• 筒美京平

    「1384」
  • 燃える手

    燃える手

    別れはいずれ来るものと知っていたけど 今はいやなのあまりに 突然すぎるからあまりに 私がかわいそうせめて1時間 わずか15分ロウソクの炎にかざした私の手が 手が燃えてるあいだ だけでいいいたむ私の そばにいてたえる私の そばにいてたとえ苦しみ多くとも燃えるこの手は 生きているのかなえて さいごのお願いをかなえて ...
  • TENCAを取ろう! -内田の野望-

    TENCAを取ろう! -内田の野望-

    ガッツポーズを 決めようじゃないイチかバチかの 毎日だものこれからちょっと 盛り上がろう仲間誘って当たり前じゃん アタシも女涙なんかも ポロリと見せるキツメのジョーク かわしてみてウソ ウソ ウソ ポーズです絶好調 このまま気ままに生きていたい多分 絶対どうにかなるさLucky Lucky世の中甘いよヨ・ロ・シ・ク天下...
  • 泣いてないってば

    泣いてないってば

    「東京…行くことにしたの…あのね…私…」ごめんね ずっと 好きなのにサヨナラ 留守番電話に残した尻切れの伝言2人の今より 近くに夢見て生まれたこの街 出て行く わがままを許して…夜の汽車って なぜか旅人に 誰かを思い出させて 眠らせないの泣いてないってば…1人が淋しい時には あなたの匂いがするシャツ くるまって 後悔を...
  • 人魚

    人魚

    アカシアの雨にうたれて 泣いてた春風の中で月が登るまでその笑顔をしぐさをいとしくて本気で思った 抱いて抱いて抱いて見つめあう時は 高波のようにそばにいるだけで 自分を忘れたその激しさ その声 その胸が消えてしまった 抱いて抱いて抱いてつめたい夜は 子供のようにふるえて眠る 奇跡を待って涙が枯れるその前に 星を見上げるす...
  • 赤いハイヒール

    赤いハイヒール

    ねえ友達なら聞いて下さるねえ友達なら聞いて下さる淋しがりやの うちあけ話東京駅についたその日は私おさげの少女だったの胸ポケットにふくらむ夢で私買ったの赤いハイヒールそばかすお嬢さん 故郷(ふるさと)なまりがそれから君を無口にしたねアラン・ドロンとぼくを比べて陽気に笑う君が好きだよマニキュアの指 タイプライターひとつ打つ...
  • 雨だれ

    雨だれ

    ひとり雨だれは淋しすぎてあなた呼びだしたりしてみたのふたりに傘がひとつ冬の街をはしゃぐ風のように寒くはないかと気づかうあなたのさりげない仕草に気持がときめく淋しがりやどうし肩よせあってつたえあうのよ弾む恋の芽ばえ何故かあなたに甘えたくなってそっと腕を組んだ街角よふたりの影はひとついつか愛に優しく包まれて見つめる瞳にふれ...
  • 九月の雨

    九月の雨

    車のワイパー透かして見てた都会にうず巻くイリュミネーションくちびる噛みしめタクシーの中であなたの住所をポツリと告げたSeptember rain rain 九月の雨は冷たくてSeptember rain rain 想い出にさえ沁みている愛はこんなに辛いものなら私ひとりで生きていけないSeptember rain 九月の...
  • 最後の一葉

    最後の一葉

    この手紙着いたらすぐにお見舞いに来てくださいねもう三日あなたを待って窓ぎわの花も枯れたわ街中を秋のクレヨンが足ばやに染めあげてますハロー・グッバイ 悲しみ青春別れた方があなたにとって倖せでしょう わがままですか木枯しが庭の枯れ葉を運び去る白い冬ですおでこへとそっと手をあてて熱いねとあなたは言った三冊の熱い日記が三年の恋...
  • しあわせ未満

    しあわせ未満

    20才まえ ぼくに逢わなきゃ君だって違った人生白い夏 裸足の君に声かけて名前きかなきゃ良かったよついている奴 いない奴男はいつも2(ふた)通りはにかみやさん ぼくの心のあばら屋に住む君が哀しいしあわせ未満 しあわせ未満あー君は連いて来るんだねあどけない君の背中が部屋代のノックに怯える水仕事 指にしもやけアパートも見つか...
  • 夕焼け

    夕焼け

    あなたに逢えた まぶしい夏が目に浮かぶ夕焼け陽に灼けた やさしい顔が「元気だせ」って叱ってくれる泣いてはいけませんか 一人であなたがとっても好きだから青い波 はしゃいだ手にもう一度ふれたいの真夏が過ぎた海辺の駅で別れたの あなたと結んでた指も離れて汽車は秋へと走り出したの泣き虫 そうよ私 あれから逢いたい逢えないあなた...
  • 恋愛遊戯

