• 松井五郎

    「1493」
  • 棘

    ちょっと逢えないとつらいよ 心がギュッとしたいのに冷たいよ 体が愛は不思議さうらはらのくりかえしイタイ…イタイ…イタイ…あなたの瞳(め)が痛い好きになるほどその瞳(め)が痛いあゝあゝ抜けない棘のようだちゃんと言いたいよほんとさ すべてをずっと傷ついて苦しいよ すべてが愛は迷路さときめきの行き止まりイタイ…イタイ…イタイ...
  • また人生を知りました

    また人生を知りました

    傷ひとつないよに見えて痛いとこもある涙だって散々流し陰で 拭いてきた馬鹿もしただろ無茶もしたんだそりゃ罰当たりでしょまちがいだと気づいても我慢が効かなくてだけど ぶつかりあって許しあいまた人生を 知りましたほら 慰めあって寄り添えば心には まだ どうにかなる道があるものささみしさの捨て場所ばかりいつも探してた別れたって...
  • 夕やけのバラッド

    夕やけのバラッド

    思うより長い旅をしてきたな帰るには遠い思い出ばかりだ憧れた街もいつか住みなれて好きだった歌も聴かなくなったないま あの人はどこでどんな空を 見ているのだろうさよならをひとり夕やけに捨てよう涙が渇く頃日も昇るなら元気かと滲む古いハガキには懐かしい海の匂いがしてるよ新しい暮らし人を変えてゆく故郷の花の季節も忘れていま あの...
  • Yellow Lily

    Yellow Lily

    無理を言えば 聞いてくれるたぶんそこに 甘えていた笑いながら嘘もつけるそんなところ気づいてないふれていても手にはできないものがあるあゝ幸せは怖いさみしさより怖い咲いた花ほど見とれてしまう抱きしめていてもじきに枯れるのに肌を合わせ 眠る夜も時はどうせ こぼれていく夢はずるい 覚めるまでは夢だなんて 思わせない好きでいても...
  • 永い一日

    永い一日

    海鳴りに渡した手紙が君のところへ届かなくてもはじめて二人旅した場所が荒れ地になってしまったとしてもいつかキスを交わした道の桜がもう花を咲かせないとしても月明かりに君と覚えた歌を僕だけが忘れてしまったとしても変わらない 変われない変わりたい この心が 君を抱きしめる見つめあい 求めあい許しあい まだ心は心になれるんだろう...
  • プレゼント

    プレゼント

    朝日が 静かに 君の手にふれる見上げた瞳に 空が生まれるここにある なにげない一日はいま僕から君へのプレゼント悲しいことも そっと抱いてごらんそれは優しさに いつか変わるんだこの世界には 愛があふれてる幸せを願う その声に応えてひろがる 夜には 星たちが集う誰かの気持ちを風が伝えるはじめての 詩のような 輝きがいま君か...
  • まわり道

    まわり道

    歩いてみなければそれでいいかわからないたぶんまちがうことも少なくないのです見えないものばかり人は絶えず追いかけるなにを手にしてもすぐ足りない気がしてここにいることもただ不思議なことまだ遠い また違うそんなくりかえしでもいつも思いますまわり道が 一番近い失くしてみたときにそれがなにかわかるもの答え合わせのたびに悔やんでば...
  • 忘れない

    忘れない

    枯葉の舟が河に揺れてたこの窓からみえた季節訪ねて昔と同じ部屋の片隅ひとりきりで眠るため時間(とき)の流れに気づかないまま抱きよせてくれた夜とじこめたぬくもり忘れない あなたのこと忘れない 心までは…素顔にかえる鏡を閉じて泣かなくてもいられそうな黄昏古い住所(アドレス)だした絵葉書戻る頃はここにいない思い出さえもなくしか...
  • みんな迷子

    みんな迷子

    風が密かに囁くあなたがどんな人か純粋なんて大人に使う言葉じゃない恋はわずかでひろがる真水に落ちたインク濁りだすまで誰もそれと気づかないもし心に従えば心は応えてくれるの?ねぇみんな迷子 迷子好きになる前に決めておく事ばかりだって愛と名付けたらきっと引き返せない もう気持ち半分隠してぼんやり月を見てたさみしいだけで近づく距...
  • それが愛ならOK

    それが愛ならOK

    Door の間違いに 気づいているなら鍵を掛けたって ひとりじゃないならどんな諍(いさか)いも空しいだけなら時のどこかで 光が射すならWhy not baby Why notまるい空に ひとつだけの存在道なき道 Run Run Run Run と 走ってこうかなにも怖くない 涙もいい たまにはいい 心には Luckyレ...
  • HERE WITH ME

