岡千秋
「1197」ふたりの旅栞(たびしおり)
しあわせが見えますか…汽車の窓から わたしのそばで秋深い信濃路で もうひとつ人生をあなたが選べば わたしもついてゆくふたりの…旅栞(たびしおり)淋しくはないですか…古い友だち 遠くになるわ初雪の信濃路は 寒いけど綺麗でしょうあなたの心に わたしも寄り添ってふたりの…旅栞(たびしおり)振りむきはしませんか…今度生まれて ...浪花恋しぐれ
芸のためなら 女房も泣かすそれがどうした 文句があるか雨の横丁 法善寺浪花しぐれか 寄席囃子今日も呼んでる 今日も呼んでるど阿呆春団治「そりゃ、わいはアホや。酒もあおるし、女も泣かす。せやかて、それもこれもみんな芸のためや。今にみてみい! わいは日本一になったるんや。日本一やで。わかってるやろ、お浜。なんや、そのしんき...~吉良の仁吉の妻~お菊残照
照るも曇るも 生きるも死ぬも女いのちは 連(つ)れ合(あ)い次第(しだい)吉良(きら)の仁吉(にきち)は 侠(おとこ)の中の男らしさに しんそこ惚れて契(ちぎ)りかわした 夫婦雛(めめおとびな)(浪曲)義理と人情を 秤(はかり)にかけて義理が重たい しがらみにお菊哀しや はぐれ鳥世帯かまえて 三月と十日夢もつかの間 街...