    恋愛遊戯

    見つめあう瞳があれば言葉などいらないんですパステルの陽射しの部屋で気持ちだけ傾いてゆくのです愛してるってささやかないで言ったそばから嘘になりそうだってあなたは恋愛遊戯ねっ いけないわ走るあなたと止まる私の透き間へと風が吹きますひとくちのローゼのワインに曖昧に微笑むんです熱帯樹 揺れる白壁もう少しじらしてもいいかしら頑固...
  • グラマラス

    グラマラス

    ウワサされるほどの 女はロクじゃない友達は 言うけれどそれであきらめるのシャク とにかくボディは磨こうグラマラス ちょっとなりたくもありグラマラス これでいい気もしてるあたしはあたしだし これでしょスタイルがいいとか 料理が得意とか女の子 点取りレース胸が重いと肩こる その点あたしはよかったグラマラス 高いヒールをはく...
  • 恋するマテリアル

    恋するマテリアル

    いい奴だけ なんだか損している優しさに つけこまれているまったく男の気持ちは読めない向こうもこっちが読めてない SOなんか 変だ両方でNAZO 迷ってる雑誌では 年中特集だけどNAO 分からないずっとずっと 底は深いズルイ奴が けっこう遊んでいる誰にだって 優しくやっているハッキリしろよはどこまでハッキリしていいものか...
  • SAY HELLO!

    SAY HELLO!

    さよならなんてコトバは Bye Bye Bye逢えなくなる それだけじゃないね自由に飛べばいいよって あなた笑いながら 私の背中おしたのあなたがくれた手紙 読み返してみた ひとりで懐かしい文字が 胸に痛くってオレンジに染まる空が揺れる自分の夢ばっかり追ってて 見えなかった大きな優しさ今やっと ここに届いたよ私の夢 あな...
  • 泣かないぞェ

    泣かないぞェ

    やんなっちゃうよもう 雨がふってるこんな日は パリッとカリアゲ決めてアイツなんか忘れて 一人でゆこうわかっていたけど 天気予報もウソつきゆびきりは 社交辞令世の中すべてみんな 全部ウソツキ昨日の電話で私もちょっとだけ素直になれば よかったな…泣かないぞ(でも本当は)泣かないぞェ(こんなことで)いつもの事だと ぐぅーと言...
  • 渚のうわさ

    渚のうわさ

    あなたのいない渚は とっても淋しくてこらえきれずに 涙がこぼれるあなたのいない渚で 名前を呼んでみた誰れか教えて あなたのうわさ忘れない素敵な恋 どんなに強く抱かれてもいつわりの 愛はさみしいあなたのいない渚は 青い星屑だけが貝殻てらして 濡れていたあなたのいない砂山 汐風だけなのにわたしの心は なぜかせつないあなたの...
  • なんで なんで ナンデ?

    なんで なんで ナンデ?

    Ah 忘れてる もっと笑ってた忙しさが増えすぎて楽しさが足りないねSo 現実 よく分かってる時間は アッという間に通りすぎていくなんでなんでなんで もっともっと私 ホントかっこいい人生を駆け抜けたいまよう気持ちは あるけれどそれが人の道なのとあせらずに 行きましょ遠く見つめて ふっと気がつく好きな人のことさえちょっと忘...
  • 花とみつばち

    花とみつばち

    どうでもいいけど 帰るのいるの夜明けだよ まぶしいのは裸の胸さどうでもいいけど そばへおいでよ今夜までおぼえておこう 紅いくちびる君と僕のふたりがおぼえたての蜜の味ウォウォ 指をかたくからませ背中に くちづけ僕たちふたりは 春咲く花とみつばちさ肩の上に とまっていたいどうでもいいけど 涙が出てるわからない 幸せなら笑っ...
  • 莫大な空

    莫大な空

    仕事で今日も徹夜 クマができそう友達からの誘い キャンセルした仕事はつらい 一人はつらい 休みは寝てる海が見たくなり 海を訪ねても海はなにひとつ 助けてくれないけれど空は 頭の上にいる いつも電車の中で眠り 気づいたことママより車掌の方が そっと起こす今夜は遅い 明日は早い ため息でちゃういいこと落ちてる わけでもない...
  • Rock'n' Roll Far East

    Rock'n' Roll Far East

    メンフィス生まれの パパの自慢はジルバにチークダンス ツイストが得意ちょっと腰振れば 娘が騒いだものママと恋におち この国住んでとてもHappy でもねダンスはごぶさたOH GOD! 仕事 仕事でタンスに皮ジャン泣いているパパの血を引いて あたしもRock'n'Roll土曜の夜はずっと コンビニのパーキングムーンライト...