    HERE WITH ME

    窓辺に射し込む そう 淡い moonlight渇かない 涙も 見ていたほんとうは そばにいてくれたその瞳に 気づいてた冷たい雨音 もう 忘れようかまちがいを選んだ 若さも愛なんて 確かめなくてもあるとわかるものよNow Here we are それがすべていつも心にあなたがいた you are the only one...
  • 悲しみにさよなら

    悲しみにさよなら

    泣かないでひとりで ほほえんでみつめてあなたのそばにいるから夢にまで涙があふれるくらい恋は こわれやすくて抱きしめる 腕のつよさでさえなぜかゆれる心を とめられないでも 泣かないでひとりで ほほえんでみつめてあなたのそばにいるから唇をかさねて たしかめるのに夢の続き捜すのうつむいて ひとつの夜にいることもきっとあなたは...
  • いつも

    いつも

    日暮れの坂 あかね雲 薄れゆく 影法師まだ小さな てのひらは 母を探してたあれからいくつの空 季節は過ぎましたかいまでもふりかえる道に あなたがいますいつもいつも いつもそばで守ってくれましたいつもいつも 心だけは変わらないまま いつも下弦の月 流れ星 うたた寝の 子守歌夢はそっと その声に あゝ包まれてた離れている街...
  • こころに灯す火があれば

    こころに灯す火があれば

    黄昏がさみしくてもどこかで夜は明けている希望には果てなどないそこには道が続くだけ涙は 誰かを 愛せるからあふれてくるものきっと明日は きっと来るあなたと灯す火があればどんな時でも ひとりじゃないこころに灯す火があれば傷ついてうつむく目に優しく花は咲いているどこまでも流れる雲かならず風は吹いていた孤独は 誰かと 結びあえ...
  • どうしてますか

    どうしてますか

    どうしてますか幸せですかあれからの日々時ばかり 流れてく覚えてますかまだ見えますかあの頃の空気がつくと 涙からあふれてるどこにもやれないさみしさばかり心の継ぎ目をまた辿るだって幸せはあなたがくれた そのまましまう場所など ないからいっそ思い出が消えてしまえば いいのに優しい笑顔もまだ きっと 悲しい傷ついただけ傷つけた...
  • 泣き上手

    泣き上手

    たぶん絆(ほだ)されたのはあんたの弱いとこついててやらなくちゃ風に吹かれそうでなのにふらりふらり帰ってきやしない暖簾の向こうで底なし迷子泣くのは上手さ泣くのは平気さどうせ泣きながら生まれてきたんだし先に惚れていたのはあんたの方だもの甲斐性がないことを責めて悪いもんかだけどのらりくらりはぐらかされながらいつでも幸せ尻切れ...
  • Wash Your Hands

    Wash Your Hands

    はじめまし手よろしくし手よくまわし手おいのりし手おまじない手(で)にぎりしめ手Let's wash your handswash your handsすりすりWashのびのびWashごしごしWashにぎにぎWashねじねじWashくるくるWashLet's wash your handswash your handsは...
  • To me

    To me

    なにも言わないでいまだけは唇をあずけてそばにいてほしいこのままで大事なひとになるからあなたの心あなたのすべてつたえてほしいTo meいつも逢いたくて泣かせてたさみしい夜は忘れてあなたがいればあなたのためにいられるようにいつまでもかわらない愛を消えない愛を教えてほしいTo meなにも言わないでこのままでひとつの夢に眠ろう...
  • 涙のあとにあなたがいれば

    涙のあとにあなたがいれば

    涙のあとにあなたがいればそこにまだ続く 次の道が見えるいまならわかる いまだからわかる抱きしめていたいのは あなたさみしいのは たぶんそう 心がただあるから離れている距離は幸せを試す声でわかることがほんとにたくさんあるのね見えないものほど近くて優しい涙のあとにあなたがいればどんな日々だって きっと向かい合えるいまならわ...
  • 千年花火

    千年花火

    渚を埋める待ち人の影浴衣に滲んだ陽が沈む弓なり月の明かりかすめて潤んだ瞳に花が散る芙蓉(ふよう) 向日葵(ひまわり)に鬼灯の朱(ほうずきのあか)二度と戻れない夏の忘れられない 空でした寄せては返す波の数だけ夢を見てただ心 知りました恋は半分さみしいものとあの夏の海鳴りにただ知りました下駄の鼻緒が ふと切れるよに秋から冬...