筒美京平
「1384」蝶のマドリガル(恋唄)
壁の絵を 冬景色から少女の横顔に 変えてみましたそうすれば 凍(こご)えたこころすこしは暖まる そんな気がしてどうしたら どうしたら見えるのでしょうあなたの こころの中がこのままでは ぼく細いピンで とめられた白い悲しい 蝶々です乱れて もがいて 苦しんであの青空へ 飛べません春はそこまで 来てるのにブラウスを 縞もよ...ナイヨ・ナイヨ・ナイト
めいわくなんだよ そういう感じ手のとどく恋なら眠っていた方がましさめくるめく花の香に誘われて 街へ出ればウインクを投げかける女たち心の中までシースルシースル映画館のかんばん 春風にとばされそうポスターのあの女優 唇の形なやましいよ春の夜はナイヨ・ナイヨ・ナイト意味もなく 訳もなく心がさわぐ いやがる人抱いて抱いて頭の中...花のように鳥のように
髪の毛小指で ああたわむれほほえむしぐさが ああすてきサなぜかそっと思い出してさみしい朝にはそばにいてほしいよその時 ゆるしてふるえる肩先 ああ いとしいみつめる目と目が ああ まぶしい花のように 鳥のようにやさしく愛しあおう型式や夢では ああないのサ心がもとめて ああいたのサ今になってそれに気づきくちびるかんでいるよ...それはちょっと I'm Afraid Not
欲しいものを全部言いなよ 時計や靴だとか光る真珠の首飾りも みんな買ってあげるよってのが僕の 今の心 嘘じゃないけどでも僕をじっと見たってダメだよ 結婚してってそれはちょっと決定だねってイヤだよ 一緒に住んでやめときなってきっと僕は死ぬまでずっとワガママだから夜空を流れてゆく星の下で2人過ごそうバレンタインもクリスマス...