh Midnight Sun それでも君と僕の願いだろう Oh...青春ポップコーン
このマシーン 止まらないポンポンポン弾けるコーン楽しけりゃいいんじゃね?青春ポップコーンYeah... Wow... Yeah... Fu Fu FuYeah... Wow... 壊れちゃっていこうぜどこかのネジが緩んだか?それとも自分の意思なのか?電源 切っちゃえば終わりなのに言うこと聞かないセブンティーン何を(何を...卒業-GRADUATION-
緑の木々のすき間から春の陽射しこぼれて少し眩しい並木道手を翳(かざ)して歩いたあの人と私は帰る時はいつでも遠回りしながらポプラを数えた4月になるとここへ来て卒業写真めくるのよあれほど誰かを愛せやしないと誕生日にサンテクジュペリふいに贈ってくれた一行おきに好きだよと青いペンで書いてたあの頃の二人は話しさえ出来ずにそばにい...隙間風よ
雲ひとつない青空なんて残酷じゃないか完璧なもの 見せつけられたら僕に逃げ場はない普通に幸せな日々何が不安なんだろう親とか教師には充分期待に応えたよ「でも 本当はそんなちゃんとできるような僕じゃないんだもっと僕らしく好きにやりたいどうすりゃ許して貰えるんだろう?」それならいっそ 警告なく夕立が降ればいい隙間風 胸の奥 ど...Don't cut in line!
コインランドリー順番待ちで横入りをされたごく普通の姉ちゃんは悪気ないんだろうスマホ 見ていたその間に…俺も並んでたんだよなんて 文句言うのもカッコ悪いし放っておこう世の中って 結局はこういうことさ運とかタイミング公平じゃないものだいちいち 腹立ててちゃ生きることに疲れるだけここは一歩引いてワン トゥー スリーDon't...僕たちの La vie en rose
君は全部 全部 僕のものもう誰にも絶対 渡さない目を離した隙にふらふら どこ行くの?お手上げさそう 何の警戒心もなく狼たちの群れに入ってたりして慌てて 手を引っ張ってこっちに連れて来たよ Oh yeah好奇心 旺盛だからさあっちこっちに行って 遊んでるし浮気性に見られてるのはみんな知ってるそんなの関係ないってほっといた...マモリビト
そこに凛と聳え立つ一本の木が見えるか?風が木洩れ陽を揺らしてるあの頃から憧れてた 意思を持って生きること激しい嵐に打たれても 大地に根を張って…先人はこの場所を祀(まつ)って 私たちを待っていてくれた名もなき者 その夢はここから始まるとても重いその責任を 今 この腕の中に受け取った美しいその歴史と 傷だらけのその日々も...